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元・並木塔子さん、ピンク映画についてインタビュー

こちらのインタビューは、2021年5月22日の物です。

現在【並木塔子】さん名義では2022年に一旦、引退いたしましたので過去の記事内容になってます。
ご了承ください。


■質問①:『これまで(観客として)ピンク映画を観たことはありますか?』


並木:「ピンク映画館ではなく、新宿のレストラン(パンとサーカス)で女子だけのピンク映画鑑賞会というイベントに観客として参加して観ました。女性だけが集まってピンク映画を観て、ご飯を食べる・・というイベントです(現在イベントはやっていないようです)」

■:(イベントの主催はどなたですか?)

並木:「パンとサーカスの女性の店長さんです。店長さんとお話もしましたが、店長さんは、上野オークラ劇場の方と打ち合わせて、自分で作品を観て女子が好みそうなものをセレクトしていたようです。私がそこで観たピンク映画は、吉行由美監督作品でヴァンパイアのボーイズラブもの(真夜中きみはキバを剥く)、園子温監督の作品(性戯の達人、女体壺探り)、山内大輔監督作品、みづなれいさんが主演のもの(欲望に狂った愛獣たち)全部で3本観ました」


■質問➁:『ピンク映画に出演するきっかけ、経緯を教えてください』


並木:「AVデビュー当時からVシネなどを見るのが好きで、2年目でベテラン枠に差し掛かったところで、映画に出たい、と思い始めました。それで、一年くらい「ピンク映画に出てみたい」と事務所やSNSで言っていたんです。でもなかなかチャンスは来ませんでした。当時、時間が有り余っていたので、コールセンターでバイトをしていたのですが、バイトで忙しくなってきた中、事務所から電話がかかってきたんですよ!「明日衣装合わせ行けますか?並木さんの好きだと言ってた監督からオファーが来てます!」と!ビックリしました。その監督のVシネばかりを観ていて、Twitterでは相互フォローにもなっていました。

実は、キャスティングに難航して、ダメもとでファンだと言っていた私にオファーをしてみた、という後日談もあるのですが、その作品が、『恋の豚』(城定秀夫監督二〇一八)です。

■:(すぐ連絡来て、即OKということですか?)

並木:「私が、その日空いていなければ他の人に行ってたお仕事でした。、タイミングと運が良かったです」


■質問➂:『ピンク映画に出演が決まると、下着を十着新調するそうですが、本当ですか?』

並木:「必ずしも十着用意するわけではなくて、絡みの数によりますが、衣装に拘りの強い監督など、ひとつの場面で着る物をいくつかパターンをもってきてその中から選びたいと仰るので、そうしていました。工藤雅典監督は、とても拘る監督でした。」

■:(ああ、そういうことですね。工藤監督も三本出演していますね)

並木:「私が出演した工藤監督の作品は、橘満八さんが脚本を書いてらっしゃるんですけど、
台本の中にすでに衣装の指定が書いてあります。」

■:(衣装指定っていうのは?)

並木:「ワンピースでもチャックの位置が後ろ指定で、後ろにチャックがないと成り立たない場面だったり」

■:(そういうシーンありましたね!)
並木:「黒いストッキングと指定とか、鮮やかな色のブラジャー指定とか、衣装ありきの見せ場や、絡みだったり。」

■:(でも、ちょっと分かるような気がします)

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本編完全版は、販売誌にて掲載いたしましまので、
よろしくお願いします。

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