![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/155977832/rectangle_large_type_2_6ceeba7fa5eb1d6e15f2a4ba088e3990.jpeg?width=1200)
これから古代ローマ帝国へ行く人へ!おすすめの場所・食べ物リスト
こんにちは、みねるばです。今日は、古代ローマ帝国のおすすめの場所・食べ物についてのツイートまとめです。
ツイートまとめ:古代ローマの観光おすすめリスト
これからローマ帝国へ行く人へ!
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
最近は転生される方が多いと聞きます。帝政ローマ期を転生先に選ぶ人のために、個人的におすすめのスポットなどを書いていきます~。
1.キルクス・マクシムス(戦車競技場)
実はコロッセオより人気があるかもしれません。「ローマ市民が剣闘士に熱狂すると言うなら、 pic.twitter.com/GCZOcL5Kc1
戦車競争には発狂する」と言う人もいるぐらいです。死傷者続出ですが大人気。20万人も収容できるので、熱気がハンパないです。詩人のオウィディウスが「戦車乗りが羨ましい。俺もあんな風に馬を駆ってあざやかにスタートを切りたい」と言って泣いていて、めんどそうな感じでした。
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
2.アピキウス邸
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
ここで出される料理がマジでうまい!アピキウスは美食オタクなので、「まだこの国に伝わってない新しい料理を知っている」と言うと食いついてきて、喜んで招待してくれます。和食のレシピを覚えておくと、大変喜ばれます。
可能であれば、鰻料理をリクエストしてみるといいと思います。この前、鰻の養殖に出資したと得意気に語っていました。日本と味付けがだいぶ異なりますので、違いを楽しむといいかもしれません!
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
3.ネロ浴場
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
浴場は沢山ありますが、個人的にここのがベスト。「ネロほど悪しきものはないが、ネロの作った浴場ほど良きものもない」と言われ、実際、「俺のパトローヌスがネロに殺された。許せない」とか、「キリスト教徒のいとこが、コロッセオで見せ物として殺された!」と、怒っている人はいても、
この浴場を悪く言ってる人は一人も見たことがありません。皇帝がカジュアルに入浴に来る場所で、この前なんか普通にハドリアヌス帝が来ててビビりました。意外と話しかけても大丈夫なので、勇気がある方はトライしてみるのもいいでしょう。異国の地の話は結構ウケます。
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
4.ローマ式飲み会
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
これは是非一度は体験して欲しいです!寝椅子で寝っ転がってぐだぐだやるんですが、これが実に楽。これに慣れちゃうと普通の飲み会に戻れなくなっちゃうかもしれません。コース料理が出されることが多く、最初はゆで卵、デザートはりんごのことが多いです。そのため、
「卵からりんごまで」ということわざは、最初から最後までという意味です。あと、ワインの海水割りが面白い味です。好みは結構分かれますが。
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
ローマ市民は旅行の話とか好きなので、
「私はパルティアの遙か東方より来た!誰か摩訶不思議な異国の話を聞きたくないか?」と、公衆浴場で呼びかけると、誰かしら晩餐に招待してくれます。
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
5.カエリウスの丘
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
眺めが大変素晴らしいです。あと、ここらへんは高級住宅街なので、宿もゴージャスなのが多いです。一度は宿泊したいところ。普段だったら、アウェンティヌス丘の方へ行くといいと思います。そちらは一般庶民向けなので、宿泊費もお手頃です。
6.ヌンディナエ市場
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
ショッピングと言ったらなんと言ってもヌンディナエ!9日おきに開かれる大市場で、ここに行けば何でも揃います。野菜や果物、ソーセージ、チーズ、蜂蜜、皮革製品に毛織物、異国の玩具やガラス細工まで入ってくるので、見ているだけでも楽しいです。
7.パンテオン
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
アウグストゥス霊廟の近くにある大神殿です。めちゃでかい。天を圧するような巨大な円蓋を目の当たりにすると、なんでこれで建物が崩れないのか不思議に思います。パンは「全て」、テオンは「神々」という意味ですが、まさに
あらゆるオリュンポスの神々が祀られています。ボスラッシュって感じです。扉もバカでかくて、高さが12.5メートルもあります。これは口で言ってもなかなか伝わらないので、是非行ってその迫力を体感してみてください。すごいですよ!
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
8.ガーネア
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
食べ放題系のお店です。たっぷり食べたい方はこちらへ!ヤマウズラがかなりおいしい。これがローマの代表的調味料のガルムと合うんですよ~!飲み物はワインが主流ですが、甘党の人はアクア・ムルサという蜂蜜酒がおすすめ!
