タロット読みの鍵
タロットの読み方は理屈じゃない事を示す典型的な例があります。
まだ私が駆け出しの22歳頃、当時勤めていた魔女の家の関係者から、『友達が診察券を失くしたらしい、何処にあるか分かる?』と聞かれて、直ぐにワンオラクルをしてみたところ、『女帝』を引きました。
その時、瞬時に『バッグの内ポケット』のイメージが湧きました。伝えたところ、既に調べたらしいとの返答。
しかし、私にはそのイメージ以外浮かばないので、もう一度見てみてと伝えた直後、内ポケットの奥から見つかった!との報告が。。
『女帝』のカードには女性の象徴「子宮」のニュアンスがあり、恐らくこれが原型としてインスピレーションにコネクトして、内ポケットのイメージに繋がったのでしょうね。
この様にカードを展開したその直後、その意味を考える前に閃くイメージを素直に受け入れる事が、的確に読む決め手になります。特にこの様な、占い的なリーディングの際の、ワンオラクルやスリーカードは良いレッスンになります。
そこにはタロットの基本的知識と同時に、自分の直感(何処かに反応したように自分に湧き上がる、疑う余地のない明確な感覚)を否定せずに、それを客観的に受け入れてリーディングする事が大切です。