レガシー初めて半年も経たないプレイヤーがPC静岡のEternal Weekend Legacyに参加するとどうなるのか??
何か周りを見てたらみんな行くみたいなのでノリで参加してみた。
という感じで人生初レガシー大規模大会へ参加することになった。いや、人生初レガシーどころか、大型のMTG大会に参加すること自体人生初である。これまで自分は統率者のカジュアル帯を軽脚で遊んでいた程度で、構築戦の大会そのものの経験は今年の5月まで皆無であった。
厳密にはFNMモダンに1回だけ、高校生の頃に高校選手権というものに出たことがある程度である。こんなイベント覚えている奴は完全におじ。
プレメモでの友人の誘いを受け、流れでMINT渋谷勢と一緒にPC静岡に参戦することと相成った。当然我以外の参加者は大型大会に何度も参加しているどころか大規模大会での入賞経験やデッキリスト掲載経験なども沢山ある方ばかりである。本当に自分のようなニュービーが参加して大丈夫なのかマジで気が気ではない。自分はといえばレガシーの推奨日や晴れTCの20時からの大会に出たり、Enndal Gamesの争奪戦なるものに複数出たことがある程度で、6回戦以上の戦いなど経験がない。この時は晴れる屋に限ればデッキレシピ掲載など1度もない。
こんな無いない尽くしの自分であるが、上手くなったら出ようなんていっているといつまで経っても上達しないので今しかないよなと思い参戦を決意した。ホテル手配や計画を作ってくれたラスタルさんには頭が上がらない。本当に感謝である。
さてこれから前日までの流れも含めどうなったかを語っていこう。
1・前日まで
土曜日は午前9時から試合開始というトンチキなスケジュールだったので前日入りすることに。人間が朝の7時に起きれるか(RIZIMK並感)!!
試合のある週はラスタルさんやおしゃクソとともに晴れの20時からの大会に出て最終調整。好調な二人を尻目に自分はかなり負け越していた。
その他、平日できるだけ大会に出て調整したが青黒テンポと青黒リアニにぼっこぼこにされる日々。あ、エルドラージやスニークショーにもボコられてます。本当になぜセファブレにしようと思ったのか。まあこのデッキが好きだからなんだが。
色々な調整を経て、以下の通りのデッキリストとなった。
https://melee.gg/Decklist/View/442078
まず3テフェリーは、コントロール戦には強いが、青黒系やエルドラージ、赤プリや各種高速コンボなど、上位メタゲームにはほとんど役に立たないので解雇。空いた枠に記憶への旅や、虹色の終焉を詰め込み、トップメタや苦手とするテンポ系に強く出つつ、置物にメインから対処しつつ、墓地対を躱せる構築にした。サイドは色んなデッキを見れるように静寂とかも入れつつ、エルドラージや誘発絶対許さないマンと化したため記憶への放逐を3投した。他にも細かい調整個所はあるが大きなところはこんなところである。
金曜は有休を取り、サウナで精神をリセットして、夕方ごろに静岡入り。ちなみに行ったサウナは品川サウナです。
※冷冷交代浴ができるだけでなくサウナの質もグンバツ。しかも安い!!
静岡で晴れる屋のストレージを漁りつつ、MINT渋谷勢の方と合流し、カラオケボックスでフリプ。アイデアの詰まった謎の続唱館底種バーンというデッキと対戦させていただき、明日ローグと当たっても大丈夫なくらい新たな経験を積んだ。その後ラスタルさんとデスタクの名人と合流し、その館底種バーンの調整に付き合うことで緊張はほぐれてきた。
その調整も終わり、駅前の食堂で食事+軽く飲むことで、気持ちを上げていくことができた。これは一人ではできないことなのでご一緒させていただいて本当に良かったと思う。
※安い、早い、ボリューム満点でしかも結構美味いのでまた行きたい
東横インという格安なのにサービスがバツ牛ンのところでスリーブを入れ替えて明日に備えて眠る。こんなに充実してるのに2泊で1人1万ちょいとかマジ??朝食もついてくるとか最高かよ。東横インのファンになります。
2.当日 Asia Eternal Weekend Legacy
ついにその日はやってきた。大型大会初出場のその時である。朝起きた後朝食でエネルギーをチャージし、タクシーで会場に向かった。会場では既に入場が開始されており、物販なども始まっていた。始まる前に福生勢やカウントダウンわっきーさんなどプレメモで知り合った人たちとも話せてリラックスした。以下、セファブレを握ってどういう結果になったのかの結果を書いていく。
1戦目:ジェスカイコントロール ✖✖
いきなり想定していないコントロール。こちらもコントロールとして動くことはできるが除去やカウンターの枚数などは向こうの方が上である。テフェリーは不在なので何とかコンボを決めるしかない・・・と意気込むもあらゆる除去とカウンターが飛んできてこちらのゲームを全くさせてもらえず、息切れしたところに進めエオル!が飛んできてゲームセット。2ゲームとも完全に向こうのペースに持っていかれた。まあ今日は全負けも覚悟してきたのである意味予想内ではある。これが大きな大会の洗礼である。
2戦目:ジェスカイバイアル 〇〇
またコントロールか・・・。と思いきやバイアルから3色の多種多様なクリーチャーが出てビートしてくるデッキ。ウィルなども入っていたからクロックパーミッションみたいなもんだろうか。
1戦目危なげなくコンボが決まり、2戦目はサイドから除去を増やして盤面を捌き、途中ナドゥの援護もあってコンボで〆。ちょっと調子が出てきていた。困ったらナドゥだ!
