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鈴木凌の覚悟—私の解釈と想像の中で見えてきたもの
この記事は鈴木凌推しの私が、Netfilxで配信されているtimelesz project(以下:タイプロ)1/17に放送された予告(Ep.13team松島編)の1分半をきっかけに書いたnoteです。
(1を見て100想像して書いた記事なので、苦手な方はブラウザバックで!)
本編やyoutubeが公開されたら違う解釈になっているかもしれないし、違う意図で伝わるのが嫌なので修正したり公開の方法を変えるかもしれない。
それでも、今まで感じていたことも含め整理しておきたいし、他者の意見も見ながら感情の流れを辿ると、私が鈴木凌を好いている本質に辿り着いたので書き残しておこうと思う。
熱量と覚悟には種類の違いがあるはず
予告で主に話題になっているのは、「覚悟の甘さ」のテロップ、そして「自分の中で思ってる熱量と、みなさんが思ってる熱量が明確に違って…」という言葉。(後者についてはまず「明確に/違って」の間で一瞬切れている気がしなくもないので、そこは注意しておきたい。あくまで憶測だけど。)
この言葉の解釈として「自分は高い熱量で取り組んでいるが、それが周囲に伝わらない悔しさ」だと受け取る人が多い。私も実際その可能性は高いかな、とも思っている。
でも、私の中には異なる考えも少しあるので書いておこうと思った。
彼と他者の熱量に違いがあったとして、それは大小の話ではなく「種類の違い」ではないかということ。
彼の発言から透ける価値観
歌っている時間、幸せでしょうがなくて。このボイトレ一生受けていたい(三次練習)
事の重大さを今一度、もっと深く自分に落とし込む(三次結果)
こういう所が憧れで、こういうところでやりたいなと思っていたところにやっと立てた。今まで頑張ってきたことが1つ報われた(パプレビハインド)
聡くんととお話してみたいなと思っていた、めっちゃ幸せ(五次練習)
ここで私が彼の覚悟について考えるきっかけとなった、他者で引っかかっていた人もいた彼の発言をざっくり挙げた。私はこれらの言葉を聞くと、彼が持つ前向きな姿勢や、その瞬間を心から楽しむ純粋さが愛おしくてたまらなくなる。だけど一方で「そのスタンスでいいの?」「現状に甘んじているのでは?」と疑問を持つ人の視点も理解はできる。それはオーディションによくある、捨て身の価値観とは少し違うベクトルに向いているように見えるかもしれないから。
でもこれが彼の強い魅力と表裏一体なのだと私は考えている。
また、彼がプロフィールで挙げている以下も大切なので触れておきたい。
私は特に宝物の回答が大大大好き。
▶︎座右の銘「不言実行」
▶︎宝物 いっぱいありすぎてここに書ききれません!
ただ、一つと言われたら、今、生きているこの時間です。
これらの言葉に宿る価値観を考えた時、彼は先を見据えず「今」を全力で生きることで、未来を切り開く道を選んでいるのではないか?と考えだしたのである。
過去の葛藤から見出した新しい覚悟の形
彼の以前の活動を追いかけていない私の勝手な想像だけど、10代の終わりから天職ともいえるアイドル活動に力を注ぎながらも辞める選択をした背景には、将来の見通しが立たない不安が少なからずあったのではないだろうか。
大きな舞台を目指して努力を続けてきたにもかかわらず、その目標が叶いそうにない事実。一方で、仲間がオーディションで華やかにデビューしていくのを2度も目の当たりにし、「この場所でやっていたままでいいのか」と直面する現実的な不安。その葛藤は想像に難くない。
アイドルを辞めた後、彼は芸能活動と無関係の販売員として働き始めた。
その選択には、将来を真剣に考えざるを得なかった人生への責任感が感じられる。しかしタイプロに挑む中で、仕事を辞めずにオーディションと両立しているのは人生に保険をかけているからではないと思う。
むしろ、過去に「夢を設定し、それに向けて逆算して努力する」方法の限界を感じたからこそ、彼は新しい覚悟の形を見出したのではないか。仕事を辞めるとなると、どうしても将来のことが頭をよぎるし、楽しめなくなるかもしれない。過去の経験と折り合いをつけ、新しい可能性に賭けるために、タイプロに全身全霊で向き合うために、体力的にキツくても「今」をやり切る。
アイドルとして、他者にも自分にも楽しさを与えるため、「未来」を見すぎず「今」に集中するという選択をとっていたとすればそれは、彼の人生と強さに裏打ちされたものな気がする。
他の候補生と違う種類の覚悟
絶対にここでデビューして活躍するぞという目標を掲げて努力する逆算思考の覚悟がオーディションで一般的に求められるのだとすれば、彼の覚悟は予告の言葉通り、他者とは明確に異なるのかもしれない。彼が挑む姿勢は、今この瞬間の全てを受け入れ、感謝して力を尽くした先に道が開けると信じて挑む積み上げ思考の覚悟な気がしている。その瞬間瞬間が連続的に繋がっていく先、それがtimeleszである、という可能性を信じているように見える。
そのスタンスこそが、彼を唯一無二の存在にしているし、彼の強さと儚さを併せ持つ独特の魅力と表裏一体になっていると思う。
彼がタイプロをsurviveするための「今この瞬間を全力で駆け抜けた先に、道が繋がる」という積み上げるような覚悟の形は、伝わりにくいかもしれないし、理解されないと批判を受けることもあるのかもしれない。だけど、まさにその生き方、刹那を抱えながら楽しむ姿が、私が彼を推す理由でもあるのだろう。
芸能界の視点と現実
芸能界ではオーディションやに全てを賭け、一点集中で挑む姿が美徳とされることが多いのではないか。「これが最後のチャンス」「全てを捨てて挑む」という姿勢は、審査員や視聴者にインパクトを与えるやすいと思う。
そのため、彼の言葉から受ける柔らかな印象や穏やかな幸福感は、そうした「全てを賭けた熱量」の価値観とは少し違うベクトルに向いているように見えるかもしれないし、一部の人には真剣さに欠けているように映るかもしれない。
でも現実、不透明で厳しい芸能界は将来を見据えて計画的に歩むのは適さないのではないか?持続的に活躍するには、逆算思考で突き進むのではなく、今を全力で積み上げた先に道はできるという覚悟で生き抜く方が合っているのかも?なんて、これを書きながら感じてもいる。
鈴木凌の存在そのものがアイドル
アイドルは儚さの中に美しさが宿る。その象徴が鈴木凌だと思う。
限られた時間、瞬間ごとに輝きを放つ姿が、目を捉えて離さない。
彼は未来を恐れず、過去に縛られることなく、ただ「今」を全力で生きている。その一瞬一瞬に注ぐ情熱が、儚さと共鳴し、他にはない美しさを生み出している。その輝きが、唯一無二のパフォーマンスとなり、観客の心に深く刻まれるのではないだろうか。
一番最初のnoteでも書いたのだけど、この短い候補生期間だけでも
鈴木凌は私にとって、他の誰にも代えがたい、最高のアイドルなのだ。
タイプロでどんな結末を迎えたとしても、その光は消えない。
一瞬ごとに命を燃やすような彼の姿を、これからも見届けていきたい。
P.S.
ヘッダーは、道が用意されているというよりも、歩んだところが道になるというイメージで雪景色を選んでみた。鈴木凌って雪が似合うよね。