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よく出るアイツを育ててみる(ムカデ編)
いつものように倉庫を整理しようと荷物をどかしたら猛スピードで逃げ去る長い身体、Gよりも圧倒的に大きな影…
そうです。
ムカデです!
と言っても廃倉庫なのでよく出るのですが、それにしても今回はでかい!
ここで見逃して後々出てきても面倒で危なそうなのでどうするか…
1.出会いと心変わり
大きなムカデは殺虫剤を浴びせるとかえって暴れて突っ込んくるらしいので、一時捕獲して、自由を奪ってから始末する作戦に。
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普通に捕まえた方が危なかったというのに捕獲してから気付きました。
急に出てきた毒虫に咄嗟の勢いで対処…こうやって毒虫にやられるパターンですね。
自分でやっておいて反省します。
とはいえ、こうまじまじと見たことないので見れば見るほど凄い見た目。
蚊取り線香の網を食い破ろうと必死になってます。
日本のムカデはでかくて毒がやばいとはよく聞くが、強そうな顎まで持ってるとは…もしかして昆虫の中で最強なのでは?
そんな最強な生物、飼育してもっと知りたい!!
2.飼育してみよう!
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丈夫そうなポリバッグに入れて帰宅しました。
鞄の中で大分暴れたのか、かなりヘタってる様子。
触覚も脚もしなしなです。
夜も遅いので、家の有り物で飼育ケースを作ります。
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マット代わりにキッチンペーパーを敷きました。
逃げそうなので、庭にあった大きめの飼育ケースを使用。
開放しても余り動かないです。
相当疲弊してそうで不安になります。
帰宅中に生態についてざっと調べた所、水をかなり飲むようなので、ペットボトルの蓋で水飲み場を作りました。
数時間目を離したら…
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凄い勢いで水を飲み始めました!喉乾いてたんですかね。
少し前とは姿変って、触覚と脚がピンとしています。
肉食で、小さい昆虫や生物の死肉などを食べるそうですが、それっぽい虫がいなかったのでとりあえず亀の餌で代用します。
3.種類と生態を調べる
ひとまず落ち着いたので、このムカデに関して手探りで調べます。
ムカデの種類は「トビズムカデ」。
大型になることから、「オオムカデ」とも呼ばれ、日本で見られるムカデの中では最もポピュラーな種類なようです。
小さいサイズは倉庫でよく見かけ、しつこい時は始末してたので、その生き残りか親なのか。
また、子育てをする虫としても有名なようで、母親は約60個程の卵を孵化するまでは飲まず食わずで守り、孵化してからも、独り立ち出来るまではずっと世話を続けるそうです。
そりゃ小さいの数匹始末したくらいでは減る以前の問題ですね汗
4.観察
早朝に確認すると亀の餌が無くなり、糞らしき物が。
まだ食べそうなので、庭にいたサシガメ(カメムシの仲間)を与えてみます。
すると…
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落とした瞬間に捕らえてガブリ!
前足数本を使って器用に食べています。
かなり機敏に反応するので、観察していて面白いですね!
5.マット清掃
飼育し始めて1週間。
よく動き餌もよく食べ、水も飲みと飼育が安定してきたと感じてきた頃。
マットも汚れてきたので交換をします。
尿?が多いのか、かなりの湿り具合。
大体週1かその前には掃除になりそう。
地面を土などに変えたらもう少し持ちそうですが、観察とメンテナンスのしやすさから、マットで飼育していきます。
このマット交換がムカデ飼育で一番大変なポイント!
少し油断すると、噛まれたり、脱走の可能性があるので、庭で交換をします。
逃げた庭でも普通に住み着きそうなので注意しないと…
手順としては、マットを敷いた新飼育ケースを用意→そこにムカデを投入→旧飼育ケースの清掃、という流れでいきます。
新しい飼育ケースを用意し…ムカデ投入!!
すかさず蓋を閉める!
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よほどびっくりしたのか、ケース内を全力で走り回り始めました!
ケースの角を使って立っています。
余裕で脱出出来ますね、もっと高さがある飼育ケースが理想そうです。
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勢い余って背中から倒れる様子も。
隠れ家を入れ忘れたので、落ち着いてから入れます。
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ペットショップで小動物用の隠れ家を買ったので導入。
1週間で一回りデカくなったような気がする…
元気になったってことですかね?
意外にも亀の餌もよく食べる!
1〜2粒を朝晩2回に分けて、与えています。
様々な餌で代用できそうです。
6.わかったこと
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よく見かけその度駆除していたムカデ。
特別好きでもなく、害虫ということでしか知りませんでしたが、その生態や特徴が少しわかった気がします!
以下素人考察
・めっちゃでかくなる。
・ストレスに弱い。
・水をかなり飲む。
(霧吹きでは厳しそう)
・水っぽい排泄が多く、すぐ汚れる。
・メスだったら子育ての様子が見れるかも。
(倉庫でよく見かける要因か?凄い増えそう)
・動物性の餌ならなんでも食べそうな勢い。
・身体を持ち上げて脱出しようとするので、大きいケースが必要。
・掃除が危険。
(毒虫は全てそうかも。)
全体を通して、飼育はしやすそうな感じでした!
給餌などの観察時に何かとよく動いてくれるので、観察してて楽しいです!
掃除の頻度は多めになりそうなので、もっと効率の良い変え方を模索したほうが良さそう。
捕獲時期は7月頭だったので、冬場はどう対応するかなど気になる所ですが、この流れでひとまずは行けそうなので、所々調べながらお世話していきたいと思います!