・転生時期について
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
もし年代が選べる方は、五賢帝時代、とりわけトラヤヌス帝の治世がおすすめです。歴史家のタキトゥスが、「好むままに感じ、感じるままにものを言うことができた、人類にとってまことに幸福な時代」と、絶賛してました。ただし、
マルクス・アウレリウス帝の頃は、絶対に国境付近に近づかないでください!ゲルマン人の侵入が始まっています。皇帝も思い詰めた顔して、しょっちゅう前線にいるし、なんか野営地でローマ人なのにギリシャ語で日記書いてるし、頭おかしくなっちゃったのかな・・・って心配になりました。
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
ちなみにローマは古代世界故に男性優位社会なので、女性は色々と苦労することが多いです。なので、転生の際は神と交渉して、有力元老院議員の娘など、生まれを慎重に選んだ方がいいと思います。
— みねるば (@minerva_owl1) September 28, 2024
Twitterに書ききれなかったおすすめ場所
・トラヤヌス広場
ダキア戦争勝利を記念して建てられたバカでかい柱は圧巻。あと巨大な市場も開かれます。近くにラテン語とギリシャ語の図書館もあるし、色んな楽しみ方ができます。
・ティトゥスの凱旋門
ローマに凱旋門は沢山ありますが、ここのは一押し!戦いの情景がめちゃくちゃ細かく彫られていて、隅から隅まで見たくなってしまいます。パリの凱旋門はこれを手本にしたと言われています。
・アッピア街道
とても古代世界とは思えないほど洗練された道路です。場所によってはアスファルトが使われていたり、中央が微妙に盛り上がっているので、雨の日に水が溜まらないようになっていたりと、ローマのインフラ技術の高さを伺えます。
ただし、スパルタクスの反乱鎮圧直後はやめといた方がいいです。処刑されて磔の刑になっている死体が、街道沿いに地平の果てまで続いています。かなりグロいです。
・ポンペイウス劇場
ここはただの劇場ではありません。神殿と繋がっていて荘厳な雰囲気がありますし、レジャー施設も充実していて、総合複合施設となっています。回廊や庭園も本当に綺麗。1日中楽しめる場所です。
・ルテティア
ローマから結構離れますが、ガリアの方にある都市です。まだまだ未発達ですが、多文化都市の色彩が強く、その後パリと呼ばれるようになりました。どことなくパリの面影がある場所もあって面白いです。
注意点
・とにかく病気にはならないでください。えげつない治療法も沢山あり、治療器具の中には拷問道具との区別がまるでつかないものも多々あります。健康には重々お気をつけを!
・水道管が鉛のところが結構あります。そういうところの水場は鉛中毒の恐れがあるので、石造りの水道橋とかから直接引かれている場所の水を飲んでください。
・一度落とした食べ物を食べるのは御法度です。地面に落ちた物は死霊の物。それを口にすると呪われると言われています。3秒ルールはありません。
みねるばおすすめの関連本
Amazonアソシエイトを入れています。以下のリンクから買ったり、Amazonのサービスを始めると私の書籍代が増え、皆様に知識で還元されます。
古代ローマ旅行ガイド (ちくま学芸文庫)
オックスフォードでローマ史の博士号を取ったガチ研究者の面白本。当時のローマの生きた情景がありありと伝わってきます。ツリーの多くはこちらの本を参考にしています。
図解 食の歴史 F‐Files (新紀元社)
ローマの食文化や外食事情、どんな生き物が養殖されていたかといった細かいところまで知ることができます。ローマに限らず中世ヨーロッパなど、他の時代の記述もあって面白いです。
歴メシ!決定版 (晶文社)
古代ローマの料理を実際に作ってみたい方はこちらを!レシピが載っているので、ローマの食卓を再現できます。
最新世界史図説タペストリー (帝国書院)
安定の世界史図説。ローマの文化や建築物などを写真や絵で紹介してくれるので、非常にわかりやすいです。何はともあれ是非購入して欲しい参考書です。
同時代史 (筑摩書房)
歴史家タキトゥスがローマの歴史を記した本。「好むままに感じ、感じるままにものを言うことができた、人類にとってまことに幸福な時代」とは、こちらの著作で語られます。
自省録 (岩波文庫)/超訳 自省録 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
マルクス・アウレリウスの日記です。原典はちょっと冗長なところがあるので、初心者の方は超訳シリーズを見てみるのも手です。チャラそうですが、マルクス・アウレリウスの考えをちゃんと伺い知ることができます。
教養としての「ローマ史」の読み方 (PHP研究所)
日本のローマ研究の第一人者、本村 凌二先生のローマ史入門書です。ローマの歴史をざっとわかりやすく概観したいなら、こちらがおすすめ!
アカウント情報など
Twitterでは歴史・哲学・文学・旅行などについてつぶやいています。
YouTubeは歴史解説動画をアップしています。
noteではバズったツイートを中心にまとめていく予定です。
引き続き、どうぞよしなに。
Twitterアカウント
https://twitter.com/minerva_owl1
YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@minerva_owl