白くかがやく
ねえ、おかあさん
どうしてありさんはくつはいてないの?
なんで足あんなにながいの?
なんであの足で木を登れるの?
………
ねえ、
なんで海と空はどっちかわからなくなってるの?
好きだからぴったりくっついてるの?
………
ねえ、なんで水は透明なの?
なんでなんだろう?
………
今日、何気なく話しかけてくれたり、帰りに別れの挨拶をした人たちが白い光を投げかけてくれたようで、すごくほっとしたんだ。
自分に余裕がないと、真っ直ぐで白くて柔らかい光を放ってるような人は時に眩しすぎて、妬んだり、つい避けてしまいがちになる。
私はたまに考えず、疲れ切って1人でいたい人に近付いて、暗い顔で対応され自分までどんよりしてしまう事がある。
結局、たいていの人は白くかがやくものに惹かれるんだ。それをいいな、と取るか、いい人ぶって、と嫉むかは自分の心次第。
「さようなら」とにっこり笑った顔がうれしかった。私もそんな風に人に思ってもらえるような、そして強い人になりたいな。