クリエイターズギルド#4
アイデアの意匠権について
インハウスデザインの世界では、意匠権を企業に譲渡するケースがほとんどだ。
その対価として日々の給与があり、重要な発案に対してのボーナスがある。(意匠登録の際にパーセンテージが決まり、貢献度によって金額が変わる)
ギルドを始めるにあたって、この権利関係に不安があったので、ABLabやリーマンサットで法務関係を担当されている星さんにアドバイスを求めた
Q1:個人が発案した意匠を製品化した場合、意匠権は100%個人に帰属して良いのか?
A:意匠法上は創作した人に帰属します
Q2:メーカー側との権利配分は個人と企業間で交渉して良いか?
A:OKです(大きい企業は権利持ちたがるので、そのあたりの交渉に毎回苦労します。ライセンスフィーとか他の条件で調整するかんじです)
Q3:複数人が関与した際(ブレスト等)、権利配分を都度交渉すべきか、あらかじめ発案者に帰属する旨伝えて参加してもらうのが良いか?
A:これ実は深い問題です。よくあるのは団体の規則を作って、団体で創作したときの知的財産権は団体に帰属するとしておくパターン、個人の創作は個人に帰属するとだけしておき、個人間のトラブルにはタッチしないパターンですが、個人に帰属させるのであれば事前に(参加申込みのときとかに)明確にしておかないと揉めます。
以上のように回答していただいた。
やはりというか、複数人が一つのアイデアをカタチにする上での権利配分が一番難しい所だ。
ギルドにオープンなブレストの機能を持たせたいが、権利を守りつつモノづくりしたいというクリエイターにも選択肢があるようにしたい。
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