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子連れ北岳登山テント泊チャレンジ(前編)入山・登山編

はじめに:我が家の夏休み



こんにちは、臨床心理士、公認心理師、マインドフルネス講師として、ビジネスパーソンと医療者や当事者にマインドフルネスを教えております小林亜希子と申します。盛りだくさんな8月の夏休み日記(登山編)を楽しく若干キレ気味で振り返ります。

我が家の夏休みは、例年スーパーハードです(爆)毎年、登山縦走(3泊)のプランが出されます。悪天候やコロナのため4年連続断念しておりますが、行けない時は晴れを求めてどこまでも彷徨い、去年は横浜より暑い猛暑の東北で絶景キャンプを・・・楽しみ、30度越えテント泊と長距離ドライブと天の川でノックダウンされたことが記憶に新しい。

夏休みは疲れを取るために休んだり遊んだりする時間ではなく、我が家の場合はエクストリームに挑戦し生まれ変わり、超多動を持ってして日頃の疲れを勢いで相殺する地獄の夏休みです(涙目)。仕事よりハード。

今年は、予定していた、常念岳縦走3泊プランが天候不良でだめになったので、夫曰く、「3時間ずつゆるく登ればいい楽勝の北岳テント泊プラン3泊」に変更になりました。ちなみに私の登山レベルは永遠に初級、脚力なしです。夫と娘は中級レベル。

楽勝なんてとんでもない。北岳のテント場は、日本でもかなり高い標高にあるテント場の一つで、そこに家族3人(娘は11歳で登山英才教育)で、テントを担いで登るというのははっきりいって、「かなり無謀」なレベルでした(汗) うっかり騙されました。

以前のテント泊は4年前の燕岳。

初日:広河原山荘。車とバスで登って、山小屋に泊まった

広河原山荘

ここまでは、マイカーと、バスで登りました。娘は登山よりも、こちらの車酔いでグロッキーになってしまってかわいそうでしたが、素敵で綺麗な近代的な山小屋にホッとします。しかも個室がとれたので贅沢な山小屋泊。テンションがあがります。

ロフト付き個室。想像してた昭和の山小屋ではなく令和の山小屋

優しい女性スタッフさんが作ってくれる、素敵なタンパク質たっぷり山小屋ご飯。

美味しい!感謝しかない

山では、タンパク質が貴重で、だいたいレトルトのご飯とか雑炊とかそういうあまり栄養のないものを食べて、頑張って登山しなくてはいけないので、初日にカーボロード(炭水化物をとにかく食べてシャリバテを防ぐ)、肉などを食べて肉体を栄養過多にしておくことが大事です。

夕方は散歩に出かけ、明日からの登山に備え、早めに就寝します。


ここ登るのか・・


結構揺れる吊り橋・・

二日目:白根御池小屋テント場まで登ります


結構な荷物を入れたリュック

10数キロのこの荷物を背負って、夫は、80Lのリュックにテントも担いで登ります。


沢登りっぽいー!

とにかく、早く上がろうー。


娘の荷物もなかなか


こんなのばっかり・・・木の根っこと岩場をひたすら登ります。待ってー!

まずまず、きつい登りをぜいはーしながら登ります。娘は絶好調!小さい頃、露天の温泉で「小猿」に間違えられたことのある野生児な娘は4歳から登山し、空手で鍛えた下半身で「ひょいひょい」難なく登っていきます。

足の遅い私がいるので、全然3時間ではつかずに5時間くらいかかって、しかも山小屋の手前で結構な予報外だった雨に降られ、レインウェアを出してきるなどのトラブルもあり、なんとか山小屋に到着します。

疲れると、雑になってキャンプギアを片っ端から破壊するので、アウトドア仲間からは「破壊王」と呼ばれていた夫が、登山客とすれ違うタイミングで私にあっちにいけ、前に行け止まれと、斜面で後ろからザックを引っ張たり押したりするのが、一番危険を感じて怖く・・「山より危険なのは身近な夫なのでは(汗)」の恐怖に打ちひしがれます。 そんなに押したら転倒するがな!!


