
【映画感想】Threads of Blue/ スレッズ オブ ブルー ほどけゆく残影⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
山道での交通事故で両親と弟を失うという悪夢から目を覚ましたエン(佐藤玲)は、不吉な予感に襲われる。主人公を『高崎グラフィティ。』の佐藤玲、彼女の両親を『よこがお』などの筒井真理子、『学校の怪談』シリーズなどの野村宏伸が演じる。サイコスリラー。2023公開。(アマプラより)
見てる間も怖い。見終わってじわじわ怖い。ずっと怖い。そして気付いたら、ずっと考えてる、だからずっと怖い、そんな映画です。
忘れているという状態は、ちょっと不思議ですよね。忘れたというのは、消えたとは違って何かのきっかけで思い出したり、ずーっと前のこと、忘れたことも忘れてたようなことを、全然関係ないことをきっかけに思い出したり。
記憶に関して私の脳内イメージでは、忘れたくないことは、近くの引出しの1番上に入れておこうとか、あーこれはめったに開けない奥の方の引出しねとか。これはもう鍵付きの2度と開けない引出しに入れて、鍵なんか捨てちゃおう、とか。本当は、自分の意思で完全に消去できたらいいのにな、と思いますけど。
心の中だけは絶対に自分のものなので、そこを他人がズカズカ入ってきたり、思い通りにされたりすると、ほんとに恐怖です。
ついでにですが。
デリートキーの上あたりに「忘れるキー」があったらよくないですか。
使わない…ですか。
あ、また怖くなってきちゃいました。
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