本「ついつい抱え込んでしまう人がもう無理! と思ったら読む本」
読んだ理由
医師からの注意。でも、どうすればいいのか
僕は、前職で仕事を頑張りすぎた過労とストレスによって、動悸や高血圧、偏頭痛に悩まされていました。内科医に相談して言われたことは、「君は何事にも真っ直ぐに取り組みすぎている。野球で言えば、投げられたボールに全部フルスイングで返しているんだよ」。そんなの自分が1番よく分かっている。でも、じゃあどうしたらいいのかが分からない。頑張りすぎないようにする解決策があると考え、この本を手に取りました。失敗や冷たい言葉に対して、極端に落ち込むのを改善したい
僕は冷たい言葉や、少し詰められることで、極端に落ち込んでしまうことがあります。しかも、言われた瞬間だけでなく、頭の中で堂々巡りをしてしまい、数日は落ち込んでしまいます。「なんであんな言い方をされるんだろう、、自分は価値のない人間なんだ、、」。自分で辛い状態を悪化させない方法を知りたくて、この本を手に取りました。助け舟の出し方が分からない
僕は自己解決してしまう癖があります。他の人に迷惑をかけたくないし、迷惑がかかるくらいなら、自分1人が受けたほうがいいと考えてしまうからです。しかし、抱えたストレスはいつか爆発し、無気力になってしまいます。心と身体にとって無気力は良くない状態なので、抜け出すためにこの本を取りました。
読んで気づいたこと
自分はこれで良い!十分!と思えないから、無限に頑張ってしまう。
僕が頑張りすぎる癖があるのは、成果を他人に認められようとしているからということが分かりました。だから、普段褒められないと、褒められたときの嬉しさが忘れられなくなり、褒められるまで、体を壊してでも頑張ってしまう癖があるのです。
しかし、歳を重ねると出来なかったことが出来るようになります。出来ている事が増えると、出来ていない所が目立ってしまう。みなさんもこんな経験がありませんか?頑張って作った企画書が、上司によってあっさり却下する。こちらの頑張りなんて分からないから、簡単にはっきりと物事を言われる。さらに僕は、子供の頃褒められて育った方ではないです。テストで80点とった。登山で山頂まで言った。すごいね。偉いねの一言が欲しかった。でも、その言葉がないからもっと上を目指さないとと考えてしまう。そりゃ、子供の頃って自分で自分を認めるなんて、分からないじゃないですか。「うん、自分はよく頑張ってる!持久走で最下位だったけど、最後まで走った!」なんて。むしろ「僕は最下位だ。走るのも運動するのも苦手なんだ。」。自分で自分の自己肯定感を高める方法を、子供の頃に実践できていたら、今は違うのかななんて考えたりします。
結果を奪われても、成果を出すために身に付けた能力は奪われない
前職では、僕のアイデアが他の社員に取られることとがありました。時間をかけて現実化して形にしたものを、あっさりと奪われるのはとても悔しくて、悲しい気持ちの日が続きました。僕はこの時、「社会人としての立ち振舞は、悪いことをしてでものし上がることなのかな。でも、それって正しいことなのかな」と悩みました。しかし、僕がアイデアを考えたり、想像を形にする力は奪われていなかったのです。そのことを、この本を読んで気付かされました。
堂々巡りの脱出方法は、「今ここ」に集中すること
僕は、怒られたり叱られると、自己反省の無限ループが始まってしまいます。「なんで自分はあんなことしたんだ。やらないほうがよかったじゃないか。ああ、自分はいないほうがいいんだ。」まで、いく時はいきます。価値を自分で低く認めることで、逆に安心しているのかもしれません。しかし、心へのストレスは大きくのしかかってきます。この本では、自己否定のループから抜け出す方法として、「今ここ」に集中する事が、書かれています。確かに、落ち込んでいる時外の空気をすったり、トイレにいったり、水を飲んでみると、少しばかりか自己否定が改善されています。人は2つのことを同時に考えられない。となにかの本で見ました。落ち込むことで体も悪くしてしまうなら、何かに集中することで、さっさと負のループから抜け出してしまったほうがいいです。
これから
「〜は出来ている」と心の中で唱える
私達は、出来ていることより、出来ていないことに意識が向きがちです。しかし、自分の出来ているところに目を向ければ、自分は確実に成長しているんだ!必要な存在なんだ!と思えます。だからこそ、「〜は出来ている」と心のなかで唱えることが、自分を守る良くする上で、大切なんだと考えます。今当たり前に出来ている受付業務は、大学生の時は出来ていなかったな。人の悩みを聞いて解決に向かう提案をするなんて、高校生の時出来なかったよな。時には極端に過去の自分と比較することで、自己肯定感を高めていきます。
毎日自分へ、Sランクのプレゼント
本を読んで、人の数だけ評価があるんじゃないかと、改めて考え始めました。相手は自分と違うので、思い通りの評価は得られない。それなのに、思い通りにならないことに腹が立ち、関係がこじれてしまう。それでは、お互いのためになりません。であれば、毎日自分にSランクをプレゼントしようと考えました。なぜなら、どれだけ頑張ったか・認められたいのかを知っている真の理解者は自分だからです。これからは紙に「よく頑張りました」と書いて読んだり、積極的に好きな食べ物を買って、自分で自分を褒めて甘やかしていきます。
辛い・しんどいときは、別なことに集中する
僕が1日の中でストレスを感じる時は、職場で働いている時です。接客業で働いているので、常にお客様に見られているからか、緊張して疲れます。かといって仕事中緊張しっぱなしでは、それはそれで疲れてしまうので、意識的に手を抜くことを実践してみます。特に、休憩時間が肝になってきそうです。
例えば、
水を飲む
休憩時間は外へ散歩しに行く
好きな音楽を爆音で聞く
これらのことであれば、すぐに実践できそうだと考えました。今日から実践していこうと思います。
感想
小さな我慢を減らす、避ける
とはいえ、突然元気がなくなることがあります。しかも、特に「~があったから」みたいな決定打がありません。しかし、よく思い出してみると、小さな我慢が積み重なって、山のようになった我慢が雪崩のように崩れると、一気に元気がなくなる自分の癖に気が付きました。解決する具体的な対処法はまだ思いつきません。でも、すぐに満たしてあげる、場から離れるみたいな対象法はできるのかなと思います。自分の気持ちに、真摯に向き合ってあげることも、心の健康を保つ上で必要なのかなと改めて感じました。