【映画感想】ミスト⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
『ミスト』(The Mist)は、スティーヴン・キングの1980年の中編小説『霧』を原作とした、2007年のアメリカ合衆国のSFホラー映画。Wikiより
スティーヴン・キングは、やっぱり怖いです。怪物が、霧で姿が見えないせいで、怖さ倍増なんです。1人また1人、なす術なく犠牲者が出てしまう…あー怖い。
そして怪物より怖い、人間。最初は協力しあっているように見えましたが、何より怖いし、時間もかかってるから、いろんなことを言う人がそりゃあいますよね。自宅に子どもがいるから帰りたいと言って、出て行った女性。その際、誰もついてきてくれないからって「全員地獄に落ちればいい」と言い残す。えー! なにこの人間、怖いー!! 他にも、宗教的なこと言い始める人間がいて、それを信じる人間たちがいたり、これからどうするかで対立したり。閉鎖されてる中での集団心理、ルールとか秩序なんてもはやない、何もない平時であれば「どーもーこんにちは〜」「今日も暑いですねー」「ではまたー」と言い合える仲だったのに。
最後に、通り過ぎて行ったトラックを見て、もう主人公は絶望のどん底な訳です。ツラいです。私も「あー!!」と叫びました。これから見る方もぜひ「あー!!」と叫んで欲しいです。