マインドフル・セルフ・コンパッションを受講中ですが、バックドラフト体験中!
こんばんは〜 臨床心理士でマインドフルネス講師の小林亜希子です。
現在、アメリカのCenter for Mindful Self-Compassionのマインドフル・セルフ・コンパッションのオンラインの10週間プログラムを取っています。
マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)とは、「大変な状況にある友人に接するような態度で、自分に接すること」です。基本的に人は、人に対しての方が自分に対してよりも優しいということです。
セルフ・コンパッションには3つの要素があります。
マインドフルネス、共通の人間性、自分への優しさです。
セルフ・コンパッションを用いることで、自分自身を敵から味方にすることができるということですが・・
これを初めに聞いた時の私の感想は・・・「そんなのうまくいくのかしら?」でした(爆)どうしても、斜め目線が抜けないカウンセラーなのです。
依存症のためのマインドフルネス再発予防(MBRP)の講師養成トレーニングをワシントン州に習いに行ってきました。その時に、「慈悲の瞑想」体験がありました。「あなたが幸せでいますように。あなたが平安でいますように」そういったフレーズを優しそうな女性がガイドしてくれたのです。
最初はいい気分で聞いていたものの、最後の方になったら「愛なんて信じない!」「騙されない!」というような強烈な反発?が生まれたのです。他の方の感想を聞いても、「素晴らしい体験だった」ばかりだったので、落ち込んだのですが・・・
今から思えば、これもバックドラフトの一種だったのだと思います。
セルフ・コンパッションでいうバックドラフトとはこういうことです。
「バックドラフトとは、自分自身に優しさとコンパッションで接した時に出てくることのある痛みで、たいていは古い痛みのことです。バックドラフトの経験で困惑する人もいるのですが、変化には欠かせない大切な通過点です。成長痛のようなものです」(ネフ&ガーマー)
なるほど〜!早く知っておきたかったです。
絶賛バックドラフト中(汗)
オンラインのMSCを、受けて昨日で3週目です。昨日、改めてバックドラフトについて習い、今週は他のメンバーとの面接なんかも設定してもよいよ〜などサポートメールが先生から来ていたのですが。
昨晩は、悪夢を見ました。私は一応カウンセラーなので、自分の過去や辛い記憶は一通り把握しており、それについての感情も処理しています。要は、ほぼ乗り越えていると言っても過言ではありません。
昨日の夢はバックドラフト的な、「痛み」や「恥」に関する夢だったのです。起きた時には、「げっそり」「ああ。しんどい」「ああ、それが過去の出来事でよかった」と思いました。
バックドラフトが怖くてカウンセラーが務まるか!負けない!(爆)
バックドラフトから学ぶもの:智慧
マインドフルネスをはじめてから、こういう悪夢に「智慧」を見出すことができるようになりました。転んでも、ただでは起き上がりません。
自分に必要なのは、「陽のセルフ・コンパッション」なのだということがわかったのです。
なんでしょう、過去の夢に見たときの自分は、明らかに「無防備すぎる」ということに気づいたのです。「おいおい、もっと防御しようよ!」と突っ込みが入る感じです。
陽のセルフコンパッションである「積極的な防御や、自分の価値をはっきりと見出すこと、動機づけをしっかりと持つこと」などが必要なのだ!とはっきりと夢でわかったのです。
マインドフルネスを実践するようになってから、こういうちょっと不思議なことが増えたのですが、「確信」に満ちているのです。気づきって時に、しんどいですが、方向性としては、「幸せ」に向かっている気がします。
バックドラフトへの対処法
バックドラフトへの対応は、セルフコンパッション になります。普段よりもより多くのセルフコンパッッション自分への思いやりを向けます。
・普段よりもゆっくりお風呂につかる
・自分自身に、今バックドラフト中だから、無理しないようにね!と伝える
・よくやってるよ〜と労う
・各種瞑想を取り入れる
このアームバンドは、スーパービジョンをお願いしているUSCDマインドフルネスセンターのハースのりこさん(MSC講師)に頂きました。このバンドをつけていることで、「今、セルフコンパッションの練習をしている」ことのリマインダーになります。
さあ、10週が終わる頃には自分の内面がどう変化しているのか?今から楽しみです。
長くなりましたので、続きます。
今強化している実践は、優しい呼吸の瞑想、セルフコンパッション を用いた一休み、足裏を感じる、日常生活でのセルフコンパッション です。