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【映画感想】鯨の骨⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
『鯨の骨』(くじらのほね)は、2023年10月13日公開の日本映画。監督は大江崇允。落合モトキとあのがダブル主演を務めている。キャッチコピー「都会の夜はまるで深海のよう」。Wikiより
確かに、都会の夜は深海のようでもあります。それぞれが仲間をつくって、まぁそれは仲間はずれも同時にしてるんだけど、ただよってる(漂ってる、或いはただ酔ってる)。
バーチャルを否定する人ってみんなこう言いますよね。現実が分からなくなるとか、戻れなくなるとか。果たしてそうだろうか。コントローラーはいいけど、ゴーグルはダメとか言われて、思ってましたよ。「果たしてそうだろうか」って。
この映画はとても良かったです。
アプリに、もうちょい「わー!」が欲しかったけど、でも後でわざとだろうなとも思いました。あとはみんなで青いレインコート? 着たり。いそういそう。
間宮は、ゆかりとの関係のこともあって、リアルに絶望したまではいかないけど、面倒になったんでしょうか。いや絶望したのかな。そういう女に目つけられて、自分もまあいいかと思ってしまった感が出てて、そういう自分のことも嫌なんじゃないかなとか勝手に思いました。私はそういう間宮、好きだけどな。
最後のシーンもよかったです。そんなことしても何もならないかもしれないけど、世の中は変わらないけど、やる。
たぶん、自分が自分であるために、自分を好きでいるために、やるのでは? そういえば私は子どもの頃いつも、自分を好きでいるためって自分に言い聞かせて、いろんなこと無理して頑張ってきたなーと、思い出しました。苦手な勉強も、体育も、面倒な宿題も、大人の理不尽な期待に答えなきゃって。今はもう無理には頑張ってませんけど、自分を好きでいたい! という思いも忘れてしまっていました。
あのちゃんの曲も良かったです。なんかすごく感動して泣けてきちゃって、見た後も何度も何度も曲聞きました。
リアルの世界もそんなに良くないし、自分のこともそんなに好きじゃないけど、ただ映画を見るのは好き。もうそれでいいじゃないか。自分にそう言ってあげました。
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