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強化部長としてのチーム強化方針

監督兼強化部長

公式リリースでもあるように[南紀オレンジサンライズFC 監督]に就任しました。


今回監督に就任する他に大きな仕事となるのが強化部長というポジションです。

強化部長とは簡単にいうと、チームを強化するために選手のスカウト等を執り行う部門を執り仕切る人となります。

GMとは違いますね。それはお金を扱うかどうかの違いでしょうか。

あくまで選手を集める仕事を行い、選手の獲得に対して(お金の要素を省いて)最後のGOサインを出します。プロサッカークラブであればそこからお金を管理する財務部門との仕事となります。

他に似たような仕事で、似たような呼び方の役職については一応こちらをご覧ください。


テクニカルディレクター(TD)やスポーツダイレクター(SD)なんていう呼び方も海外では言われてたりします。その言葉を漢字に変換すれば強化部長になるのかなと思います。


立ち位置と基準点

それでは僕自身がどのような基準で選手を獲得しようと思っているのか。この2021年3月3日現在の考え方を述べたいと思います。あくまで僕自身の心の中の声だと思って読んでもらえればと思います。

まずサッカーの部分における明確な基準を考えます。

1,チームのサッカーにフィットする選手であること
2,クラブとチームの目指すものに適したレベルであること
3,将来性があり高く売却出来る可能性がある選手であること

1に関しての話

クラブに提示するゲームモデルとチームが目指すプレーモデルに対してしっかりとフィットした選手であることが大切です。(ここで言うゲームモデル、プレーモデルと言うキーワードの解釈は一般的なものと異なる可能性があるので、過去の記事もご参照下さい。)

当たり前の話ですが、自陣のGKからボールを繋ぎ+1以上の数的優位を作り前進していくビルドアップを目指す場合、どのようなGKを獲得した方がいいのかはイメージしやすいですよね。またCBであればディフェンダーとしての危機察知能力や予測、対人の強さだけでなくボールを受けて出せるCBの方が良いはずです。更にはドライブで前進したり、立ち位置の幅を考えられるインテリジェンスも必要かもしれませんね。クラブとしてのゲームモデルがあってこその判断基準になるので、まずはそこを作らないといけません。

ここを間違えると不幸なのはクラブ以上に選手の方だと思っています。チームのスタイルにフィットせず思ったように活躍出来ない選手を沢山見てきました。料理に例えると良いサッカー選手で能力もしっかりとしたものがあるはず(食材で言えばフカヒレとして)なのに、そこで繰り広げられるサッカーが激辛料理であればどうでしょう?絶対にまず中華料理のチームを目指すべきですよね?でも無理にでも激辛料理にフィットしようと努力するわけです。それだと選手の持っているポジティブな要素も消えてしまいかねません。料理に例えると、「それは良くないことなんて当たり前だよね。」と思うかもしれませんが、サッカーではこのようなことが良くあります。

できればそのクラブがどのようなサッカーを目指しているのか(店構えとしてどのようなお店なのか分かる)の大枠でも分かった方が良さそうです。また選手(食材)がどのような選手なのか(どのような食材なのか)分かっていない事もあります。

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これからも自分以外の【誰か】や【何か】のために、少しでもその方々にとって有意義なものを作っていきたいと思います。楽しみましょう!