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【愛着障害という表現の危うさ】

自戒を込めて 発信します。

おそらく  
僕が一番できてないことなのでしょう…

だから自戒を込めて。

昨日
オンラインの例会でした。

例会の感想で
様々なQをいただきます。

昨日も、
14のQをいただきました。

頼りにしてもらっていること
本当にありがたく思っています。

ただ、
頂いたQの中に

『愛着の子を担任しています。』

であったり

『愛着障害の〇年生。』

という表現が

いくつかありました。

おそらく

僕が講座の中で
そのような表現をしているのかもしれません。

ただ 
このような言い方は気をつけなければ

引っかかる人が、
かなりの数いるということを認識しておかなければいけないと思っています。

米澤先生もそのあたりの表現をものすごく丁寧にされます。

愛着というと、
少なくとも日本では、

まだまだ親の責任という認識がかなり、強くあります。

保護者が自分の子が愛着障害だと聞いた場合、どれだけのショックを受けるか
それは容易に想像できます。

一方
英語では、

愛着は、

attachment

と表現されます。
英語で意味するところの

attachment

我々の愛着の認識には、少しズレがあります。

attachmentのそもそもの意味は

付着とか、連結、接続などの意味です。

ある意味、愛着というより、

『人との関係性』のようなニュアンスが近いのかもしれません。

関係性を築くのに課題がある。

僕も基本的には、そういった認識でいます。

だから

僕が、校内研修で一番最初にお話するのが

誰しも少なからず愛着に課題がある。

愛着スタイルが誰しもある

ということです。

それが、
環境によったり、

そもそも、その子の持っている先天的な課題と

関連して起こるのが

問題行動なのです。

このあたりを意識してもらったうえで、
お話を進めていくからこそ、

一定の納得を持って聞いていただけるのだと思います。

愛着の課題は、どの子も一定持っているもの。

でも、だからと言って、

問題行動を起こしている子どもを

愛着障害だということは、慎重になったほうがいいのだと思います。

ただ、

米澤先生の愛着の理論を学ぶことで
現在の学校現場で、

具体的に何をすれば、
問題行動を減らすことができるのかが、

僕は何よりわかりやすかった。

なので、
このことを学んでいこうと思っています。

教師と子どもとの関係性の構築。
子ども同士の関係性の構築。
保護者と子どもとの関係性の構築。
教師と、保護者との関係性の構築。

これらを学ぶことができるのが、愛着なのだと思っていますし、
それって、どれだけ

AIが進化しても絶対に必要なことです。

だからこそ、僕は
これからも愛着について、学んでいこうと思っています。

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