[就活生向け]つっぱり棒を日本に広めた 老舗ベンチャーの社長にインタビュー
はじめまして!この記事では就活に迷える我々学生が働きたいと思えるような会社を紹介します。記念すべき第一回目は将来の私たちにも影響のある「暮らし」にかかわる会社を見てみましょう。
その名も平安伸銅工業株式会社。
https://www.heianshindo.co.jp/
●社長紹介
とても年季を感じる社名ですがどのような人が社長なのでしょう?
□ その名も竹内香予子(たけうちかよこ)社長。
もとは社長ではなく新聞社で働いていました。2010年入社し2015年に三代目として会社を継ぎ、代々受け継がれる時代に合わせた豊かな暮らしを追求するお方です。
どんな仕事をしているのかお聞きすると、我々の思う社長室でドン!と構えるようなことはせず社員全員をサポートする縁の下の力持ちのような存在でいますと答えていただきました。
自分にできないことはできる人がするべきとのことで個人の能力が最大限に発揮できる環境だと思いました。
右から2番目:竹内社長
●事業内容
では具体的にどんな仕事をする会社なのでしょうか?
□ 皆さんもご存じ「つっぱり棒」を中心とした日用品を扱う仕事です。もとはアルミサッシを製造する会社でしたがオイルショック以降つっぱり棒へ転換。そこから日本中へつっぱり棒を広めたのがこの会社!
現在はつっぱり棒以外にも「LABRICO(ラブリコ)」という誰にでも安全に扱えてカンタンに利用できるパーツブランドを持っており、その使い方のサポートや啓蒙まで行っているのです。
https://www.heianshindo.co.jp/labrico/
他にも”アイデアと技術で「私らしい暮らし」を世界に”と掲げており、現代社会で求められる自分らしさの創造をサポートしてくれるのです。
一本の線(つっぱり棒)からオリジナルのDIYの実現を助ける「DRAW A LINE(ドローアライン)」というブランドを持っています。
https://www.heianshindo.co.jp/draw_a_line/
□ そこで私たちは質問しました!
学生
「新事業(ラブリコ)を立ち上げた際の経緯を教えてください。」
竹内社長
「商品にはライフサイクルがあり衰退していくものなので、突っ張り棒の業界はこれ以上伸びないと予測されました。私は
“世界が変わるには自分が変わるしかない”
と思っています。
そこで新しい売り上げの柱になるものを作ろうと思い立ち上げたものがラブリコです。今ある自分たちの強みを活かすにはという観点から家庭日用品のジャンルの商品が生み出されました。」
●社風
そして就活生の皆さんが一番気になるのが社内の雰囲気ですよね。
学生
「新たな人材を雇う上で最も重視していることは何ですか?」
竹内社長
「新卒社員を雇う上で重視するのは伸び代とカルチャーフィットです。
新卒の方に関してはスキル云々以前に、即戦力として期待して雇っているわけではありません。それよりもその人と価値観が合うかどうかという点や、素直さがあって吸収できる伸び代があるかという点に着目しています。
当社は個人売を競うというような企業形態ではなく、寧ろ競わずに協力するような形態です。
なので、“一人はみんなの為に、みんなは一つの目的のために”という社風に合うことが1番大切だと考えております。」
□ 社内の雰囲気を一言で表すとアットホーム。とても暖かみのある空間で仕事ができます。
そしてこの会社はプライベートの時間も大切にしておりメリハリをつけて働くことを意識しています。また様々なバックグラウンドを持つ人が集まりお互いが尊重し合う会社でもあると言えます。
↓社内の雰囲気
□ また女性社長ということで以下のようなこともお聞きしました。
学生
「最近社会での女性の活躍の増加についてどう思いますか?」
竹内社長
「最近では女性だけでなく外国人や障がいを持つ人などのマイノリティーが活躍できる体制がだんだんと整ってきていると思います。
その中でも女性というマイノリティーに対する体制は、昔は女性が家事と仕事の両立は難しいと言われていました。しかし今は共働きも当たり前になってきました。
ですが子供を持つ女性が仕事と家庭のバランスを保つのが難しいというのが現状です。私の世代が踏ん張って体制を整えたら10年後には男性が育休を取る事で女性への負担が減ると思います。」
●まとめ!
つっぱり棒という製品を日本に広め、製品を売ってきたのがこの会社です。現在は「私らしい暮らし」というキーワードで新たな暮らしの提案をする会社へと生まれ変わっています。
私らしい暮らしという言葉は竹内社長のお話の節々から感じることが出来、生まれや育ち、得意・不得意あわせて個性を大切にしている会社だと言えます。
平安伸銅工業株式会社はこれからもその時代に合ったビジネスができる会社であり続けるでしょう。