探究型の学びで得られる副産物
あまりこういうタイトルがいいとは思いませんが、
一つの考え方によって得られるものが多いことは、
どこかで実感していた方がいいことだと思うので、
ストレートにこんなタイトルにしてみました。
探究型の学び自体は、これまで述べてきたように、
どんな場面でも適用することができます。
教科の学び、総合学習での学び、個人の興味関心ごと、
これまでの話を思い出せば、学びを超えて、部活動でも、
校外に目を向ければ習い事でも取り組むことができます。
おうちに帰れば、家事だってそうです。
ビジネスに目を向ければ、企業活動ですら探究型の学び。
少しでも抽象化して考えることができれば、
こうしてありとあらゆるところで、
探究型のアプローチを活用することができるようになる。
つまり、生きる力として養うことで、家族全員が成長し、
女性の社会進出、男性の家事への貢献、
両親や地域での子どもたちへの後押し、
結果として、子どもたちが活躍し、社会が活性化する。
本当にこのことは、世の中に伝わってほしいことだと思っています。
で、子どもたちに目を向ければ、探究型のアプローチをして、
自分の興味関心、部活動、習い事などにおいて、
自分の好きなように夢中になって走り続けること、
それを周囲の大人が理解し、認めることができれば、
そこで子どもたちはぐんぐん成長することができる。
その成長を、自分自身でふりかえることによって実感できれば、
興味関心をトリガとして、さらに成長を横展開できる。
総合学習などによって、社会とつながる学び、
社会課題の解決を探究的に取り組むことができれば、
社会への興味関心が高まり、自分が何をしたいかが
少しずつ見えてくるはず。
そうすると、もっとこんなことがやってみたい。
そのために、成長したい。教科の学びも頑張りたい。
結果的に、同じ学びの時間を経ても、自身の意欲が高い方が、
学習の効果が高まり、一気に成長ができる。
こんな風に考えられるのではないでしょうか。
同じ学びの時間に対して、内発的動機づけが高まっている方が、
圧倒的に成長するスピードが変わることをイメージしながら、
子どもたちと、探究型の学びの時間を楽しんでほしいと願っています。