技師型赤単プリズン解説
こんにちは、みねすとです。
久しぶりの記事更新になりますね。ネタが無かったのでしばらく放置してました。
今回は久しぶりに神シリーズでTop8になったし、記事もそろそろ書かなきゃなぁと言う事で、今回使用した技師型の赤単プリズンの解説をしていきます。
デッキ誕生経緯
〜ある日の晴れる屋〜
「しのげん、これよく無い?」
現パウパー神、カタヤマの一言からこのデッキは始まりまった。サンダージャンクション発売前のプレビュー期間、新たに公開された《溶鉄の複製》のことのようだ
Molten Duplication / 溶鉄の複製 (1)(赤)
ソーサリー
あなたがコントロールしていてアーティファクトやクリーチャーである1つを対象とする。他のタイプに加えてアーティファクトであることを除き、それのコピーであるトークン1つを生成する。ターン終了時まで、そのトークンは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、そのトークンを生け贄に捧げる。
「何に使うん?」
「ペインターで《ゴブリンの技師》コピーしたら強そう」
「確かに。でも俺ペインター嫌いなんよね、単品弱くて」
「わかる。抜いて良く無い?」
「わかる。でもそれゴブリンで良く無い?」
「まぁ、確かに。でもゴブリンもマクサス抜きたいんだよね」
「草、なんでも抜くじゃん」
話は一旦これで終わりました。その時の自分は8castに限界を感じており、時折思いついたリストを西のしのげんに投げる以上のことはしておらず、代わりにゴブリンを盟友にして2023TLS王者の未熟者から借りており、そちらの調整をしていました。
UBスキャニメイトが明らかにデッキ強度が一番あり、個人的にも好みのデッキでしたが、ミラーが多発する場合にはミラーを出し抜く構成やサイドプランが必要であり、あまり使う気がしませんでした。
ゴブリンはその点、爆発力に優れており、アトラクサくらいなら乗り越えることができる打点の伸び、そしてミラー用に紅蓮操作をガン積みしていた為、ゴブリンをやめる理由はあまり思い付かず、このままMH3まではゴブリンでいいかなぁと思ってい
ステッカーゴブリン禁止。
デッキ無くなりました。
さて、レガシー神前にデッキが無くなり、常滑のCCFも目前でスタンやらなきゃいけないし、パイオニアの店舗予選も抜けなければいけません。やることが多すぎる。
その時、ふと溶鉄の複製を思い出しました。
赤単プリズンをベースに技師パッケージを入れると言うカタヤマの発想を取り入れ、デッキ作成。
1リーグ回したら赤白チブに負けて4-1。
これでいいや。
デッキが完成しました。
デッキ紹介
リストは以下になります
リストの説明は割愛しますが、赤単プリズンのように相手を拘束し、ゴブリンで殴り、隙を見て技師コンボを決める。
見たまんまのデッキになります。
技師コンボとは
《ゴブリンの技師》で《Phyrexian Devourer》(以降おにぎり)を落とす。
《アガサの魂の大釜》でおにぎりを食べる。
そうすると無限パワーです。
あとは殴ってください。
溶鉄の複製の主な仕事は
・《ゴブリンの技師》(おにぎりを落としたやつ)をコピー
コピーの《ゴブリンの技師》で《アガサの魂の大釜》を落とす→コピーされた《ゴブリンの技師》自身を生贄にアガサを出す。
これがメインルートであり、1RRで実質的に3マナ以下のアーティファクトを持ってこれますのでマッチによっては《三なる宝球》や《罠の橋》を持ってこれます。実質ティンカーです。
・《ゴブリンの熟練扇動者》をコピー
《ゴブリンの熟練扇動者》+《ゴブリンの熟練扇動者》+トークン2体で12点。
前のターンに一体出していたら1点→15点で2枚で16点叩き出せます。
・《舷側砲の砲撃手》をコピー
《舷側砲の砲撃手》2体で4点、本体でコピーを投げて5点。
他に投げるものがあればかなりのリーサル範囲が見れる。
・《鏡割りの寓話》の裏をコピー
《鏡割りの寓話》一枚でパイオニアでお馴染みのキキジキキキジキの状況を作ることが可能。
