給料は何に対して支払われるべきか?
今回は応募ということで、ちょっと考えていることをまとまりも無く書いていこうと思います。
給料って、何に対して支払われてるんでしょうね?
ある時、僕はそう思いました。
例えば、一時間1200円で封筒を折る仕事があったとしましょう。
AさんとBさんの二人がこの仕事をします。
一時間後、Aさんは300枚折ったのに対して、Bさんは100枚しか折れませんでした。でも、給料は一時間1200円と決められているので、二人とももらえる給料は1200円になります。
そう考えると、給料は拘束時間に支払われるものであって、仕事のできには全く関係ないようになります。
結果、同じ時間の中でよりダラダラと仕事をした方が労力に対して支払われる対価は多くなるということになります。
では、完全に出来高で給料を決めるのか?となると、コレもまた難しい問題で、例えば、営業で一ヶ月に10件の契約を取れた人と1件も契約が取れなかった人を出来高で給料を決めるとなると、1件も契約が取れなかった人は一ヶ月の給料が0円ということになります。1ヶ月四週間と考えて週休二日、残業なしと考えると、そこに費やされた時間は160時間。その160時間に対する費用は一切支払われないということになる。
流石にそれはそれでひどい話であると思う。
また、仕事の内容によっても比較しなくてはならない。10kgの荷物を日がな一日運ぶ仕事と500gの荷物を同じレベルで運ぶ仕事があった場合、両者の給料が時間あたりの計算で同じだったらやはりそれは不公平だと思うでしょう。
肉体労働と頭脳労働と単純に比較するわけにもいかないですけど、そこでもやはり違いが出てくるでしょう。
時間、労働内容、結果、技能、資格、経験、様々な内容を検討して、給料というものは決められなくてはならないのではないでしょうか?
もちろん、それが簡単なことではないのはわかるのですが、それでもこれからはそこを考えなくてはいけないときが来ていると思うのです。
同じ仕事ならスタートは同じでもいいかもしれないけれど、それは必ずどこかで査定されて、差がついて然るべきだと思うのです。
それが無いというのは非常に不自然で、人を人ではなくただの労働力としてしか見做していないのではないのかと思うのです。
そう考えると「最低賃金」というものはあくまでも「時間」に対して支払われているものと考えるべきであって、仕事内容などについては更に追加されるのが然るべきではないかと思うのです。
そして、その後でもその働きに応じて上下するのが当然なのではないかと思うのです。
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