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エンジニアには女性が少ないらしい

多様性とかジェンダーとかがメディアで展開される中で、IT界隈でも女性のエンジニアが少ないことがどうとかの話を聞いたり、活動をお見かけすることがある。
・・・んだけど、
申し訳ないんだけど自分はIT業界で性別で困ったことはなくて、ちょこっと違和感を持った。正直、「ITとかエンジニア」じゃない方が苦労したので、IT界隈そんな警戒しなくても怖くないよって思っている。


「若造」を覆したかった20代

一番初めに苦労したのは、2003年くらい、黎明期のケータイ通販のベンチャーで働いていた時。社長が30代、同僚はほぼ20代半ばまでの男女。ファッション系も扱ってるし誰もスーツなんか着てないし、ギャルもいるしネイルもバチバチ。
商品を探して、メーカーさんをあたって、取り扱いや掛け率の交渉をする。下に見られないように、軽くあしらわれないように、自信もって話せるように、気を遣った。
マネジメントの社外セミナーに行ったら全員年上の男性だったりした。
対外的な図太さや、ベンチャーでJTCと対峙するときの度胸みたいなのはこの時培われたと思う。

その後、未経験からプログラマに転向した時、SESに拾ってもらって、勉強して現場入ってたくさん学ばせてもらったけど、誰とも「闘」わなくてよくて、すごく良い環境だった。

最大の溝はバックオフィスの偉い人

プログラマで入社した3年目ベンチャーで、途中、7年ほどバックオフィス(総務、法務、リスクマネジメント)領域をやり、部長職もやった。
そしたらまあ、「部長がこんな若いねーちゃん?」みたいな目で見られるんだ。「ご存じないでしょうけど」前置きでふわっとしたチクチク話してこられるんだ。(-5歳に見える童顔とはいえ)
この時が一番、性別や世代と扱いに対する昭和感が強かった。
持ち上げたり媚びたり、いわゆる「女」のふるまいを最も武器に使ったのもこの時期だ。

バックオフィスや事務部門には女性が多いと思うけど、受ける扱いが一番古臭いのがこの職域じゃないかと思う。

IT業界特有の何かって何だろう

もちろん、IT業界にもJTCはあるし、古臭い習慣で苦労することもあるだろう。でも、たぶんそれは他の業界でも同様にあり得る。

すると残る懸念は、「学校や職場に女性が少ない」のみだ。
ではなぜ、少ないとだめなのだろう。同性が多い場で学んだり働いたりしたいのだろう?
これは、わたしにはわからない。
次回考察してみようと思う。

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