【第60回】Netflix『ドリー・パートンのハートフルソング:オールド・ボーンズ』キャスリーン・ターナーは今でも魅力的だった。
【海外ドラマファンのためのマガジン第60回】
Naverまとめが終了したためなのか、時代の成長なのかWEB上に
あの女優が劣化!!
みたいな記事が少なくなり、よかったなと思ってます。
劣化!!
って、いったい何目線で言っているのでしょう。
年を取るということが劣化なら、すべての人間が生まれた瞬間から劣化しています。
それに、若い頃の姿の方がいいと決めたのは誰なのでしょう?
若い頃にスレンダーだった体形も、年を取ると変化することだってあります。もちろんシワも白髪も増えます。
人間の老化はだれにも止められません。
人間として当たり前に年を重ねているだけなのに、それを劣化とか呼ぶことが大嫌いです。
特に美しい容姿の女優さんは、若い頃の姿と比べられて、いつまでも同じ姿でいることを求められます。
40代、50代、60代、70代、80代と、年齢に合わせた役柄があるはずです。
Netflixのアンソロジーシリーズ、『ドリー・パートンのハートフルソング』という番組は、米国の大物カントリー歌手ドリー・パートンさんの楽曲に合わせて1話ずつドラマをつくるという面白い試みの番組です。
歌の内容に合わせて、ストーリーが作られています。
最終話の「オールドボーンズ」は、占い師の女性の物語で、エミー賞TV映画部門の作品賞の候補作となりました。
この中で占い師を演じている女性がとても魅力的で、見たことがある気がするのですが、だれだったかな?と思い調べました。
なんと、1980年代の映画界のミューズ、キャスリーン・ターナーだったのです。
『白いドレスの女』(1981)『ロマンシング・ストーン』(1984)など、多くのドラマでヒロインを演じてきました。
若き頃の姿を知っている人の中には、もしかしたら「劣化」したと思う人もいるかもしれません。
けれども、66歳のこの姿が、女優キャスリーン・ターナーの現在の姿です。
実際に、私はキャスリーンだと知らずに見て、この女優さん魅力的なハスキー・ボイスで貫禄があって素晴らしいなと思いました。
「これが今のわたしですけど、何か?」
と言わんばかりの堂々とした貫禄に、賞賛を贈りたいです!
第72回エミー賞 TV映画部門作品賞候補作
『ドリー・パートンのハートフルソング:オールド・ボーンズ』 Netflix
IMDB7.6 rotten tomates 50%
ノミネート主要部門
作品賞
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