ターンは回すが返しにすごい打点を叩き出すことが可能。
の4択がメイン運用です。
特に《ゴブリンの技師》複製は2kill3killが狙えるので、苦手なコンボマッチも速度で対抗することが可能です。
ペインターとの差異点
ここで気になるのはペインターと何が違うのか、明確に利点はあるのか、の点ですが、
月とチャリスの採用
この一点に尽きます。
まず、ペインター側の利点として《ウルザの物語》→《丸砥石》→《絵描きの召使い》キャスト
で3kill。
がセールスポイントです
しかし、《絵描きの召使い》、《丸砥石》、共に単体では何もしないシナジーカードである点が個人的に好みではありませんでした。
また《ウルザの物語》を使用する為に《血染めの月》が取れず、《丸砥石》を使用する為に《虚空の杯》が取れないなどの拘束力の弱さが目立ちます。
コンボ同士で3killは普通のこと、むしろ妨害できない所が足を引っ張ります。
なのでペインターパッケージを抜き、《月の大魔術師》と《虚空の杯》を採用しました。拘束しながら3killできた方が全体的なマッチの勝率を上げることが出来ます。
また8castと違い、《ウルザの物語》のトークンの出力が低い点も個人的に評価を下げており、青黒スキャニメイトの《火薬樽》、RUGデルバーの《溶融》などファクトに寄せた際のデメリットも目立ちます。
今回の構築は、置物対策、墓地対策、月対策、そして早いクロックへの対策を相手に強いることができ、初見に近しければ近しいほどサイド後のデッキ出力が上がっていきます。
それなのに《ウルザの物語》とファクトランドに寄せるのは構築理念に反する為、諦めました。
強いんだけどね、《ウルザの物語》。
成績
成績と言っても実は予選ラウンドの順番をよく覚えて無いので負けた試合とSEだけ
(確かUBスキャニメイト3ショーテル2白単ストンピィ1赤岩さんのリアニ1あとなんか1)
6R UBスキャニメイト××(かえかえくん)
メインは2t《アガサの魂の大釜》ハンドをキープして、後手ディスカード《偉大なる統一者、アトラクサ》。
返しに《アガサの魂の大釜》、これが《意志の力》で消える。
《再活性》《偉大なる統一者、アトラクサ》で負け
2本目は《ダウスィーの虚空歩き》がいるのに《ゴブリンの技師》キャスト
地球人類で一番下手くそして負け
言い訳はあるけど言い訳なので黙ります
SE1 UBスキャニメイト〇〇
相手が初見だったっぽく、メインは《ゴブリンの技師》《アガサの魂の大釜》で3kill。
サイド後も《ゴブリンの技師》《アガサの魂の大釜》が決まるも、《厚かましい借り手》4枚に妨害されなかなか決まらず
《鏡割りの寓話》のトークンのサイズを上げながらゲームして、《フェアリーの忌み者》を宝物と《水蓮の花びら》からキャスト、《厚かましい借り手》2体で殴って来てくれたので、《鏡割りの寓話》裏面でコピーして2体ブロック成功。
ダメレ間に合って勝ち。
SE2 BUGスキャニメイト××
メインはピンの《突然の衰微》が《アガサの魂の大釜》を割り、《ゴブリンの熟練扇動者》に裏切られて負け。
サイドは《アガサの魂の大釜》2枚キープ、《アガサの魂の大釜》キャストの返しに上から《毒を選べ》が降ってきて《悲嘆》で手札のアガサ抜かれて負け。
しゃあなし。
二没でしたがまぁ上々ではないでしょうか。
改善点
個人的な意見になりますがプリズン系列は構築及びサイドプランが他のデッキより重要です。
何故なら《渦まく知識》《思案》で探したいカードを探すことは出来ない為、リストを提出した時点でプレイヤーが出来ることはマリガンとマナを置く順番くらいしかありません。
今回の反省点はサイドボードプランが正確では無かったことがあげられます。
inoutがふわふわしてるし、合流点はあんまり使わなかったし、墓地対策過剰だったり。
なのでこれから使う方はリストをあくまで参考にしていただいて、細部はご自分で調整お願いします。
今回の記事は以上となります。
最後にデッキ作成に協力してくれたカタヤマ、カードを貸してくれた未熟者氏とシゲキに特大の感謝を。