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【映画感想】ローズメイカー 奇跡のバラ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
2020、フランス制作。
亡き父から受け継いだバラ園を、何とかして立て直すという物語。主演、カトリーヌ・フロ。
主人公のエヴ。バラの新品種コンクールで数々の受賞歴もある彼女だが、今は大企業でライバルのラマルゼル社に、賞も顧客も奪われ、受け継いだバラ園も倒産寸前。
そこで、バラ園の立て直しを決意したエヴ。格安で、訳ありの3人を雇うことにした…。
バラ園に行くと、その種類の多さに驚きます。よく花束でプレゼントにされるようなもの、花びらが一重で「これもバラ?」というものも。でもその種類の多さの裏には、こんなに大変な努力と労力があったのですね。
また調香師(?)のことも、とても興味深かったです。鼻が効くのはもちろん、言語で説明するので、言葉が大切なんですね。
雇った子のうち、前科のある子がとても鼻が効く子で、その子を訓練して、やる気にさせて、というのは大変だったと思います。親の愛はあんまり受けられなかった子で、さいしょは戸惑っていたけれど、嬉しかっただろうな。立派に成長して再会し、喜び合っている光景が浮かびます。待っていてくれる人がいるというのは、頑張れる力になるものです。たとえそれが親じゃなくても。
秋が深まると、以前行った薔薇園で、またたくさんの薔薇が咲くんだろうな。この映画を見られたから、今年もまた行ってみたいなと思います。
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