水瓶座時代への移行(序文)
水瓶座時代とは?
COVID-19のパンデミックは私を再び占星術の星読みに駆り立てました。天体から見ても必ず何かが表れているだろうと。
そして、それは想像以上のものでした。
コロナ禍の今、占星術の見地から見ても明らかに、本当に時代の大きな転換期を迎えていることを実感します。
占星術では、地球上の文明は約2100年周期でシフトしていると考察されており、それは西暦2000年頃に『魚座』から『水瓶座』の文明へ移行していると言われています。
とりわけ、地球規模のコロナ禍で幕が開けた今年2020年は、山羊座を進行中の木星・土星・冥王星が会合し、12月には再度、木星と土星の会合が『水瓶座0度』で起きること、その後を追って2023年には冥王星も水瓶座へ入ることから、それらを総称して『水瓶座時代 The Age of Aquarius』への本格的な移行と呼んでいます。
(個人的な印象としては、2020年の時点で魚座にある海王星が牡羊座に移り始める2025年から2026年辺りで、時代は本格的に水瓶座が象徴する次元へ移行したと感じられるのでは?と考えます。)
そういう意味でも、2020年に発生した新型コロナのパンデミックは、占星術から見ても時代の大転換期にシンクロしています。
特に土星が本拠地の山羊座から、木星・冥王星と共に水瓶座へ入ることは象徴的です。
IT文化の恩恵は、国や世代を越えた個々のコミュニケーションや文化を進化させている一方で、政治・経済・教育など、国の行政システムが追いつかなくなっている、とても歯痒い時代に立っています。
それでも人々の意識は、水瓶座に象徴されるヒューマニズムやテクノロジーを享受し始め、社会でも山羊座的な概念(権威主義、父権的思考、コントロール、ステータス等)を否定することを恐れなくなるでしょう。
しかし、その時代の移行期間にある今、私自身が個人セッションを通じて特に注目しているテーマは、男性社会の変容と、男女の在り方についてです。
生まれついた性に従属させらる部分は、一昔前よりは軽減しているとは言え、今だにその部分は従来の概念が強く残っている様子を感じます。
そこで最もダイレクトな影響が表れると感じるのは、女性の生き方であり、『男女の理解』です。
今後の男女の在り方
Stay homeというワードは、『自分・個人』と向き合う時間でもあります。
自分の今後の生き方をどう考えるのかを促しているような時間ですね。
従来の固定概念や暗黙のルールに縛られた男女の関係性に捉われると、おそらく何かしらの葛藤を抱える時代に移り変わって来た筈です。
『こうでなくてはならない』が飽和状態に入っているからです。
逆に言えば、それらを根本から見直し意識変革する絶好のチャンスが与えられていると言えるのではないでしょうか。
女性は長きに渡って様々な意味で、母性の役割を担うことが当たり前と捉えられて来ました。それは人類学上、半永久的にそうだとも言えるのかも知れません。
しかし、子供を持つために結婚し、母となることが『義務』のように構築されて来た社会で生きなければならない女性達の、生きる道の選択は、男性が想像している以上に多くの葛藤を抱えています。
男女ともにロジックでは理解出来ているつもりでも、生きる上ではどうしても感情や肉体の影響を受けやすいため、実際にはもっとダイレクトな葛藤を感じやすくなるものです。
女性の生殖機能にはリミットがあり、多くの20〜40代の女性には、その時期に自分の人生の選択を迫られていると感じる方が非常に多いのが現実です。未婚女性からの相談の約9割は、この内容を必ず含みます。
私自身は、コロナ禍は決して歓迎すべきものではないと思っていますが、しかしある意味に於いてこの地球レベルの試練は、男女、特に日本の場合は女性を『結婚=義務』と言う固定概念から解放する可能性を持つ意味で、水瓶座時代へ移行するための意識改革を促すのではないかとすら捉えています。
義務感としてのパートナーとの出会い(結婚のため)ではなく、真に自分に相応しいパートナーとの出逢いを求めることにこそ、男女ともに、『人としての本来の生の喜び』を見出せるようになって欲しい。それが、私が水瓶座時代に抱くビジョンです。
私のリーディング
水瓶座時代への変容に完全に移行し、社会も個人の価値観も、その変化に付いて行けるようになるには、まだあと少なくとも3〜5年は要すると私個人は感じています。
そんな中でのコロナ禍は、人々の付き合い方にも『distance』が生じ始め、リモートでのコミュニケーションが必然的に増えている今、個人セッションに多い相談の根底には、いかに人々が個人のエゴを乗り越えて、他者の価値観・人生観を理解し合って行けるか、また今後どのように向き合っていけるかという、人間関係の本質に立ち返ったテーマが増えています。
それは一見単純そうに見えて、実はかなり奥が深いテーマでもあります。何故なら、それらの関係性には、時代の転換期だからこそ浮かび上がる、『各々のインナーチャイルド』がとても深く絡んでいるためです。
" 好きな人と一緒になれるのを待ちたいが、結婚もしたい。その人を待つべきか、それとも自分は結婚するための出会いを探して、子供を授かった方が幸せか。。"
この様な内容は、社会の『適齢期』という概念と向き合っている女性の殆どが通過する道ですが、実は、これらがまさに水瓶座の時代を前にした、典型的な問題だと思います。
私のセッションでは、個人の人格や人生観、実際の心情などを細かく読み取り、その方にとってどの様な影響を与え、今後の御縁に繋げられるかをアドバイスします。
また、男女、親子、上司部下、友人関係など、あらゆる人間模様の相関関係や心理を読み取り、根詰まり(行き詰まり)があるとしたら、どの様に捉えることが望まれるのか、その方本来のアイデンティティを尊重しつつ、『その方の "生 - Life"をいかに充実させられるか』をサポートして行きます。
時代は、建前ではなく本音から『個性を認め合う流れ』に進んで行きます。
人生は、人と如何に関わりながら愛を学び、育み、自分自身を見出して行くか、その旅路のようなものです。
私は、その折々の理解をスムーズに促すための語り手であり、聴き手でもあります。
2020年 11月 26日
峰レア