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本「鋼の自己肯定感」


こんにちは、今回ご紹介する本は、宮崎直子さんの本「鋼の自己肯定感」を読んで気づいたこと・感想を共有していきます。

  • 「いつもネガティブな自分が嫌だ」

  • 「マイナスな気持ちから卒業したい!」

このように思っている方は、この本の内容がとても胸に刺さると思います。
それではいきましょう。

気づいたこと

自己肯定感とは何なのでしょうか?自己肯定感が高い状態とは、何でしょうか?発表会でミスしても、落ち込まない力?では、ポジティブと何が違うのでしょうか?
この本を読んで僕自身で考えたことは、自己肯定感=今の自分で大丈夫、存在して良いんだよという感覚のことです。
人間であれば、誰でも間違うことがあります。「こんな結果になるなら、最初からやらなければよかったんだ」と思うのが、自己肯定感が低い状態。「成功に近づくための一歩だった」と思えるのが、自己肯定感が高い状態と考えます。
自己肯定感が低ければ、自分の可能性を狭めて、世界は自分の敵と考えがちです(「皆僕が間違う様子を見たいんだ!」)。でも、自己肯定感が高ければ、興味があることに挑戦し、成功も間違いも良い意味で必要だったことだと考えられます。どっちのほうが、心が楽に生きられるか、分かりますよね。
この今の自分で大丈夫、存在して良いんだよという状態を作り、維持させることが、この本の狙いと読んでいて感じました。


今の自分に満足する3つの流れ

じゃあどうするの?という話になります。ですが、以下のことを順番にやっていけば、今の自分が嫌な状態でも、回復させることができます。

1.環境を整える
実は、僕たちの心が健康になるにはかかせない、3つのホルモン(体のはたらきを整える物質)があります。それは、セロトニン・オキシトシン・ドーパミンです。特に、セロトニンを増やす方法は今日から実践できます。それは、①太陽の光を浴びる②30分以内の昼寝をすることです。

①太陽の光を浴びるについてですが、こんな経験ありませんか?雨が降り続く、梅雨。なんだか気分が乗らないな。学校・仕事に行きたくないなぁ。それは、日光不足が原因の可能性があります。世界の研究によると、太陽を浴びる時間が少ない国ほど、自殺率が高いという研究結果が出ています。それくらい、僕たちにとって太陽の光は、生きるか死ぬかを分けるほど、大切な存在なのです。提案としては、少し早く起きて、窓のそばで日向ぼっこをするのはいかがでしょうか。それだけで心の健康が良くなるなら、やるにこしたことはありませんね。じゃあ、天気が悪い日はどうするの?という話ですが、軽い運動をすることが良いみたいです。僕は、少し早く起きてラジオ体操をしています。梅雨の時期でも少し運動すれば、しないときに比べて心が元気になります。
②の30分以内の昼寝ですが、皆さんは寝てますか?でも、なぜ睡眠が大事なのでしょうか。それは、記憶力や判断力に大きな影響を与えているからです。実際、4時間睡眠を1週間続ければ、体を整える物質(ホルモン)に異常が起きます。4時間睡眠を2週間続ければ、記憶力や問題解決力は、2日間寝ていない人と同じレベルになります。それぐらい、寝ることは体に与える影響が大きいのです。午前中使った集中力は、30分以内の睡眠であれば、夜の睡眠に悪い影響を与えることなく、セロトニンを出すことができます。
まずは、①と②をやって心が元気になる基礎を作って、それから、次の考え方を変える行動をしていきましょう。


2.考え方を変える
環境を整えたら、次に行うことはありたい姿を意識するということです(アファメーション)。この効果は、意識したことが現実になるということです。
僕はこの章を読んで、ありたい姿=自分の軸と考えました。
夢を叶える人と、叶えられない人の違いは何でしょうか?その違いは、夢を叶えた自分を想像できるかどうかだと思います。「夢なんて叶うわけない」と思っていたら、本当に叶いません。カクテルパーティー効果を知っていますか?これは、周りが騒がしい状況でも、意識していることであれば自然と聞こえてくるという現象。これと同じように、夢を叶えた姿を想像していれば、夢を叶えるための情報やチャンスに、自然と意識が向いて掴むことができ、叶えることができるのです。
また、本の中ではハーバード大学のエレン・ラガー教授の実験について触れられています。ホテルの清掃員に、「これはエクササイズの効果がある」と伝えて、仕事をさせました。すると、なんと清掃員は本当に体重が減ったのです。
これらは、自己肯定感を上げるための考え方にも、応用できると知りました。僕自身、少しのミスで自虐してしまう癖があるので、本の内容を参考に、ありたい姿を想像していきます

  • 自分なんかいなくなった方がいい→私は自分が大好きだし、存在していい。

  • 自分がやったミスが原因で自分が嫌いだ→私は自分を赦(ゆる)します


3.落ち着いて受け流す

環境を整えて、ありたい姿(自分の軸)を決めたら、次は自己肯定感を下げるきっかけを、落ち着いて受け流します。
では、自己肯定感を下げるきっかけとは何でしょうか?。僕は以下4つのことを知りました。

  1. 他人からの評価
    →小さい頃は親にいい顔しないと、ご飯がもらえない。それは、大人になっても引きずる

  2. 他人との比較
    →Instagram・Twitter・TikTokが広まり、簡単に自分と他人を比較できてしまう時代になった

  3. 失敗と成功

  4. 不測の事態
    →大事なときに限って体調を崩す、災害

皆さんも、落ち込んだときにはどれかが原因ではないでしょうか。僕は、1の他人からの評価で、大きく落ち込みます。例えば、仕事を覚えてできることが増えて、新しい仕事を任されたときに限って大きなミスをすることがあります。そしたら上司にこう言われました。

「やっぱ任せるんじゃなかったわ」

落ち込みますよね、、。
しかし、4つの問題は、落ち着いて立ち向かえば流すことができます。

  1. 他人からの評価
    →大人相手に評価をコントロールすることは無理。相手からの評価は気にしない・離れる

  2. 他人との比較
    →いつから比較の競争は始まった?優位になろうとせず、競争からさっさと降りる

  3. 失敗と成功
    →成功するために必要だった

  4. 不測の事態
    →今自分にできることを行う

もちろん受け止めたからには、傷つくことがあるかもしれません。その時は、改めて環境を整える=心を整えるを行うことで、自己肯定感が下がることを早めに止めることができると考えます。
社会人になる前に、これらのことを知りたかった、、。でも、今からでも遅くないですね。今日からでも実践できることばかりです。


感想

結局環境による

本の中で、考え方を変えるワークとして「嫌いな人を赦す(そうならざるを得ない理由が相手にあったと考える)」、グチやしんどい気持ちから抜け出すワークとして「紙に書きなぐるワーク」が紹介されています。ですが、個人的にはオススメしません。なぜかというと、どちらも僕が過去に実際にやったことがあるけど、効果がなかったからです。
心理学者のアドラーはいいました。

「全ての悩みは人間関係だ」

嫌いな人がいて、その人へのグチやしんどい気持ちが止まらない。つまり、の人が傍にいる限りは、赦す・紙に書くワークをやろうが、永遠に苦しさから逃げられません。もし、特定の人が原因で自己肯定感が下がっているなら、早めに環境を変えてしまうのが良いと思いました。
とはいえ、すぐに退職できない・転校なんて無理なんて人は存在します。であれば、ショッピングモールをブラブラする・図書館で長い時間本を読むでも良いと思います。僕は、落ち着ける避難場所のようなところを、将来作りたいです。

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