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自閉と愛着②  認知支援

昨日の発信で
愛着障害と自閉症 両方の課題があるお子さんのことを

第 3 タイプ 


と表現するというお話をしました。
そしてその 第 3 タイプのお子さんに有効な支援が4つあることもお伝えしたかと思います。

1つは 認知支援
もう1つは 行動支援
もう1つは 感情支援
そして人間関係支援

の4つです。

今日は認知支援について触れたいと思います。

米澤先生(和歌山大 愛着障害の専門家)
の書籍では、
認知支援が、いくつか紹介されていますが、
僕の中で、特に納得し、分かりやすかったのが、

予定と構造化の支援

そらし支援です。

認知支援の一つの
大きなものに予定と構造化の支援というものがあります。

自閉的な傾向があるお子さんは、
自分の居場所感がないときに、多動や問題行動が起こりやすくなります。

さらに、見通しがたたないことにも、抵抗があります。

日々の活動、
授業が
一定、システムになっていて、
そこに、自分は何をしたらいいのか?
ということが、はっきりと分かっていれば、
感情が安定してきます。

いかにして、
第3タイプのお子さんに、
このような感情が安定した時間を【先手】で作っていくかが非常に重要になっってくるわけです。

しかし、
そうは言っても、日常の生活の中で全てを
このように、取り組むことはできません。

多くの場合、後手を踏むことが多くなります。

子どもが
与えた活動内容をせずに、
さらに、
問題行動まで起こしている場合です。

その際に有効なのが「そらし支援」です。

焦点化された認知をそらし
違う行動に向け
結果的に問題行動を起こさないようにする支援です。

この
そらし支援が上手にできる先生が対応力の、高い先生なのだと思いますが、なかなか難しさはあります。

具体的には、様々な方法があるのですが、今回は割愛します。

このように、認知の支援を、行うにおいても、

自閉的なアプローチと
愛着的なアプローチの2つを意識することが大切なのです。

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