白根御池小屋。みんな雨で混乱・・・


ランチに間に合わずカップラーメンが昼食。でも疲労した体にしょっぱいものはうまい。


山小屋で大人気なのはコーラ!コーラ!コーラ!

尋常でなく美味しいコーラで癒され、テントをサクッと張って、恐ろしい匂いのする和式仮設トイレ(山は基本ぼっとん)の久々の洗礼に、「心の準備がー」と娘と騒ぎ、かなりメンタルやられながらなんとかここで一泊する覚悟を決めます(涙)トイレがあるだけ感謝しないといけません。

テント場はこんな感じ

7時就寝(はや!)山はそんな感じです。早くから活動、夜は寝る。野生に戻っていきます(笑) 

3日目:本格上りから北岳のテント場にいく

明け方の池とテント


山小屋の贅沢な朝ごはんありがたや・・・

いざ、3日目(一番ハード?)の北岳のテント場までの登山デーです。朝からしっかりご飯を食べて、精力つけて登ります!


さあ、登ろう!!



雪渓に到着

目に涼しい雪渓に到着します。おおおーこれぞ登山。涸沢の雪渓にも似ている。蜂が黄色のザック目指してすごく集まってくるので怖かったです・・ この雪渓をすぎるとゆるやかな登りが続きます。気持ちのよい登り。

ここら辺からクライマーズハイ?なのか苔が以上に綺麗に可愛く見えて大笑い(笑)


高山植物も可愛らしくしかもまだ写真撮る余裕がある


余裕すぎて楽しすぎてドヤってる娘。登山中は3回も「坊や」に間違わられていた(汗)
登山って楽しいねーとここまでは楽しめたのですが・・・

さて、これからが「マインドフルガチ登山」です。何とかテン場に到着しましょう!

マインドフルガチ登山


さらに高度をあげていきます

このあたりから若干フローに入って私は集中しはじめ、小猿さんはもっと余裕でひょいひょい登っていきます。夫は、シャリバテ?(え、結構食べてたけど)重い荷物で、カロリーを消費したのか、ちょっとしんどそう。。。


ザックが大きすぎ



景色も本格的になっていき・・一歩一歩一呼吸一呼吸で山頂までいくんだとマインドフル呼吸

どんなに苦しくても一歩一歩、一呼吸一呼吸を積み重ねることで目的地に到着できるというのは、人生も同じかと・・・到達できないこともある人生より山の方が明確。自分の足腰をとにかく信じるしかありません。

稜線歩き・・すごい狭そうだけど、結構本人たちは大丈夫

じっくり景色をみると高度を感じて怖いのですが、もう疲労感が強いので、そんなことはどうでもいいから(怖いとかいってられない)ので、とっとと進もうとなります。


最後はこんな岩場が・・・


まじですか・・・

結構な傾斜でしたわ・・・これは、鎖場というほどではないらしく、登山のこわさを思い知るというか、これ以上の難易度は無理だわあああああああ。
という今までの中ではかなりきつかった登りを無事終えて、肩の小屋に到着しました!

やっとついたー
何とか到着!!北岳にきただけ・・とは・・・


うどんとコーラで一人2000円だけど、めちゃくちゃ美味しい。

燃焼カロリー1880でした。
  

テント張って・・一休み・・

標高3000メートルのテント場なので、高山病が気になるところ、すぐ寝たりすると呼吸が浅くなり高山病を悪化させるので寝ないようにしながらも、ゴロゴロうだうだして、頭痛などに投薬で対応しました。あと高山病の予防薬も飲みました。

というわけで、夕方からの絶景日没、ご来光編に続きます・・

行程(3泊4日)2024.7.29-8.1


↓(車、バス)
広河原山荘泊(1泊目)
↓登山
白根御池テント泊(2泊目)
↓登山
北岳テント場(肩の小屋) (今ここ 3泊目)
↓1日で広河原山荘まで下山
広河原山荘

帰路


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