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エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

「今、自分は正しいことに力を注いでいるのか?」

と問われた時に、心から自信を持ってYESと言えない自分がいた。面白いチャンスはあり、どれもやってみたい。ただ、実際にやってみるとどれも中途半端になっている。そんな状況を打破するきっかけを掴むべく手に取った本。

1.目的

・自分の力を最大限発揮して成果を出すために必要なこととは。

・目の前の仕事をこなすことで精一杯になっている状況を抜け出すには。

・自分の人生に優先順位をどうつけていくか。

この3点を問いながら読む。

2.気づき

エッセンシャル思考とは、まさに「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方。「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」と絶えず問いつづけること。

少ないインプットで質の高いアウトプットが出せるのが理想。自分の使える時間は1日24時間。この時間をどう質高く使うか。自分の力をどこに使うのかが重要だと思った。毎朝、今自分は正しいことに力を注ごうとしているか。そして1日を終えた後にしっかり振り返りたい。

私たちはこれまでになく多くの選択肢を持つことになり、その数に圧倒されている。何が大事で何がそうでないかを見分けられなくなっている。心理学で「決断疲れ」と呼ばれる状態だ。選択の機会が増えすぎると、人は正しい決断ができなくなる。

まさにこれに陥っている。一度決断することから離れ、自分の時間を確保する。自分の感情、頭で考えていることを紙に書き出して可視化することで少しずつ整理されてきた。決断しない、選択しない勇気を持つことも必要だと思った。

3つの技術(見極める、捨てる、しくみ化する)は、ひとつの輪のようにつながり合っている。日頃からこのサイクルをまわしていけば、得られる成果はどんどん大きくなっていくだろう。

今実行していること、これから実行すること。いきなりやらず、まずは見極めるところから始める。その時に、今ここで取り組むべきことか考え(必要あれば周囲に聞き)、着手するか判断。このサイクルを高速で回せるように1日1日見直す。結局日々の積み重ね。

われわれを人間にするのは、選択する能力である。選択とは、行動なのだ。与えられるものではなく、つかみとるものだ。選択肢はかぎられているかもしれない。それでも、選択肢のなかから何を選ぶかは、いつだって自分次第だ。選択肢(物)を奪うことはできても、選ぶ能力(自由意志)を奪うことは不可能である。

「選択すること」「決断すること」から逃げない。選ぶ能力を高め続ける。選ぶという行為に自覚的いること。選ぶ力は自分だけのものであり、何者にも奪えないことを忘れない。自らが選んでいるのか問い続ける。(わからなくなったら止まる)。じっくりと考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかという厳密な基準を作る。

現代人の最優先課題は、 優先順位づけの能力をキープすること。ある経営者は、ツイッターでこう言った。「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである。」そのための方法として、90 点ルールを作ることがある。
突然舞い込んできたチャンスを正しく選別するためには、次の3つのプロセスを踏むといい。  ①そのチャンスについて、記述する  ②考慮するに値するチャンスの「最低限の基準」を3つ書き出す  ③考慮するに値するチャンスの「理想の基準」を3つ

自分なりの基準を考えた上で、それが90点以上のものなのか考える。実行したことで、目標に対して近づく一歩となっているか、考える。今なら3,000人集客達成に近づいているか。その3,000人がありのままで喜怒哀楽を感じる場を創出することに繋がっているか考える。

5つの問いは、個人のレベルにも応用できる。今取り組んでいるプロジェクト(仕事でも、家庭のことでもいい)について、次のように考えてみよう。  ①このプロジェクトにはどんなリスクがあるか?  ②最悪の場合、どんなことになりうるか?  ③周囲の人への影響はどのようなものがあるか?  ④そのリスクは自分(会社)にとってどの程度の経済的負担となるか?  ⑤リスクを減らすためにどのような投資をおこなうべき

今のPJを進める上で考える指針となりそう。

心理学の研究によると、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚である。大きな進歩を望むなら、日々何度も繰り返す小さな行動にこそ着目すべきです。小さな改善を地道に繰り返すことが、大きな変化につながる。

日々の行動を記録に残すこと。相手に何かを依頼して成果が上がってきたときに、小さな行動や進歩に目を向ける。進まなかったことではなく、進んだことに目を向ける、その評価をする。評価をするためには明確な目標設定にする。少しでも「より少なく、しかしより良く」を追求する。

※それをするためにある一定期間、がむしゃらに量を取りにいくことも大事だと思っているので、定期的に多量なインプット。または意味があるか分からないことに時間を使うことも重要。

自分が今抱えている目標や締切を思い浮かべて、「今すぐできる最小限の準備は何だろう?」と考えてみよう。あるプレゼンテーションの名手は、半年前からプレゼンテーションの準備を始めると言っていた。

こらから実施するMTGの準備をしてみる。常に何かをアウトプットする機会がある前提で、準備を進めておく。

・企画は日々ストックしておく。

・実際に実施した企画はnoteに残してコンテンツ化しておく。

・学んだことは抽象化して他の人にも転用できるようにしておく。

3.学び

・日々振り返り、「より少なく、しかしより良く」を目指すべく改善を重ねる。

・選ぶという行為に自覚的いること。

・①健康 ②仕事 ③人生の余白(読書、登山など)④交友関係     

これらを人生のタイミングで優先順位をつける。全部一気にやろうとせず、その時々でしっかり見極める。

・「前に進んでいる感覚」を大事にして生きる。





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