タロットについて(2)
タロット講座を通じて、タロットリーディングを完全なマンツーマンの『口伝』でお教えして20年以上経ちます。
初期は一応簡単なテキスト(短文解説付き)をお渡ししてましたが、実際の講座内では、その方の個性に応じてタロットカード一枚一枚を、様々な例え話を思い浮かぶままに盛り込みながら、One and Onlyのようなリーディング形式で話していくため、テキスト自体あっても殆ど意味が無く、それ(印刷物)をお渡しするのも止めました。
市販本で、タロットの『意味・成り立ち』が簡潔に解説されているものは、大体間違ってはいないので、それを敢えて私が120分(※)の講座内で改めて解説するのも蛇足という思いもあります。
※大アルカナは全4回(1講座 120分)
私がタロット講座でカード解説していく感覚は、ほぼ一枚一枚の(その方々への)ワンオラクルリーディング的な講話、と言って良いと思います。
なので、テキストやレジュメなど一切なく、私はひたすら、その一枚一枚のカード(正逆含め)のプロフィールや意外な素顔や癖など、とりあえず『顔合わせ』としてお話しして行く感覚です。
なにも気取った表現を使うわけでもなく、噛み砕きまくった表現で、『あるある的』なスタイルで、しかも対話式にその世界観を降ろして行くので、面白い(興味深い)のではないでしょうか。
良く私が話すように、『一枚のタロットカードを一日中リーディング(解説)出来るほど、いくらでも話せます』という位、タロットは世の中を表す鏡のように、話題に溢れています。
かと言って私はタロットを崇拝しているか?というと、そういう感覚ではなく、あくまでも無所属(タロットの中で言えば、FOOL-愚者)という意識は変わりません。
タロットカードは、あくまでも世の中の成り立ちを包括した絵札としてのツールです。
この三次元(または四次元以上も)の世界は、現代の物理で解き明かせる世界だとするなら、
タロットはそれらをパラレルに解き明かす『神秘的な挑戦』として継承されている、不思議なツールなのかも知れませんね。
何故なら、ヒトのインスピレーション(高い霊感)に語り掛け、解き明かすものは世の中に溢れており、まだ全て明かされていない事に触れる意味で、見えない科学のようなエッセンスが、タロットの中には描き込まれてしまっているような気がします。
というわけで、まだその可能性は解放され切っていない気がして擽ったい(脳が、こそばゆい)感覚です。
※因みに、ここに載せた3枚のカード達(Thelema Tarotより)の特に『18. THE MOON』は、私から見て『ヒトの大脳』に見える一枚です。
明かされているのは、ごく一部という意味でも。。
タロットに興味があるけれど、怖くて触れられないと仰る方が多くいらっしゃいます。
タロットに入るための入口は世の中に沢山ありますが、私をそのエントランスに使うなら、おそらくそのような恐怖心は薄らぐ筈です。
その代わり逆に、良い意味で、宇宙の理への畏怖(関心)が増すかも知れません。
後日、タロットについて(3)へ繋ぎます