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2021年上半期映画マイベスト10

2021年上半期は、とにかく悲しかった。特にゴールデンウィークに緊急事態宣言が出され、映画館が閉鎖されてしまったのが精神的に本当にツラかった。

欲しているときに、映画を見られないということが、こんなにも苦痛だったなんて始めて知りました。

映画を鑑賞するだけのわたしが、こんなにストレスが溜まるのですから、映画館を運営している方々のご苦労を考えると……。

「行けるときに映画館に行く」という応援しかできませんが、せめてそれだけは続けていこうと思っています。

そんな状況下で鑑賞した映画たちは、通常よりさらに思い入れの深いものとなりました。
2021年上半期に鑑賞した個人的ベスト映画をご紹介します。
順位はありません。

『ノマドランド』
『ファーザー』
『クローブヒッチ・キラー』
『ミナリ』
『マ・レイニーのブラックボトム』
『愛してるって言っておくね』
『ソウルフルワールド』
『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』
『2分の1の魔法』
『HOUSE』

『ノマドランド』(2020)

3月に公開された『ノマドランド』は、個人的にとても大切な映画となりました。ノマドワーカーとして働く自分自身のこれからの生き方について、なんとなく希望が湧いてきた気がします。

4月25日から6月20日まで東京や大阪などで、緊急事態宣言が発令され映画館が閉鎖された影響で、劇場で鑑賞できなかったという人も多いのではないでしょうか?

配信もスタートしているので、ぜひご覧になってください。
第93回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞受賞作です。

『ファーザー』(2020)

アンソニー・ホプキンスが認知症と老いに真っ向から向き合い、演技で表現する神業を目の当たりにして、驚きとともに感動を覚えます。

『クローブヒッチ・キラー』(2018)

主演のチャーリー・プラマーは、若干22歳にしてすでに名優の粋に達する勢い。これから応援していきたいイチオシ俳優です。

『ミナリ』(2020)

アメリカに移民した韓国人一家の物語なのに、共感ポイントが多発。コメディタッチで描かれる家族の物語には弱いです。

『マ・レイニーのブラックボトム』Netflix(2020)

2020年Netflix配信作ですが、今年鑑賞。チャドウィック・ボーズマン、ヴィオラ・デイヴィスの熱を帯びた演技に圧倒されるパワフルな映画。アメリカの黒人問題を知りたければ、ぜひ見てほしい。

『愛してるって言っておくね』Netflix(2020)

12分ほどの短編アニメーションでここまで泣けるとは…….。
悲しいストーリーなのに鑑賞後には不思議と心が洗われるような感覚に陥った。

『ソウルフル・ワールド』(2020)

生きること、働くことの意味について分からなくなっている人、迷っている人におすすめの一本。わたしはこの作品をみて、ずっとやりたいと思っていた哲学を学び始めました。

『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』Netflix(2020年)

なんだかふざけているようで、真剣なドキュメンタリー(逆かも?)。自然の中で人間として生きていることを改めて考えさせられる。映画としても面白かった。

『2分の1の魔法』(2020)

ディズニー&ピクサー映画。魔法が使えても、万能には生きられない。悲しいこともあり、どうにもできないことがある。
それを知っておくことが大切。

『HOUSE』(1977)

大林宣彦監督の長編初監督作。1周忌というきっかけで、はじめて鑑賞した。常識に囚われず、自由にクリエイションする力に引っ張られ、ものすごく刺激を受けた。


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