音ブロ用にmodded環境構築

前書き

PCがとうとう悲鳴を上げたので買い換えた。
今まで築いてきた環境が、すべて水の泡である。
modderの環境構築というのはとてもつらいのでわりとへこんだ。
SSDが移行できればよかったのだが、SSDの中身さえ見れる状態ではなくなっていたので完全に記憶が頼りである。
環境がなくなってからというもの音ブロを触っていなかったが、音ブロ祭りがあるということで重い腰を上げることにした。
こういう理由がないと動けないのである。
そして過ちを繰り返さないためにも備忘録としてこれを書き残すことにした。

また音ブロ用のmodの参考にもなるだろう。

構築

当たり前ではあるが、minecraftの環境が構築されない限りminecraftはできるはずがない。
とはいえもう何度も触っているので、modの導入はかなり慣れているはずである。

以下ランチャー導入済みを想定

minecraft

minecraftのバージョンというのはじつはかなり重要だ。
どのバージョンかによって音の響きは変わるし、modのバリエーションも変わってくる。
ところで、この世界には1.12の音ブロerと1.16の音ブロerの二種類の人間がいる。
私は以前は1.14だったので人間ではなかったのだが、1.16にアップデートすることで待望の人間になることを決意した。
そんな戯言はいいからさっさと本題に入れよといわれそうなので、さすがに本題にはいる。

次のセクションに入る前に、まだ一回も起動していない場合は起動しておこう。
さらにmodded環境にする以上、ディレクトリの変更は必ずするべきである。
デフォルトのディレクトリを使っている場合は速やかにディレクトリを移行しよう。
移行の仕方は単純で、どこか好きな場所に、適当な名前でフォルダを作ればいいだけである。
多くの環境を構築する私のような人の場合は階層分けが望ましい。
ここでは私の例を載せる。
私の場合、makingとrecordingでディレクトリを分けている(た)。
なぜかは知らない。

C:\Users\username\AppData\Roaming\minecraft\previous\fabric\1.16.5-making
C:\Users\username\AppData\Roaming\minecraft\previous\fabric\1.16.5-recording

そうしたらそのディレクトリで一度インスタンスを作り、minecraftを起動しておく。
インスタンスの作り方は適度調べてほしい。
これは必要なファイルの生成を行うためであるが、後述するmod loaderの導入後でもかまわない。

mod loader

ここからは自己責任です。人に責任を擦り付けたい場合はおとなしくバニラで遊んでてください。いやまず擦り付けないでください。

バージョンというのはなにもminecraftのバージョンだけではない。
vanillaでプレイするのならそれだけなのだが、私は先ほど述べたとおりmodderである。
ということはmod loaderの選択も必要だ。
fabric,forge,quilt,liteloader等いろいろあるが、私の使っていたmod loaderはfabricなので1.16でもfabricを使おうと思う。

https://fabricmc.net/use/installer/

上記のサイトより自分にあったfabric installerをダウンロードし、そのファイルを実行する。
拡張子はwindows用だとexeに、グローバル版だとjarになっているはずである。

ほかはしらん、ゲームをするならどう考えたってwindows一択だろ

やまゆー

ということで、その親の顔よりはみていないが見慣れたGUIにしたがえばインストールはできる。
もし私は機械音痴だという人がいて、てきとうにいじるのが怖いのであれば、modを入れないほうがいいと思う。

そうしたらランチャーを再起動し、自動生成されたインスタンスのディレクトリを先ほど作った場所に変更して起動する。
これも先ほど同様、必要なファイルを生成するためである。
正常に起動していた場合、なにごともなく起動され、タイトル画面の左下にmod導入済みという表記があるはずである。
これを確認したら諸々の設定をすませ、minecraftを終了させる。

mod

javaの魅力といえばもちろん幅広い拡張性、もといmodである。
ちなみにmodのもとの単語である"modify"は改造するという意味だ。
その名のとおりminecraftに改造を施すのだが、こういったサンドボックスゲームは公式で改造を認めていることがたまにあるらしい。

modというのは多種多様で、ゲーム性を変えるものからただの微調整だけのmodもある。
次のセクションで紹介するmodは個人的に入れておきたいmodであって、入れるべきmodではない。
ただの参考である。
どんなmodを選ぶか、それは自分の嗜好次第で大きく変わるので自分と相談してmodを選ぶほうがいい。
またここに紹介するmodがすべてではない。世界は広いのでぜひcurseforgemodrinthgoogleで調べてほしい。

