許容

前回に引き続き、今回も恋愛について考えてみたいと思います。前回は理想論に偏っていたかもしれませんが、今回は少し視点を変えて“許容”について話してみます。

恋愛関係において、相手をどこまで許容できるかはとても重要なポイントです。実際、短期的な関係で満足するなら別ですが、長期的なパートナーシップを築きたい、結婚して一緒に幸せな時間を送りたいと考える人も多いですよね。

なぜ“許容”が大切なのかというと、長く一緒にいれば必ず相手の短所や、自分の気に障る部分も見えてくるからです。どんなに素敵に見える人でも、完璧な人間なんていません。とはいえ、恋愛が始まるとつい相手の良い面だけを理想化してしまいがちです。そのため、ある程度現実的な“許容”の姿勢が必要になります。

実は、前回話した“等価交換”ともこの許容の考え方は関連しています。なぜなら、自分が相手に与えるものが多いほど、自然と“許容”の幅も広がるからです。だからこそ、相手に何か良いことをしてあげることは長期的な信頼関係を築く上でも大切です。

もちろん、許容できる範囲は人それぞれです。たとえば、浮気などは許容できない人がほとんどだと思います。それでも、他のちょっとした違いについては、許容していくことでお互いをより深く理解できる部分も増えていきます。

許容できるようになるためには、互いにいろいろなことをしてあげたりして、相手からも何かしてもらうということの積み重ねが大切です。こうしたお互いの小さな行動や気持ちのやり取りが、自然と許容の幅を広げ、長く続く良好な関係を作り上げていくのではないかと感じています。

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