メンズ視点でのオーダージュエリーのススメ①〜メンズリング〜
○はじめに
僕のブログの読者やTwitterのフォロワーの方々はおそらく女性の比率が高いでしょう。
そしてルースだけでなく、色石やダイヤモンドを使用したジュエリー(アクセサリーも含みます)をお持ちの方もすでにたくさんいらっしゃると思います。
お気に入りのルースを手に入れたら、それを日頃身につけたくなるという気持ちは男性である僕にもあります。
他の男性コレクターも感じていらっしゃるかもしれません。
そんな方はぜひコメントください(笑)
ジェンダーの話には気をつけつつも、
ジュエリーにも女性的(女性向け)なデザイン・男性的(男性向け)なデザインというのが存在しています。
メンズ向きのデザインと言えば、特に日本では、地金のみジュエリー(例えば印台リング、喜平ネックレス)やペンダントプレートに小さい石を埋め込んだようなものがほとんど。
色石やダイヤモンドを使用したメンズジュエリーは少ない現状です。
もちろん需要の問題から考えるとしょうがないことではありますが・・・。
今回の記事は簡単に言えば、
「色石を重視したメンズジュエリーが出回っていないならば、加工をしてくれるお店に自分のわがままを伝えて作ってもらおう」ということです。
カッコいいデザインのリングが好きだけど見つけられていない女性の方にもおすすめです。
また、オーダージュエリーが出来上がってくるまでの流れをレポートしていますので、メンズに限らず、オーダージュエリーが気になっている方にもぜひ読んでいただきたい記事です。
先に書いておきますが、個人的な好みや感覚が強く反映された内容です。
この記事を丸々鵜呑みにしなくても大丈夫です。自分好みのデザインや加工業者を選ぶのが一番です。
○メンズジュエリー向けの石とは
肝心なジュエリーの素材からいきましょう。
個人的には「角」タイプの石をおすすめします。
もちろん目の前にお気に入りの石があってそれを身に着けたいという思いがあるはずですので、
あくまでも僕のおすすめというだけです。
角がもつ「カッコよさ」要素がメンズ感を強調できます。
エメラルドカットやアッシャーカット、バゲットカット、シザースカットなどの石がおすすめです。
もちろん、ラウンドやオーバル、ペアシェイプでもデザイン次第でメンズっぽく出来るはずです。
ハートシェイプは・・・実は個人的に好みのカットではあるのですが、
メンズジュエリーに落とし込めるようなデザインを思いついた方はぜひ教えてほしいです!
また、原石ラフを使用したジュエリーもおすすめです。加工してくれる業者はしっかり探さないといけませんが、原石がもつ結晶面や角ばった感じにメンズ感が出ます。
今回は例として「エメラルドカットのバイカラースフェーンを使用したメンズリング」を作っていただいたときのレポートです。
○お店とのやりとり
今回はegemjapan様より購入した石を使用しました。
→公式サイト
→Instagram
使用する石が決まったら、早速オーダーしてみましょう。
今回はいつもお世話になっている「Sirius Stone」様での一例をご紹介します。
→公式サイト
→Twitter
ミネラルショーに出展されていたので、石を持ち込んで預け、その場でこちらの希望を伝えました。
「こんな感じ、こんな雰囲気にしてほしい」とイメージを伝える意味でブランドのデザインやネットで見つけた良い感じのデザインの画像を見せるのは良いと思いますが、丸パクリしてはいけません。
今回伝えたリクエストは
・石直径=リング幅
・コスト削減、重くなりすぎないようにSV925を使用。
・目立ち過ぎない爪留め
・なるべくシャープな印象
・脇にブラウンダイヤを彫留め(店長さんのアイデア)
です。
その場で簡単にデザインを描いてもらいました。
仕上がりイメージの希望を伝えて石を預けたら、そこからはLINEでやり取りしました。
CAD(3Dモデルみたいな感じ)というデータ形式でデザインを起こしてもらい、色んな角度から立体的に仕上がりをわかりやすく伝えてもらえました。
少しイメージよりもゴツくシャープ過ぎるなと感じたので、少しだけ丸さがあるデザインになるように追加リクエストしました。
この時点で気になる所は遠慮なく意見やリクエストを送りましょう。
完成してからの再修正は困難なケースもあります。
上の画像のような樹脂原型の状態で一度確認をさせてもらいました。
実際に指にはめてみたりできるので、より完成形をイメージできました。
他の業者の場合はわかりませんが、この樹脂原型を手元に送ってくれるケースは稀だそうです。(これがあれば他社に出して複製ができてしまうため。)
その為貰えない事の方が当たり前のようですので、もしどうしても欲しい方は確認してみてください。
こうして、出来上がったのがこちらです。
○まとめ〜デザインのポイント
今回はリングのメンズ感を出すために、
・長方形の角石を使用
・縦幅=リング幅のデザイン
・ある程度シャープなデザイン
を意識しました。
それだけでも「カッコいい系」要素が集まりメンズ感が生まれます。
その他にも、
・黒やグレーなど暗色系の石を使用
・地金のつや消し(梨地)加工
・地金の槌目加工
・地金のファセット加工
などもおすすめです。
加工のイメージ画像は貼れないのでググってみてください。
今回はエメラルドカットの石を縦に使いましたが、
幅がありすぎるデザインが好ましくない場合は、小さい石を使用したり、
石を横に使って見るのも良いと思います。
今回の記事の執筆にあたり、Sirius Stone様の許可をいただいて画像やLINEスクリーンショットなどを掲載しております。
ご協力誠にありがとうございました!
丁寧かつリーズナブルにリクエストを受けてくださる素敵なお店です。
過去にもいろいろと作っていただいています。
→公式サイト
→Twitter
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上記を読んだ上でもし不安なことや確認したいことがあれば、
わいたろうのTwitter(@YMFleixble)のDMより
遠慮なくご質問ください!
また、上記記事の加工代に関することはご協力いただいたお店にご迷惑がかかります為、お話できかねます。
恐れ入りますが各々オーダーするお店にお見積りいただくようお願いいたします。
わいたろう
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