常に自分に問いかけてみること
探究型のアプローチから派生することで、
最近様々な人からの話を聞きながら強く感じることを伝えます。
自分のこれまでの経験をもとに、自分の軸を持って、
それを大切にすること自体はとても大切なことです。
私自身も、そういった軸を持つことが大切だと理解し、
それに努めています。
自分の軸がぶれないことで、思考や行動に一貫性が保たれ、
生きる上でも自身の判断において大切なものとなるからです。
一方で…
自分の考え方に固執してしまうということと表裏一体かな、
とも考えています。
つまり、自分の軸が大切だということを、
他者の意見や考えや価値観が違っていても、
自分の考えが大切だから、他者のそれは「関係ない」となっては、
ちょっとそれは違う…ということです。
このニュアンス、きっと想像つきますよね。
自分のことばっかりで、話聞いてもらえてないなー、という人。
自分の軸があり、他者にも軸があり、そのことをしっかりと理解し、
その上で、相手の軸を聞いて、自分の軸と照らし合わせて(考察し)、
自分の軸をブラッシュアップさせていくという感覚…
これが、自分が持っている理想のイメージです。
相手を認め、受け入れ、そのうえで自分との違いに対しての、
自分が大切にしているものをどうとらえるかを吟味する。
これ、探究のアプローチととても親和性が高いと思っています。
自分の経験から得られている理解に対して、新たな考えを前にして、
自分の理解は正しいか?これでいいのか?
と自分に問いかけているイメージです。
これ自体は思考になりますが、それが表に表出するときは、
その人の「謙虚さ」につながるのではないでしょうか。
謙虚な姿勢であることを感じるのは、
表面的でなく、相手を素直に受け入れるイメージですよね。
ただ表面的に受け入れている人の様子って、接するとわかりますよね。
そうではなく、自分の在り方に対して、そこに固執して
他者を受け入れないのではなく、吸収していく様子。
自分自身に、常に、これでいいのか?
当たり前だと思っているけど、どうなんだ?と問いをなげかける。
「ダブルループ学習」と捉えていいと思います。
思考が、自分の在り方を変え、習慣化されると、
その人の性格と言うか、特徴になるという一例でした。
私も、謙虚でありたいものです★