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おっさん海外一人旅 コロンビア🇨🇴

はじめに

いつかあの国に行ってみたい。いや、あの国にも行ってみたい。そのうち行く。いつか行く。
若い時からそんな事を時々思い出した様に考えては、忘れてまた日々が流れて行く。と言うか流されて行く。
それで気がついたらあっという間にアラフィフ47歳になっていて、ここまで来ると今度は「定年したら….」なんて事まで言い出す。
きっと多くの人が普通にそんなもんじゃないんだろうか。
なんせ我々の日々の生活は忙し過ぎる。
仕事に、夕食の食材の買い物にと、とにかく忙しい。
僕の場合はカナダ、オンタリオ州の州都トロントの郊外に住んでいる為、味噌一つ、納豆一つ買うためにも車で30分は走らなきゃいけない。
また今住んでいる自宅は古いおんぼろ家を購入した為、家の改修が永遠に終わらない。
直す所が多すぎて“楽しくおしゃれなDIY“とは程遠く、工事と言った方が近いかもしれない。
それに加えて、週末は小遣い稼ぎの副業で便利屋さんをやっているから、(月曜から金曜は普通の会社員でございます。)忙しい理由を書き連ねたらキリが無い。

絶賛自宅自力改装中

Googleフライト

そんなある日、我が家の中学生になる息子が「とーたん、これ知ってる?」と言いながら僕に携帯の画面を見せてきた。
尚余談だがカナダ生まれの我が家の子供達には、まだ幼かった時に僕の事を「とーちゃん」と呼ばせようとしたが失敗。その結果10年以上経った今でも「とーたん」と呼ばれている。
話は戻るが息子の携帯の画面にはGoogleフライトが表示されていた。
ご存知の方も多いと思うが、Googleフライトとは天下のGoogle様が提供している航空券購入サイト。
それを初めて見た僕は、なんじゃこれはと思いながら画面を見てみる。
そこには世界地図とその上にトロント発の世界各地へのフライトの金額が映し出されていた。

Google様フライト画面

世界地図を指でグルグル

そこからは毎日Google フライトの画面を見るのが楽しみになっていた。
毎日携帯画面の上の世界地図を指でくるくる回ってみる。
世界各地にある空港の名前を見ているだけでワクワクする。少なくとも地名だけは知っている街。聞いた事も無い街の名前。
またそこに表示されている幾つかのフライトの金額が意外とお手頃で、今までコツコツ貯めた自分のお小遣いでなんとか賄えそうな金額であった。
仕事の有給も年末近いと言うのに、まだ随分と残っている。
そこで試しに奥さんに「南米行ってみない?」と誘ってみた。が「危ないから行きたくない。」と即答。
しかし僕も負けじと食い下がると奥さんから「自分のお小遣いで行くならお一人でどうぞ。」と一言。
その言葉に調子に乗った僕は今こそ長年ずっとモヤモヤと思い描いてきた野望をいよいよ実現すべき時!と言う思いを胸に「それじゃあお言葉に甘えて!」と言う決意の元、「中年おっさん一人旅」の計画を始めた。

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