ヒーリングピアノコンサートの準備期間に徒然
レソナ・ヒーラー・ピアニストの舞弦美音です。
今年の夏は、9月14日(土)開催予定、ヒーリングピアノコンサートの
準備の為、ピアノ室で長く過ごす日々が続いています。
ベートーヴェンの三大ソナタの内の2作品
悲愴、月光をテーマにクラシックの小品を中心にしたプログラムでの
各部1時間弱のコンサートを開催いたします。
ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」は1798年に作曲されました。
当時28歳で、難聴を自覚し始めていた頃といわれています。
「月光ソナタ」は、1801年に作曲され、当時31歳だったベートーヴェンが
想いを寄せていたといわれている、伯爵令嬢ジュリエッタ・グイッチャルディに捧げた作品です。
このソナタは、彼の内面の葛藤や苦悩を音楽に独白したものであり、
その美しさと決然とした姿勢が魅力です。
ベートーヴェンはこの時期、耳の具合が悪化しており、
『ハイリゲンシュタットの遺書』という、弟に充てた手紙で
自殺を考えていたことも知られています 。
この遺書には
「自分の生命を絶つまでほんの少しの所であった。- 私を引き留めたのはただ“芸術”だけであった。」
という一文があります。
ベートーヴェンは、芸術に生涯を捧げる決意をしたのかもしれません。
そして、「月光ソナタ」からは、その絶望の中にある生命力を感じることができるのです。
今回のヒーリングコンサートでは
このようなベートーヴェンの濃密な時期に光を当てつつ
関連する作曲家の小品を組み込んで構成してみました。
以下のようなプログラムを予定しています。
ベートーヴェンの死後からまもなく200年となりますが、
今なお、色褪せることなく、むしろ色濃く愛され続けているベートーヴェンの作品。
200年という期間は長いようで、地球の歴史や宇宙の規模を考えると、
実は短いものです。地球の誕生から見れば、200年はほんの一瞬に過ぎません。音楽史を振り返っても、素晴らしい作曲家たちが次々と現れ、その流れを感じることができ、この時代の流れを引き継いでいる現代を
こうして生きていられていることに感動してしまいます。
ベートーヴェンは「ハイリゲンシュタットの遺書」を書いた後、
25年間音楽家として生きました。彼は何か特別な「役割」を果たしていたのかもしれません。
ヒーラー目線では、量子力学の世界は、時間軸を過去にも遡れるとも
考えられますので、その視点から見れば、私たち一人一人の存在が、
当時のベートーヴェンの命を繋いでいく一助になっていた
可能性もあるのかも。。。。
そんな風にも捉えられ、ロマンを感じてしまいます。
今回、会場は、スタインウェイのフルコンサートピアノを常時利用できる、タカギクラヴィア所有の松濤サロンを選んでみました。
陽の光の入る一面ガラス張りのサロンは松濤の通り沿いに面しており
いわば、都会の喧騒と優雅さを併せ持ったサロンです。
この200年の間の時代の変化を体感しながらも
時空を超えた音楽の旅をナビゲートしていくような。。。
そんなヒーリングコンサートにしたいと思っています。
徒然といいながら、、まあまあな長文になってしまった、、、
お読みくださり、ありがとうございます♪
丁度、大学業務が夏休みだったり、猛暑やお盆などで、お仕事が
少なくなっている中、普段はなかなか費やせない時間を利用して
音楽と深く向き合いながら準備を進めることが出来ています。
各部30席限定となっており、8月26日の現時点で、
1部が残り13席、2部が9席ほどです。
ご興味おありの方は、コメント欄からもご対応させて
いただきますので、お気軽にコメントくださいませ♪