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本「最高の入浴法」


今回は、温泉療法専門医という興味を引く専門医早坂信哉さんの著書
「最高の入浴法」について、読んで気づいたこと・個人的なこれからの行動について書いていきます。

この本は、
・お金をかけずに、コリをほぐしたい
・病院に行かずに不調を治したい

といった悩みを持つ人に、オススメできる本です。

私達に身近なお風呂には、どんな効果があるのでしょう。


気づいたこと

半身浴の誤った知識

私がこの本を読んで1番驚いたことは、半身浴は肩まで湯に浸かるより、お風呂の効果を弱めてしまうということです。いつ・どこで・誰から教わったか覚えていませんが、半身浴の方が体を温めると聞いたことがあります。その知識が、崩れ去りました。
この本では、肩・首・腰のコリを治す方法が書いてます。その方法は、40度のお風呂に、10〜15分入ることです。少しぬるめのお風呂に入ることで、副交感神経(リラックス神経)が高まります。その結果ストレスで興奮して緊張した首・肩・腰がほぐれます。また、お風呂に入ると血管が広がり血流が良くなるので、2つの効果でコリがほぐれるということです。
にも関わらず、半身浴を続けていれば、肩・首を温められず、コリの解消に繋がりません。全身浴が、体にとって良い入浴法だったんですね。


お風呂に浸かる良いこと7つ

  1. 血流が良くなる
    体が温まると血管が広がります。血液には栄養や免疫を行き渡らせ、老廃物を回収働きがあるため、疲労回復に効果があるということです。

  2. むくみ解消
    お風呂の中では、体に対して水圧がかかります。それによって血流が良くなり、むくんだ手足が改善されます

  3. 緊張がほぐれる
    地球上の物質は常に重力の影響を受けています。ですが、お風呂の中は浮力により、無重力に近い状態になるそうです。引っ張られる力から開放されることで、体の緊張が減り、心のリラックスにつながると知りました。

  4. キレイになる
    よく聞くシャワーだけではNGという理由の1つがこれです。シャワーでは表面上の汚れを落とすことはできますが、毛穴奥の汚れは落ちにくいです。お風呂に入り温めることで、毛穴が広がり、シャワーで落としきれない汚れや皮脂を洗い流すことができます。

  5. 免疫力が上がる
    喉と鼻が乾燥することで、病原菌が体に入りやすくなります。冬場になると、学校・オフィス・家に加湿器を置いて、インフルエンザを予防しますよね?ヨーロッパでは、蒸気療法があるくらい、湿り気は人の体にとって大事なもののようです。
    お風呂に入ることによって、お風呂場の湯気が喉と鼻を潤し、病原菌が入りにくい体にしてくれると知りました。
    また、鼻詰まりは鼻の中の充血が原因です。お風呂に入ることで血流が良くなり改善されるので、そういった意味でも、入浴が大切であると書いてあります。

  6. 運動効果
    水中で体を動かすことは、陸上競技の3〜4倍の負荷がかかるそうです。なので、お風呂の中で行うストレッチは、筋肉に良い刺激を与えるみたいですね。

  7. 心も体もリラックス
    浮力により心のリラックス効果があることは③で書きましたが、お風呂場では服を脱ぎ体も開放されます。職業上の衣類・肩書・見栄を捨てて自分と向き合うことは、目に見えない重りを降りるリラックス効果が期待できます。


朝シャワーのすゝめ

休みの日。1日の計画を立てて張り切っていたのに、なんだかボーっとして眠気が覚めないなんて経験ありませんか。それは、まだ副交感神経が優位になっていることが原因と考えられます。
そんな体を起こすには、42度のシャワーを5分浴びることで効果があると書かれています。熱いシャワーを浴びることで、交感神経が高まり、眠気覚ましの効果が期待できます。
また、朝に熱いシャワーを浴びた人は、汗の匂いが目立たなくなるそうです。僕自身は朝シャワーの週間がないので、こんな良い効果があるとは知りませんでした。


これからの行動について

お風呂には、肩まで浸かる

僕は半身浴の効果を信用していたわけではありませんが、肩まで浸からなくても、それなりに体を温めるだろう程度にしか考えていませんでした。しかし、肩までお風呂に入ることがとても体に良いということがわかったので、すぐに実践していきます。


ぬるめの湯で、心まで温める

お風呂の温度については、40度を守っていきます。今までは、42度くらいないと、お風呂の効果がないのでは?と勝手に考えていました。
しかし、本に書かれていることですが、アトピー持ちの僕は42度のお風呂に肌の乾燥が進み体が痒くなるばかりでした。どうやら、42度のお風呂は特にアトピー持ちの人はNGで、
「肌の乾燥を促進させてしまう」
「ヒスタミンという痒みの原因物質が作られる」

という2つの意味でNGだったようです。
これからは、高くて40度のお風呂温度を守っていきます。


朝と夜の温度調整

この本では、
・朝シャワーを浴びるなら、42度で交感神経を上げる
・入浴は副交感神経を上げるため、40度のお風呂に入る
と書かれています。
なので、これからは朝シャワーするなら、42度。夜シャワーはお風呂と同じく40度に設定して入っていきます。お風呂の効果的な入浴方法なんて人から教わる機会がありません。
これからは、自信を持って入浴を楽しむことができます。


追記

この本では、憂鬱になっている時は、42度のシャワーを浴びて交感神経を上げることを進めていますが、僕自身の経験では、あまりオススメできません。なぜなら、憂鬱になっているということは「今は活動的になってはいけない」と、体が積極的休息を求めているからだと考えます。
なので、別に書かれている「焦り・イライラ」を解消するため40度のお風呂に20分入り、副交感神経を高めてリラックスするほうが、何もする気になれない自分に優しくできる良い方法だと思いました。

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