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健康・病気・食事・運動

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健康や病の克服について食事、運動、メンタルの視点を記事にしています。
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#哲学

重曹クエン酸水の効果を信じている人

Twitterなどで「重曹クエン酸水を飲んで病気が治った」「癌が消える」「体調が良くなる」「コロナワクチンの後遺症に効く」と言ったものが目に付きます。 私や身近な人で重曹クエン酸水を飲んでる人や、試したことがある人がいないのでその効果はわかりません。 これらの話が本当かどうかを判断する材料を私は持っていません。 しかし重曹クエン酸水のように何か特定の物だけを飲んで、身体の問題や状態を解決するのは難しいと考えています。 なぜならその問題や状態を作っている原因は一つではな

腰痛はマインドフルネスで良くなる?

心のストレスで腰が痛くなる腰が痛くなる原因は様々です。 一般的に身体の歪みや老化、筋力不足(腹筋が弱い)が腰痛の原因と考えられています。 盲点となっているのが心です。腰の痛みと心は大きく関係しており、精神的なストレスによって、身体の痛みが増大することがわかっています。 アメリカやオーストラリアでは腰痛患者に認知行動療法や瞑想などの心理療法を実施する病院もあり、それなりの効果を上げています。 日本で腰痛の患者に、心へのアプローチを実施している病院はかなり少数です。 マ

瞑想について知っておくべき8つのこと(旧バージョン)

がんの諸症状について血圧について更年期の症状についてうつ病について過敏性腸症候群について禁煙についてADHDについて瞑想は安全

肺がんの痛みをマインドフルネスで軽減

厚生労働省のHPより抜粋2013年に発表された米国胸部専門医学会(American College of Chest Physicians)のガイドラインでは、MBSRや瞑想は肺がん患者のストレス、不安感、疼痛および抑うつ感を軽減し、また気分や自尊心を高める場合があることを示唆しています。

ガン患者の不安を和らげるマインドフルネス

厚生労働省のHPより抜粋瞑想などの心身療法は、がんの諸症状や治療の副作用に苦しむ人々の不安感、ストレス、疲労、一般的な気分障害や睡眠障害を和らげることで、生活の質を向上させることが示されています。 統合腫瘍学会(Society for Integrative Oncology)のエビデンスに基づく診療ガイドラインは、不安、気分障害、慢性疼痛の軽減、生活の質の向上における集学的治療アプローチの一環として、瞑想やその他の心身療法を推奨しています。 ガン患者の精神安定にマインド

過敏性腸症候群とマインドフルネス

厚生労働省のHPより抜粋米国消化器病学会(American College of Gastroenterology)の2014年報告書によれば、過敏性腸症候群(IBS)向けにマインドフルネス瞑想トレーニングに着目した数少ない研究において、明確な効果は見られませんでした。 しかしながら、研究の数が限られていたため、IBSが役に立たないとは断言できないとも記述されています。 2011年のNCCIHが助成した75例の女性を対象とした試験の結果から、8週間のマインドフルネス瞑想に

マインドフルネスで睡眠の悩みが解決

厚生労働省のHPより抜粋NCCIHが助成した小規模試験では、54名の慢性不眠の成人がそれぞれマインドフルネスストレス低減法(MBSR)、不眠に対象を特化したMBSR(不眠のためのマインドフルネス瞑想を基にした療法またはMBTI)、セルフモニタリング法を学習しました。 これら両方のマインドフル瞑想プログラムは睡眠に有効で、MBTIではMBSRに比べて不眠の重症度が有意に大幅な改善を示しました。 マインドフルネスに取り組めば、睡眠の問題はかなり早く解決します。これまでの指導経

瞑想があなたの脳を若返らせる?

厚生労働省のHPより抜粋2012年の研究では、瞑想を行った成人50名と瞑想を行わなかった成人50名で脳画像の比較が行われ、瞑想を長年行っている人は、脳の外層のしわが多いことが示唆されました。このプロセス(「皮質フォールディング」と呼ぶ)は脳の情報処理能力を増進させる可能性があります。 2013年の3件の試験のレビューでは、瞑想が正常な老化により脳におこる変化を遅らせたり、止めたり、逆に若返らせたりする場合があることを示唆しています。 2012年にNCCIHが助成した試験結

砂糖が体に悪いのは本当か?

一般的に砂糖は身体に悪いとされています。 ・砂糖は太る ・砂糖はイライラを招く ・砂糖は依存性がある ・砂糖は免疫力を下げる ・砂糖はガン細胞を成長させる など砂糖の害についてネットで検索すると、このような話がたくさんでてきます。 その原因としてよく聞くのが「砂糖は血糖値を急激に上昇させる」というもの。 ①砂糖の摂取によって血糖値が急上昇する。 ②その反動で血糖値は急降下する。 ③血糖値が急降下すると血糖値を上げようと砂糖が欲しくなる。 ④①~③のループに陥る この

低血糖にならない生活

この記事は昨日の続きです。 ↓ ↓ ↓ ↓ お腹が空くとイライラする理由 私たちの身体は低血糖状態に陥ると、ストレスホルモンを分泌させて血糖値を安定させます。 低血糖状態が酷くなると最悪の場合は死ぬことがあります。ストレスホルモンの分泌はそれを防ぐための防衛システムなのです。 しかしストレスホルモンの分泌量が増えるほど、分泌が長期に渡るほど、不安やイライラが生じて心が不安定になります。 お腹が空いたときはちょっとしたことでイライラしたり、感情が揺さぶられやすくなりませ

その不安やイライラは食事が原因?

食事が心の状態を左右する「食事の内容や質は心にも影響がありますか?」と質問を受けました。 「もちろん心にも影響がある」と返答。 私たちの心と身体は同じですから、身体に影響があるもの(食事)は心にも影響があるのは当然です。 食べるものによって心の状態が変わるのですが、多くの人はそこが盲点になっている印象です。 血糖値は低下させてはいけない特に影響があると言われているのが、血糖値が低下するような食事です。 血糖値の低下は非常に危険です。 最悪の場合は死ぬこともあります

慢性腰痛が改善!!

慢性の腰痛に対してマインドフルネス・ストレス軽減法と認知行動療法は、通常のケアと比較して痛みと機能的制限を改善するというエビデンスもあります。   マインドフルネス・ストレス軽減法慢性疼痛の非薬理学的治療に関する2018年のAHRQレビューでは、マインドフルネス・ストレス軽減法と他の治療法により、少なくとも1カ月間は機能や痛みが改善したことが明らかになりました。

食べる瞑想

「食べる瞑想」とはその名のとおり食べながら行う瞑想で、五感をフル稼働させて丁寧にしっかりと味わい「今この瞬間の気づき」を体現していきます。 あなたは「目の前の食事」を一口一口、味わって食べていますか? 食べながらスマホを触っていたり、テレビを見ていたり、別のことを考えていたり・・・ 恐らく意識の大部分を食べること以外に向けているはずです。これでは食べ物をただ放り込んでいるだけですし「今この瞬間」に居ないことでもあります。 五感をフルに使って食感や香り、味などをしっかり