導入方法はいたって単純で、自分のバージョンにあったものをダウンロードしてmodsにぶちこむだけである。
バージョンが間違っていると読み込めないので注意。
ファイルがないなと思ったらview allを開いてみよう。

mod紹介

ここではfabric1.16.5に対応するmodのみ紹介する。
リンクは小見出しに埋め込んである。

私が使うmodのみを紹介しているので、この限りではないぞ。

fabricAPI

このmodは名前のとおりfabricを読み込むに当たってほぼ必要になるmodである。

mod menu

modをリスト化してくれる。なくてもいいが、ないと設定をするときにつらい。

sodium

軽量化。私はoptifineアンチなので使わない。そもそもあいつは軽量化じゃない。
余談だがsodiumはナトリウムで、同じく元素の名前を関するmodを個人的に元素系modと呼んでいる。
ほかにここでは紹介しないが、hydrogen,oxygen,forgeのフォークとしてのradium,magnesiumなどがある。

sodium extra

sodiumのアドオンで、sodiumにないがほしい機能を追加してくれる。アドオンなのでsodiumがないとエラーを吐く。

reeses sodium options

sodiumのアドオンで、見づらい設定画面を整えてくれる。とくに追加する機能はないが、sodiumをいれるならいれておいたほうがいい。

indium

元素系modでレンダリング最適化mod。軽量化ではない。

lithium

元素系modで主にtpsの安定化を図るmod。音ブロをするにあたってtpsが安定しないとすぐ萎えてしまうので必須だと思われる。

iris shaders

shaderを読み込むためのmod。optifine形式でも読み込めるし、旧バージョンも読み込むことができる。optifineとちがってそれ専用のmodなのでより扱いやすいようになっている。

dashloader

読み込みの最適化mod。起動時も最適化されるが、ワールドの読み込みやリソースパック、modを読み込むときも最適化される。
初回起動時と読み込み変更時にキャッシュを作成するのでそのときは少し重くなるが、次回からは軽くなる。

lazyDFU

起動中の最適化がされる。起動時と起動中は別のタイミングである。
起動時はランチャーのプレイを押してからウィンドウが作られるまでの時間で、起動中は赤地に白字でmojangと表示される時間。起動時間がめちゃくちゃ早くなる。ほぼmojangが移らなくなるほど短くなる。

smooth boot

起動時の最適化だが、dash loaderとは違う部分で最適化されるため競合はしない。詳細はだれもいらない情報だと思うので話さない。

ferritecore

RAM使用の最適化mod。音ブロックはながいときだと2048m以上移動するのでRAMの読み書きが多くなる。DDR5だといらないかも。
余談だが、RAMの使用量はmax4GB以上全体の1/2以下に設定することをおすすめする。RAMが全体で8GBの人は増設を検討したほうがいいかもしれない。

fps reducer

放置時、もしくはフォーカスがはずれたときにminecraftのfpsを制限することでpcに負荷を与えないようにする。dynamic FPSとおなじだが、cpu使用率を見ることができる。競合はしないが、両方あっても意味はなさそう。

dynamic FPS

CPU使用率を見れないfps reducer
正直どっちでもいい。cpu使用率なんてだれも見ないし、タスクマネージャー見ろ。

phosphor

元素系modのひとつ。light uppdateを減らす。starlightのほうが軽量化になるが、1.16.5は対応していなかったのでこちらを導入。
ないとまじでlight uppdate多すぎて上にブロックをおくだけでラグスパイクが発生する。いい加減エンジンを変えてほしいところ。

