今日の聖教(20231115)
20231115寸鉄(選)~
青年は何かで第一人者になる執念持て―戸田先生。誰にも尊き使命と可能性
恐れが人間を弱くする―作家。師子吼の題目から溢れる勇気で挑戦の一歩
20231115名字の言(切抜)~
池田先生は広宣流布とは「誠実に身近な家族、友人、知人の一人ひとりを大切にすること」と。
20231115随筆「人間革命」光あれ(切取)~
御本仏・日蓮大聖人は、「即身成仏」について尋ねた妙一女に対し、その求法の心自体(略)讃えられている。
「青年・凱歌の年」の今年は、「世界教学の年」と言えるほど、日本でも各国各地でも、教学試験や研修会等が活発に展開された。大聖人はさぞかし喜んでくださっているに違いない。(略)
教学振興は、広宣流布の原動力だ。創価学会が最初に「教学の年」と定めたのは、六十年前の一九六三年(昭和三十八年)であった。(略)
六十年前、私が何より活躍を望んだのは、壮年部であった。十一月、「大白蓮華」の巻頭言に綴った。
偉大な創価の民衆城の建設は、「一に壮年幹部の双肩にかかっている」。共々に全生涯を広布の大偉業に傾けようではないか!
歴戦の勇者が立てば、時代は動く。歴史は変わる。(略)
なぜ私たちは戦うのか。
なぜ人材を育てるのか。
それは、この世から「悲惨」の二字をなくしたいとの遠大な夢があるからだ。(略)
二度目の「教学の年」である七三年(昭和四十八年)の師走、あの大阪中央公会堂で、東京以外で初となる本部総会を行ったことも懐かしい。(略)
当時、第四次中東戦争の影響によって石油価格が高騰し、さらに世界的な異常気象で人びとは食糧危機にも見舞われていた。
私は総会の席上。「立正安国論」の一節を引いた。
「国土乱れん時はまず鬼神乱る。鬼神乱るるが故に万民乱る」
つまり、社会が乱れる背後には、必ず人間の心や思想の乱れがある―と。
生命よりも国の利害が優先され、憎悪の暴力が正当化されてしまう。この本末転倒に一番、苦しめられるのは、庶民である。子どもたちであり、母たちだ。
こうした様相は、今日、いやまして深刻である。ゆえに生命尊厳の哲学を持つ我らは、それぞれの使命の天地から、「平和ほど、幸福なものはない」とのスクラムを広げるのだ。(略)
いかなる状況にあっても、創価家族は異体同心で「闇が深いほど暁は近い」と勇気の炎を燃やし、自らの行動で地球を明々と照らして進むのだ。(略)
一閻浮提第一の「幸福の大哲理」を掲げ、一閻浮提第一と仰がれる「不屈の民衆の連帯」が、ここにある。
20231115きょうの発心~
我ならびに我が弟子、諸難ありとも疑う心なくば、自然に仏界にいたるべし。天の加護なきことを疑わざれ。現世の安穏あらざることをなげかざれ。(開目抄、新117・全234)