【映画感想】MEN 同じ顔の男たち⭐︎⭐︎⭐︎
『MEN 同じ顔の男たち』(メンおなじかおのおとこたち、Men)は、2022年のイギリス・アメリカ合衆国のホラードラマ映画。夫の死を目撃した過去のトラウマと目の前に現れる同じ顔の男たちの恐怖に対峙する女性を描いている。Wikiより
イギリスとアメリカのホラードラマ映画ということですが、なんとなくすごくイギリスを感じました。
冒頭のギターの音が、すごくよかったです。全ての音楽がよかった。
で、この夫はとんでもないDV野郎だなと思ったんですけど、よく考えると、ただ妻を大好きなだけの人で。「別れるなら死ぬ」と迫るより、「別れたら悲しくて死んじゃう」のがよかったのでは? …同じか。そして妻のハーパーも、「別れなければ死んじゃう」って言ってやればよかったのに。でも別れたくなった原因がよくわからないから、長年積み重なったものならもう無理なのかも。
全体の、この訳わからない感じは何なんだろう…前にも同じようなことがあった気がするんですよね。
出てくる人がとにかく気持ち悪い。変なこと言う。ハーパーも、なんだかちょっと変…同じ顔の男に気づいてるのか? よくわからないですし、いやこれは私が変なのかも? え、そんな訳ないと、モヤモヤしたままお話は進み。
最後の方で、渾身の怖いのをやってるのに、ハーパーがぷいって家の中に入っていくところが、「怖がってないやーん!」と思ってしまいました。
結局は、何でもかんでも時短とか効率とか、そんなことばっかりではなく、わざと回りくどくしろってことなんですかね。最後に夫が望みを一言で言ってしまったのを見て、なぜ最初にこれを言わなかったのー? と、思ってしまいました。