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神納 花 さんピンク映画ついてインタビュー

アンダーグラウンドなイベルトや、AV作品からピンク映画やインディーズ作品へ出演、監督や制作スタッフとしても幅広く活躍している‼️

AV女優  神納 花(元・管野 しずか)さん

そんなマルチな才能な神納さんは、与えられた役柄も生年月日や生立ちなどを、自らイメージ設定を作り上げて細分にまで徹底して作りあげ演技に挑む姿に、惚れ込み取材してみました。そんな一部をご紹介。

■質問①:『今までに、ピンク映画館に行ったことはありますか?』

神納花:「舞台挨拶があるとき…ぐらいですね」

■:(プライベートで行ったりとかは?)

神納花:「全然…それこそ、自分の(映画)が上映されて、舞台挨拶のスケジュールが合わなくて、というときに、こう、何回かお邪魔したことはあるんですけど──お仕事以外では、むしろ、ねえ、お仕事させて頂くまでは、そういう上映をしてる所がある事も知らなかったぐらいなので」

■:(デビューは2011年でしたよね?)

神納花:「はい!」

■:(前のお名前のときでしたよね?『神納花』ではなく『菅野しずか』さんのときに、田中康文監督の映画でデビューされて。そのあと二本撮って荒木太郎監督の作品に出演されるというかたちでしたね?)

神納花:「はい、そうです!」


■質問②:『ピンク映画に出演のきっかけは?』

神納花:「いや、それこそ、あの、田中(監督)さんが事務所にお話をくれて、っていう。なので、菅野だったんですけど、〝2011年ピンク映画デビュー〟っていうふうにもして欲しくないなっていうのがあって──菅野しずかってやっぱり、AV女優・菅野しずかなので。なんか、ピンク映画女優としてのデビューを、わざわざ謳いたくないというか──なんか、そこは、なんだろ? 
AV業界について誇りを持っていたいので。うん、〝ピンク映画にも出演するAV女優〟っていう、
あくまでもAV女優でありたいんですよね? 
私は。うん、なので、菅野しずかのデビューを言うんだったら、2009年にして欲しいです。AVのお仕事を始めた」

■:(じゃあ、映画に出たのは2011年だけど、っていう事ですね?)

神納花:「そのときに、ピンク映画の仕事はしたけど、っていう、はい」

■:(なるほど。では、田中監督さんが、菅野さんのAV作品を観て?)

神納花:「まあ、なんか、観てくださって。ま、田中さんの、すごい面白いなと思ったところは、なんか、私、当時、結構まあ、いわゆる、なんかメンタルの弱い人だったので、すごい、リストカットだらけだったんですよ? で、こうリストカットだらけのところ、傷を、コンシーラーとか塗って出演していたんですけど、なんかそれを観て、なんか『主役はこの子にするぞ!』みたいに思ったらしくて(笑)そこかよ! みたいな(笑)」

■:(この当時は、まだフィルム撮りですか?)

神納花:「そうです。田中さんのやつはアフレコです」

■:(じゃあ、数少ないアフレコ経験者ですね)

神納花:「その経験をさせて頂いたのは、なんか、すごく自分にとって貴重だったなって思っていて。もう本当、丁度入れ替わりぐらいの時期ですね。2011年ぐらいって」

■:(俳優さんでも、今は、ほぼアフレコ経験の方は少ないですよね。)

神納花:「若手さんでは、そうですよね」

神納花:「まあフィルムの撮影のときから、もう緊張感がスゴイじゃないですか? やっぱねえ? ミステイク出したら、ねえ?(笑)」

■:(フィルムですからやり直しがきかない。予算の都合がありますし)

神納花:「そうそう。あの緊張感は、今は知れないものだと思うので、あれは楽しかったですよねぇ」

■:(フィルムですからやり直しがきかない。予算の都合がありますし)

神納花:「そうそう。あの緊張感は、今は知れないものだと思うので、あれは楽しかったですよねぇ……」


■質問③:『(アダルト作品とは違い)「低予算・短期間・安い」というピンク映画の出演料ですが、そのピンク映画に出演する意義とは?』


神納花:「あー、なんか、そこについては、私、なんかアダルト作品とは違ってとは思ってなくて。うん、私、アダルト作品、AVのお仕事をするときも、多分、好きな監督さんとか、好きなプロデューサーさんのお仕事だったら、ホント、二万とかでも全然受けちゃうタイプなので(笑)、はい。
ホントやってみたかったらお金は関係なく、その、体力の負担とかも関係なく『あー、やってみたーい!』とか思っちゃうタイプなので。
やっぱりその初めてピンクのお仕事を振って頂いたときも、まあ、田中さんがリストカットの傷をみて『菅野さんを撮りたいなとか思って!』とかって言ってくれたときも、なんか面白くて(笑)
『えー、面白い人だな!』とか思って『いや是非やってみたいんですけど』って言ったんですけど(笑)」


■質問④:『アダルト作品のでSMやレズ、フェティシズムなどのテーマ作品での演技経験が活きていると思うのですが、ご自身ではどう解釈をしていますか?』


神納花:「あー、でも、それは確かにあるな! と思ってますね。なんか、まあ演技に活きてるっていうのか分からないですけど、やっぱり、そういうことに触れあっていくなかで、まあ実際の、なんだろ? フェチズムに悩んでいる人とか、その、特殊性癖で、こう、人生いろんな方向に転がって人とかを、こう、現実で目の当たりにしてお話を聞いたりとかしてるので──はい。
なんか性癖が原因で離婚してしまったとか、ねえ? 世の中、本当に色んな人がいるんだなって。
そういうのを通して知ることが出来たので。
まあ、ある程度、ピンク映画とかも、突拍子がないキャラクターの人が出てきたりするじゃないですか?
『なんだコイツ?』みたいな(笑)
そういうのも『まあ、こういう人もいるよね』って肯定的に考えられて『じゃあ、この人どんな人生送って来たんだろうな?』って勝手に想像することが出来るようになったのは、なんか、そういう特殊なことに触れあってきたお陰だなと思ってますね。
それがなかったら、やっぱり『え? このキャラクター意味分かんないこと言ってる。何コイツ?』で終わっちゃうと思うんですよね」


■質問⑤:『ピンク映画で印象に残った作品は?』


神納花:「うん、やっぱりデビューの田中康文監督「女真剣師 色仕掛け乱れ指」(2011年10月7日公開)の一本目ですかね~」
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本編完全版は、販売誌にて掲載いたしましまので、
よろしくお願いします。

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固くお断り申し上げます。

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