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コロナウィルスの騒動は政府が大きくしている

一番驚いているのは新年度予算にコロナウィルス対策予算がついていないことだ。

つけていないにもかかわらず、休校の間に何かあれば政府が見るのが当たり前で、くだらないことを言うなと麻生氏がおっしゃる。まさにミゾユウな事態だ。

コロナウィルスについては少し前に、東京医師会から以下の発表があった。

新型コロナウイルス感染症の感染力、重症度、診断、治療について
① 感染力はインフルエンザと同程度かそれより弱いと言われています
② 重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想されます(例年のインフルエンザでも
高齢者や免疫力の低下した方など重症化し死亡する場合が一定数みられます)
③ 簡易的な診断方法が現時点ではありません
④ 治療薬はありません(インフルエンザに対するタミフル®のような抗ウイルス薬はまだありません)
⑤ 感染しても多くの方は症状が出ないか、少し長めの呼吸器症状で完治すると予想されます
⑥ 肺炎になった患者さんへの治療法は、他の肺炎治療と大きくは変わりません
(超重症例では、多様な治療が試みられています)
⑦ 予防方法も上記の『標準的な感染症予防策』で十分と言われています

https://www.tokyo.med.or.jp/16698
新型コロナウィルスに関する都民の皆様へのお願い

しかし、豪華客船内感染の隔離作戦失敗によるウイルス培養と拡散や、全国一律の休校の「要請」、電車内での素人作成より下手なロボット音声による時間差通勤の「厚生労働省からのお願い」など、何から何まで、現状悪化や無駄に不安を煽る対策ばかりで、一気に日本中がパニック状態になってしまった。

パニックというのは怖い。

怪獣映画のように必ずしも、ワーワーキャーキャー言うとは限らない。人々は黙々とマスクを買いあさり、トイレットペーパーを買い占め、殻にこもっていく。

実は休校の「要請」を受けて職場と在宅ワークを含む勤務形態の話をした。わたしのアルバイト先はそういう相談ができる、信頼関係を築ける職場だからいいけれど、世の中にはパートやアルバイトの分際で非常事態における給与補償や在宅ワークの仕組みづくりを要求するなんて、かなりハードルが高いだろう。

下手したら「わがままを言うやつ」と言われて上司に疎まれたり、最悪「不満があるなら来なくていい」と言われてしまったり、これから来るかもしれないウイルス恐慌の際に、リストラ対象の筆頭に挙げられてしまうかもしれない。

実際そうされるかはともかく、その可能性を思うと言えない。「ハードルが高い」を噛み砕くとそういうことだ。

そしてその不安を、記者が麻生氏に質問すれば「くだらない質問」と、名言を避ける。

安倍首相も「何かあれば政府の責任において」といったそうだが、それと同じ言葉は百万回聞いたが、何かで責任を取ったところは、一度も見たことがない。

本当に、だめな、血の通わない、政権だ。 #安倍やめろ  のTwitterデモが止まらない。

注目は、共産党の提言だ。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2020-02-27/2020022703_01_0.html
新型コロナ肺炎対策
日本共産党の対策本部長 小池書記局長に聞く

何でも反対などと揶揄される場合も多いが、わたしはそうは見ていないし、主観ではなく調べたことがない方は調べてみれば良いと思うが、かなりの数の提言はこれまでもあった。

だが今回は命の問題だ。率直に言ってコロナウィルスそのものより、政府の愚策によって私たちの暮らしが破壊される寸前だ。

是非この提言を多くの人と共有して、メールでもFAXでも電話でも、TwitterでもFacebookでもなんでもいいので「ここは実現してほしい」の声をみんなで政府に届けたらいいと思う。

同時に、市民連合にも参加している中野晃一さんの、大切な指摘を共有したい。

https://twitter.com/knakano1970/status/1233397796759207936?s=09

自分も含めて、真っ先に働く親の悲鳴や怒りが出たけど、子どもや若者たちにとって、ズル休みや夏休みみたいな話ではなく、実態は人権侵害だからもっと酷い。

学習機会を剥奪するだけでなく、遊びに行くな、つるむな、家にいろって。冤罪の自宅軟禁と変わらない。遊びたい盛りの子や反抗期の若者だよ。

不登校のうちの子たちでさえ、名残惜しさに胸かきむしる思いを味わっている。いや、一度は学ぶ機会を剥奪された経験があって、痛みを知っているからこそ、政府によって大切な義務教育最後の3週間を奪われたことに怒っている。

子どもたちからは学びと友人との時間、そして移動の自由や内心の自由を剥奪し、親たちの勤労の機会をも脅かしている。

マスクやトイレットペーパーは、目に見えるが、わたしたちはもっと大きな大切なものを、政府から奪われているということを、はっきりと書いておきたい。

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峰里えり
自分の経験をもとに思いのまま書いていきたいと思います。 現在「人工股関節全置換手術を受けました」(無料)と 「ハーフムーン」(詩集・有料・全51編1000円)を書いています。リハビリ中につき体調がすぐれないときは無理しないでいこうと思います。