notes

ノート。.txt形式でワールドごと、もしくはグローバルで保存できる。
いわゆるメモ帳をminecraft内で作った感じ。私はどの音源がどのトラックか、どの音源がどのブロックかを保存している。

replay mod

プレイ中のリプレイファイルを作って、あとから見返したり動画をエクスポートしたりできる。スピードや画質とフレームレート、テクスチャにshaderをあとから自由に変更できるのでとても重宝している。録画していてもまったく重くないが、音があまり録れない。
エクスポートした動画はスクショを連続的につなげただけなのでまったく圧縮されていないためサイズがとても大きい。そのためほかのソフトで再圧縮する必要がある。

skin swapper

通常スキンを変えるためには一度終了してランチャーで変える必要があるが、これによってメニューにもどるだけで変更可能になる。
ソロでプレイするしほぼいらん。

carpet

おもに音ブロックではtick関連の操作をするが、それ以外にもわりと重要な機能がある。正直クリエイティブはこれ依存。
余談だが、開発当初は体にcarpetを回すためのmodだったためこのような名前がついた。

carpet extra

carpetのアドオン。正直機能がありすぎてどれがどのmodによるものかは忘れてしまった。

carpet tis addition

carpetのTIS用に作られたアドオン。リピーターの遅延を半分にしたりできる。すべての機能はコマンドでトグル可能。

miniHUD

デバッグ画面は情報量が多すぎて邪魔だという人むけに、情報量を限って常時表示するようにするmod。facingやcodinateなどだけ必要という人にもむいている。前提としてmalilibが必要。

tweakeroo

その名のとおり、tweak(微調整)してくれる。通常ロングタップでは4gtずつのinputだが、この速さを変更したりパーティクルを消したりできる。前提としてmalilibが必要。

malilib

ライブラリmod。それだけ。

inventory hotswap

inventoryの入れ替えがめんどくさい。特定のキーを押しながらホイールをまわすとインベントリを開かずにスロットを変えることができる。

world edit

知る人ぞ知るmap builder向けのmod。説明は不要だろう。

world edit CUI

world editの範囲を見えるようにする。
色は変更可能だが、初期設定で大丈夫だろう。

notebetterfabric

必須。notebetterのfabricフォーク。いくらでも音源を追加できる。
ありがとうごらやん氏。

設定や書き方はこちらを参考に。

note dupulicator

必須。1.13にて消されたブロック選択時に音階も保存される機能がmodになって帰ってきた。
ありがとうごらやん氏。

block tuner

クリックが煩わしい。わかりづらい。そんなあなたに朗報だ。1クリックでどんな音階にも変更が可能になる。なんかnotedupulicatorと競合するらしい。

command macros

名前のとおりmacroのmod。WEのコマンドを割り振ったりなど。

alternate current

レッドストーンダストのラグを軽減。ダストのラグは回路勢にはよくわかる。あの更新量は馬鹿だろ。いやでもそれに助かってるときもあるし…。
少なくとも音ブロにはいらない。
ダストはなくなれ(過激派)。

keybinds galore

競合したキーバインドを競合しないようにする。私はなにかの設定をするキーをすべてまとめてこれで管理している。

command block IDE

コマンドブロックが見やすくなる。けっこう好き嫌いが分かれる。

modの設定

modを導入すれば環境は構築できるなんてそんなはずはない。
設定もしなきゃまともに使えるはずがない。
が、設定なんて人によって変わるので、そのへんはがんばってやってくれ。
私は左利きなのでそこまで参考にならないのだ。

あとがき

環境の構築はこれだけだろうか。
minecraftの構築はこれで終わりな気がするので、このnoteはここまでにする。ところで最後にmakingとrecordingでディレクトリを分けた理由を述べる。これはひとえに、設定が違うからにほかならない。気になる人は気になるが、気にならない人は同じにしてもいいと思う。

こんなことを書いていたら5000文字を超えてしまった。
はやく音ブロたたけや。

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