【映画感想】みなに幸あれ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
『みなに幸あれ』(みなにさちあれ)は、2024年の日本のホラー映画。
監督、下津優太
脚本、角田ルミ
主演、古川琴音。R15+指定。
見終わると、これが成り立つ理由とか、人間の嫌なところとか、いろいろ考えてしまいました。
他人の不運や不幸と自分を比べて、自分はそうじゃなくて良かったなとか、自分はまだましやなと思うことが、すっごく嫌になったことが高校生のときにあって、自分はそういうことをするのはやめようと思ったし、そういうことする人はキライでした。今はそうでもありません。多分そうする理由があると思うから。
その高校生のときの感情を思い出して、とても嫌な気持ちになりました。
田舎の風習というか習わし? 田舎でなくても、それこそ各家庭にありそうな、ただの思い込みは、他にもっといい方法があるのに、これしかないと思い込んで、頑として変えない。それでいいよって言ってくれる、優しい人に甘えてるだけ。周りもみんなそうだから。ずっとそうしてきたから。人に嫌な思いさせて、自分の家の幸せ築いてる身勝手さ。いるかもしれません、こういう人たち。
こういうことはなくならないのか、とも思うし、なくなるわけないのか、とも思いました。
そういうことを考えさせる映画なのだと思います。
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