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日米コロナ対策の違い

私は今、日本語補習校の先生としてカリフォルニアで仕事をしています。

この夏、ここでの生活に精神的に限界を感じ、、、

「これは大好きな人たちに会ってリフレッシュせねば」と

コロナ渦ではありますが、自分の心の状態を優先して日本に一時帰国をしました。

コロナだし上手く行って帰って来れるのかな?と思っていましたが、

日本とアメリカ(カリフォルニア)のコロナ対策の差にはとても驚きました。

往復ともに、某日本大手の航空会社を使いましたが、機内はソーシャルディスタンスの心配なんてする必要ないほどガラガラで

行きも帰りも一人1列を使え、ほぼみんな横になって眠っていました。

搭乗後に、まず日本入国時に記入が必要な書類を数枚渡されました。

着陸直前にはグループ番号のついたカードを渡されて、番号が呼ばれたら降りていいとのこと。

一番最初のグループが降りていき、次は自分のグループだとそわそわと待っていましたが、、、

一向に呼ばれない。

え?まだ? まだ????

と思いながら1時間半がすぎました。。。

やっと呼ばれたと思い手荷物受け取りのゲートまで行くと、

ゲート手前にズラッと並べられたパイプ椅子。

そこに、疲れ切った表情で座る他の乗客たち。

そこでおよそ2時間ほど待たされ、やっと次の場所に案内されました。

記入した書類を渡し、保健所からの電話を受け取る番号を登録し、

そのままPCR検査へ。

痛すぎて半泣きになりながら次の案内を待ちました笑

お迎えが来ていたのですが、

「お迎え本当に来てますか?どこに来てますか?出口まで係員が一緒に行くのでそこに来てもらってください」

と少し強めのトーンで迎えの有無を再三確認され、係員さんに見守られながら(?)預け荷物を受け取り税関をくぐりやっとロビーに出ました。

お迎えの人とと会ったら係員さんとバイバイかと思いきや、

「お車までご一緒します」

と言われ、少しびっくり。

「これ全員にやってるんですか?」

「今はそうですね。迎えが来てると嘘をついて電車に乗っていく人が多かったので」

そう言って、私たちが乗る車のナンバーと行き先をメモして空港に戻っていった係員のお兄さん。

着陸後から空港を出て車に乗れるまで、3時間半ほどかかりました、、

もしかしたらもっと時間がかかった人たちもいるかもしれませんが、

3時間でもだいぶぐったり・・・

そこから弟の家で2週間の隔離を経て、会いたくて会いたくて仕方がなかった人たちに会い、

日本の食べ物の美味しさに感動し、全然明けてくれない梅雨と、久々に感じる湿気のすごさに少しイライラしながらも

贅沢すぎるほどの約1ヶ月を過ごしてきました。

カリフォルニアに戻ってまた踏ん張れるかな・・と少しの不安を抱えながら迎えた(アメリカへの)帰国。

帰国前にカリフォルニアの友人からは、

「トランプが新規就労ビザの発行ストップしたし、自分のビザで問題なく入れるかチェックした方がいいかもよ」

「まあでも担当する人間によって対応違うしな」
(本当人によって全然違うんです笑)

「ていうか今日本からの入国者の隔離ってないらしいよ」

と、入国に関する情報を噂レベルではありますが色々教えてもらい

更に不安不安不安不安

(もう何が起こるか予測不能なので、万が一アメリカに入国できなかった時用に、仕事道具は全部スーツケースに詰めて日本に持ってきていました。笑)

まあなんとかなるっしょ!入れなかったらまた日本にか〜えろ!

と思いながら飛行機に乗りました。

機内で渡されたのはいつも通りの税関申告書のみ。

え?これだけ?と思いつつ記入。

着陸直前は、日本着陸時と同じように一人一人、降りる時のグループ番号が書かれたカードを渡されました。

こっからが長いぞ〜〜〜と思いながら待っていると、あっさりすぐに番号が呼ばれ拍子抜け。

え、早くない?お迎え遅めに頼んだんだけど?と思いつつ、PCR検査にビビりながら入国審査へ。

いつもなら平気で2時間ならぶ入国審査のラインがびっくりするほどスイスイ進む。

ビザ大丈夫かな・・入れるかな・・と心配していましたが

大きな問題はなく無事に通してもらえました。

(やはりトランプ大統領の新しい政策の影響でまた少し厳しくなっているらしく、だいぶいつも以上に細かい質問をされましたが・・・)

そこから、いつ!?いつPCR!?と様子を伺いながら、難なく荷物ゲット。

そのまま税関のラインに並び、

え?ここ通り抜けたらもうロビーだけど?検査は??

と思いつつ言われた通りに進んで行き、気づいたらもうロビーに出てました。笑

えー!?!?検査ないのー!?!?!?

と、内心ホッとしながらも、拍子抜けしながらも、

「いや大丈夫なんか、検査しなくて。」とツッコミ。

こんなんだからカリフォルニアの感染者アホみたいに増えてるのでは?

むしろ集団免疫獲得目指してるんじゃない?と友達と半分笑って話しながら

無事お迎えの車に乗りました。

通常着陸後から到着ロビーに出るまでに最短でも2時間かかるLAXなのに

このコロナ渦の中、ものの15分で外に出れました。

こんなにも対策のやり方が違うのか・・・と

相当PCR検査をビビっていた私は本当に本当に拍子抜けでした。笑

この違いは一体何なんでしょう。

しかも面白いことに、

「症状が出てないうちは人に移しちゃうこともないらしいから、症状ないんだったら外に出てもいいらしいよ」

と言う人もいれば

「症状ないんだったら10日間自主隔離すればいいんだって」

と言う人もいて。

前者については、

「それどーゆーことよ笑」と、控え目に言ってもアメリカ人の楽観さに驚きました。

自主隔離してねという指示は特にありませんでしたが、

まあ行くところもないし、仕事もオンラインだから家だし、外に出るタイミングもないよねって感じで

10日間自主自粛もちゃんとしました。

通常なら経験できないガラガラの飛行機でのゆったり旅や、

長らく待たされた成田での待ち時間も

逆にLAXでは信じられないほどのスピードでロビーに出れたのも

ある意味面白い貴重な体験だったなと思います。


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