ECだけは弱い。でも委託販売できない。そして、店舗もない。~行商、はじめます~
↑は、日本諸国テキスタイル物産店のコンセプト文です。
「今までとは違ったプレゼンテーション」とは何かといいますと、オンライン販売とオフライン販売、半々でやっていくということです。
基本的にはECでの販売がメインですが、年に1~1.5回のペースで場所を借りてリアルイベント(行商)をやっていく予定です。
今日まで7年ほど衣類のブランドを運営してきましたが、販売コストを抑えられるというECのメリットを享受しつつも、写真や言葉で伝えきれないものをどう見せ、伝えていけるかを悩み考え続けた7年でもありました。
未だに「正解」は見つけることが出来ていませんが、結局は売り手と買い手がものを介して直接対峙することに尽きるんじゃないかという「最適解」は出せました。
とはいえ、7年経っても事業規模はたいして変わらず小規模なまま。
人を雇うなんてことはまだまだ出来そうにありませんし、実店舗販売というスタイルは私の性分にもライフスタイルにも合わないと常々感じています。
そこで考えたのが、ECと行商の両立でした。
私が営むブランド SAGYOやみんふもECがメインですが、パートナー店舗にて期間限定のPOP UPを年に20回程度開催しています。
POP UPは、商品を送って販売をお願いする商いのカタチで、売上の数十%を販売委託料としてお支払いしています。
ただ、これが出来るのは、(利益率を調整できる)自分たちで商品を作っている人・メーカーのみ。
仕入れ商売では取り分自体が少ないので、取り分の中から販売委託料を出すことが難しいのです。
だから、販売委託する「POP UP」ではなく、自分で売り歩く「行商」なのです。
行商は、売上に比例する(いわゆる「売上の○%」みたいな)支払いではなく、定額(1日○円)の場所代を払って自分で売る手法です。
場所代以上の売上を作るプレッシャーはありますが、そのラインを超えればあとは自分の売上になります。
ネカティブな理由からうまれたアイディアではありましたが、これからの時代に意外とフィットする手法なんじゃないかとも感じています。
まぁ今は感じているだけなので、2回3回と開催していくうちに確信に変わっていけばいいなと。
そんな行商の第2回が、広島・島根・岡山の3県で今週末から三週に渡り行われます。
今回は、広島の伝統工芸布「備後絣」をピックアップし、”台所から衣類を構築する”というコンセプトをお持ちのブランド「osode」に、備後絣を使った衣類をオーダーしました。
<備後絣織元・森田さんへのインタビュー>
<Osodeデザイナー位部さんへのインタビュー>
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日本諸国テキスタイル物産店Vol.2
備後絣×Osode
会場① ウシオチョコラトル
日時: 2022年3月5日(土)~7日(月)
開催時間:9時~17時
住所:広島県尾道市向島町立花2200
立花自然活用村管理センター内
会場② BIOTOUP ROOM
日時: 2022年3月12日(土)~14日(月)
開催時間:11時半~18時
住所:島根県松江市天神町17-1 BIOTOUP 2B
会場③ アルバンモー
日時: 2022年3月18日(金)~20日(日)
開催時間:11時半~17時
住所:岡山県瀬戸内市邑久町福元355
会場④ もめん畑
日時: 2022年3月5日(土)~20日(日)
開催時間:9時半~18時
住所:岡山県玉野市築港 1-11-20
<同時開催>山形県食糧展
iinya foodの保存食色々
十三時の山葡萄コーディアル
オーロラコーヒーの珈琲豆
※珈琲豆は松江会場から販売
※もめん畑では開催致しません
ここでしか見ることの出来ない化学反応を是非体感しに来てください!
(岩崎恵子/民ノ布編集室)