3戦目:青黒リアニ 〇✖〇
さてマッチアップ的には苦手ながらも何度も対戦してきたアーキタイプ。1戦目は隙を見てコンボをぶち込んだが、2戦目は蛙が定着した後にアルコンなどもリアニされてテンポでアド差をつけられ必殺技を叩きこまれるという王道の負けパターン。3戦目は蛙をとにかく定着させないよう除去を浴びせつつ、ナドゥでハンドを稼いでいく。途中アルコンが着地するもハンドは少なく、好機とみてセラピーをハンドからキャストして前方確認してコンボを叩きこんで勝利。練習した成果を出せた試合だった。
4戦目:黒単コントロール ✖〇✖
これは調子が出てきたかと思ったところにまた想定外の相手。1戦目は小悪疫でリソースを削られたところにカーンが着地して土地が滅びて死。2戦目はこちらが逆にコンボを叩きこんで勝利するものの、3戦目は除去とハンデスでこちらのさせたいことをさせてもらえず、墓地対策もきちんとおかれ、カーンが着地して土地を滅ぼされて負け。トップ解決ワンチャンフェイズはあったがそんなうまくはいかないのであった。
5戦目:4色ローム ✖✖
3敗したら商品は無いのでここが正念場だが、また変則的なコントロールに当たってしまう。1戦目は不毛をロームとともに連打され土地が壊滅して死。2戦目はトリマリして何もできず死。おそらく本日最悪の何もできなかった試合。こういう時のために基本地形多めに取りたいんだけどねー。
6戦目:忍者 ✖✖
もう何も無いのでここからは肩の力を抜いてやろう!ってなった矢先に苦手な相手の一つ、青黒テンポ系の忍者。「アイェェェェェ!忍者ナンデ!?」1戦目はクリーチャーをさばくも途中から蛙が定着して何もできず死亡。2戦目はオークの弓使いから忍術が通ってしまいアド差をつけられて何にもできず。途中ナドゥを通そうとしたがウィル2枚が飛んできてなんもできんかった。
7戦目:フードチェイン 〇✖〇
怒涛の4連敗だが最後までやるんだ!!という気持ちで臨んだ1戦。1試合目はモダンのボロスエネルギーをレガシー用にチューンしたのか?と思っていたが危なげなくコンボを叩きこんで勝利。2戦目は相手のクリーチャーを掃除しつつ、コンボパーツを揃えようと思った矢先に食物連鎖が置かれる。あっこれ統率者戦でも見たここからコンボ始まる奴やん!!ってなったが通ってしまい時既に時間切れ。緑が置かれた時何か怪しいと思ったらそういうことだったのかとなり、追放領域から唱えられるグリフィンが出てきて前のターンに置いてあった不安定な護符からの無限ダメージが飛んできて没。3戦目は正体がわかったところでナドゥを着地させてハンドをもりもりにしてコンボを叩きつけて勝ち。コンボで殺されたならコンボで殺し返さねば無作法というもの・・・。
8戦目:スニークショー ✖〇〇
1戦目はペタル古の墳墓ときて、ああこれはショーテルですねえと思ったらカウンター合戦に負けショーテルが通りエムラを出されてGG。2戦目はカウンターを増やし、スニークも入ってくると見越して針を置いて対応。途中コンボをぶち込んで取り返す。3戦目はお互いぐだった展開になり、途中ナドゥがハンドアドを稼ぐ。途中ショーテルからアトラクサが出てきて終わったかと思いきやカウンターが加えられていないことにきづく。これはワンチャンと思い、コンボで山札を空にした後、お手手から神託者を出して勝利。普段の渋谷晴れでのスニークショーとのマッチアップの経験が活きた。
9戦目:ANT ✖〇〇
最初お相手また4色コントロールか?と思うようなゆったりとした動き。途中バッドランドが置かれ、黒・・?何だろうと思ったら「思考囲い。ストーム1」という宣言。ANTだーーーーーーーーーーーーー!騙された!と思ったがカウンターを引っこ抜かれ、そこからコンボを決められ爆散。2戦目はこっちもコンボだオラァ!と決めに行くも最後タッサの信託者に記憶への放逐を複製されて勝ち手段を封じられてしまう。終わった・・・と思ったがここで思考がフル回転して帰ってきた自分のターン開始時に記憶への旅で手甲とナドゥを戻し、相手のライフを詰めにいく作戦に出る。手甲2枚を付けた幻術師と信託者が襲い掛かる様はまさにエモだった。実はどんなに頑張ってもライフが1残ってしまい負け確だったが焦ったのか相手は途中むかつきでコンボルートに走る。ただライフが失われ続け、ついにはむかつき死を迎えて棚ぼたの勝利を得た。ここから3戦目、互いに手の内が分かった状態で一進一退の攻防が続くも途中ナドゥが着地し、相手の展開をオアリムの詠唱で妨げ、その後詠唱とセラピーで妨害手段を抜き取ってからコンボを叩きこんで勝ち。この日一番脳汁が出た展開だった。
