中国の音楽市場について②音楽サブスクにおける国別の人気について
おはようございます、かわはら社長です。
今回は中国サブスクにおける国別の人気について書いてみたいと思います。
中国最大シェアの「QQ音楽」を基準に国単位で考えてみます。
実際の数字知らないけど(笑)下記のイメージです。
中国>>越えられない壁>>欧米圏≧韓国>>>越えられない壁>>>日本
画像の通りなのですが「排行榜」(ランキング)のトップ画面に日本チャートがないことが全てを物語っています。(悲しいけど、これ現実なのよね)
韓国については以前は単体でも欧米圏以上に人気があったという認識です。
いろいろあって現在は少し影響力が下がりましたが、K-POPは中国で人気のある音楽ジャンルと言えます。
最近だとRed Velvetなどチャートインしていましたね。
"欧米"といってもほぼアメリカになりますが、米国のトップアーティストが日本で売れるのと同じ流れだと思ってください。
最近だとJustin Bieberなどチャートインしていましたね。
実際に今日のチャートがこちら。
(韓国系は今日はTop20にいなかったのですが、よく上位で見かけます)
では、日本の楽曲はどうでしょうか?
デイリーのTop100の中に0曲。1曲もありません。
月単位でもほぼ0曲。1曲もありません。
年単位で言えば昨年は「天気の子」が中国で公開された効果もありRADWIMPSがチャートインしていました。
こういった特定のブースト効果があればTop100に入ることもあるのですが、基本的にチャートインできるような人気はありません。
こんな風に言ってしまうと「中国でも日本の○○は人気!」と言われてしまうこともあるのですが、ハッキリ言います。
(中国、米国、韓国のようなメインストリームと比べて)人気なんてない、と。
もちろんメインストリームではないのですが、14億人いるので日本の音楽にも市場は存在します。僕の大好きな海外のマイナーなメタルバンドも来日公演で2000人キャパ埋まったりしますからね。ちょっと違うかもしれないけど(笑)
もちろん作品と相まって中国でも広がっていくアーティストもいるのですが、全体的な意見をもう一度言います。
(メインストリームと比べて)日本の音楽なんて人気なんてない、と。
次回はそんな「人気のない日本の音楽」の中でどんな楽曲が中国で聴かれているのか、という話を書いてみたいと思います。