10戦目:赤単ペインター ✖〇〇
ここで勝てば勝ち越しのところで、トップメタのデッキと当たる。1戦目はペインターと丸砥石のコンボを決められ死亡。実は記憶からの旅で生きれてたのに、置く土地を間違えたせいで死んだ。2戦目は逆にこちらがコンボを咎め、途中ガラクタを置かれるも、ナドゥがアドを稼ぎ、手札から神託者を叩きつけて勝ち。3戦目も途中ナドゥがリソースを稼ぎ十分なハンドと前方確認の末、コンボを叩きつけて勝ち。やっぱりナドゥはすげぇや。
結果:6勝4敗
初出場で完走しただけでなく、勝ち越したのは自分で自分をほめたいと思った。デッキ構築は反省点はあったものの、練習の成果はちゃんと出ていたと感じる。大きな大会に参加したことで感じたことも沢山あり、非常に実りのある大会であった。次は結果を残せるよう精進したい。
反省点は第一に経験の少なさである。晴れTCや渋谷には顔を出していたが、当たったことのないデッキタイプへの対策がわからず落とした試合やマッチが多く、今後はいろんな店の色んな大会に出て経験を積んでいきたい。
第二に、デッキ構築の詰め切れなさである。特にサイド後はナドゥが勝利をもたらしてくれたので、ナドゥは4積すべきだった。状況に応じて持ってこれる通り抜け2枚は確かに便利ではあるものの、高速環境においてはその持ってくる2マナ+そのクリーチャーのコストが重くのしかかった。もちろん役に立つ場面もあったが3ターン目に叩きつけるのは強いのでナドゥは素直に4積すべきである。また、目くらましは手札で腐ることも多く、コンボに寄せまくる以外の構築であれば抜くべきだった。後はコントロールなどを見たサイドが無いなど、サイドボードの練りこみも甘かった。
第三は、途中ミスをしただけでなくそもそも基本がまだ固まっていないというところがある。試合後のラスタルさんとの会話から、基本的なところがまだ備わっていない、そもそも知らないことを痛感している。ここはフリプ会などで教えてもらいたいなと思っている。
3.まとめ
色々あったが初めてのコンベンションは本当に参加して良かったと思うし楽しかった!当日の後の飲み会ではmint渋谷の人たちの面白エピソードや、大会中のネタなどで盛り上がって本当に至福の時間であった。
その後EDHをロビーでやって楽しめたのも良し!
2日目はレガシー1などに参加したが前日の奮戦が嘘のように1-2したwあとはショップを巡ったり、会場の知り合いと話したりしたが、他の人たちはモダンオープンやヴィンテージなどに出ていたので私も今後は2日目も楽しめるよう何か持っていこうと思う。やっぱり大人数での大会は楽しいしドラマも沢山ある。
その後はみんなでくじを引いたり、パック開封をしたり、夕飯を食べてから帰路についた。繰り返しになるが一人で参加せず、みんなで参加することができて本当に良かったと思う。
一人で参加すると、飲みなどの楽しみがない、というのもあるのだが、試合と試合の間は結構暇な時間がある。そういう時に知り合いと会話することで、気持ちが落ち着いたり、反省点に気づけたりする。
また、試合中は頭を使うので、空き時間での糖分及び水分補給は必須である。ラムネやチョコレートなどすぐエネルギーに変わるものは持っておいた方が良い。
そういうわけで私から大きな大会に参加を考えている人へのアドバイスとしては
・できるだけ仲間内で参加すること
・試合中の栄養補給を考慮すること
・早めに寝て疲労を持ち越さないこと
の3点である。特に寝不足は無限にミスるので本当にやめとけ(プレメモでの体験)
大きな大会でショッピングや統率者を楽しむのも良いが、構築戦はそれらでは得られない楽しみと充実感がある。この大会に出るのに早いも遅いもないので、少しでも興味があるなら躊躇わず出てほしい。
以上、レポっす。次はエタパとかかなあ。またコンベンションも参加したい。
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