【住宅業界】公式LINEアカウントの活用方法を大調査!コンテンツごとのポイントとは?
こんにちは、点心LABの研究員Gです。
私は元々建築系の業界にいまして、ひょんなことからSNS業界に参入してきた経歴をもつ、オジサンの入口が見えてきたくらいの年齢の者です。
今では、LINE Green BadgeというLINEのプロフェッショナルを名乗れる認定も頂いておりまして、LINEの奥深さに魅了された「LINE大好き人間」でもあります。
さて、今回は「1:N:O」の記事に引き続き、第二弾として「住宅業界のLINE運用」についての調査をまとめたnoteを書かせていただきました。
住宅業界以外でLINE公式アカウントを運用している方も、まだ運用を始めていない方も、参考になる内容もあると思いますので、
是非最後まで読んでみてくださいね。
■住宅とLINE公式アカウントについて
「住宅」と一言で言っても賃貸・分譲・戸建・マンションなど、色んな商品があります。そのどれを扱っているにしても、LINE公式アカウントの運用をオススメしたいと思っています。
なぜならLINE公式アカウントは、住宅を売った後・貸した後もお客様とお付き合いをしていく際に便利なツールだからです。
営業担当者とメールや電話で繋がることはありますが、これだけでは「恒常的に関係を続けていく」のが難しいところがあります。メールをしつこく送っても読まれないですし、電話も頻繁にはしづらいですよね。
戸建建設(新築)の流れで言うと、【アフターメンテナンスの日次調整以外】で、関係を維持している企業はあまり多くないのではないでしょうか。
戸建の場合、アフターメンテナンスを10年程度まで行っているビルダーが多い(中には数十年行っている企業もあります)のですが、実際に大きなリフォームや改修が必要になるのは、10年程度経過した後になることが多い傾向にあります。
それまでの間に関係性が切れてしまって「他の施工業者に依頼される」ことは、非常にもったいない話ですよね。
そこで、LINE公式アカウントです。
引き渡した後も施主様と繋がりを持ち続けるためのツールとして、
LINE公式アカウントの運用は非常に便利です。
ちなみに新築戸建だけでなく賃貸でも、住んだ後の困りごとを聞いてあげるツールとして利用できます。
例えば、備え付け家具がある場合は、取扱方法をキーワード応答で表示できると便利そうですよね。LINEのリッチメニューからお問い合わせボタンを押すと担当者に繋がる機能があれば安心感を与えられるかもしれません。
などなど、できることは沢山ございますが、顧客満足度を高める為にうってつけということです。
そういう訳で、企業規模の大小に関わらずLINE公式アカウントを利用している企業が多くなっています。
■LINEの公式アカウントについて
本題に入る前に、先ほど紹介した「LINE公式アカウント」についてもう少し紹介させてください。
LINEは、月間アクティブユーザー数が8400万(2020年3月末時点)にも上っており、とても身近に感じている方が多いツールです。
ほとんどがトーク機能を中心とした、
個人的に使用する「LINEアカウント」を利用しています。
その中でも、「LINE公式アカウント」とは、
個人・法人向けのLINEアカウントを開設できるサービスです。
国内8,400万ユーザー(※1)を基盤とする圧倒的なリーチ力で、効果的な情報発信やユーザーとの双方向コミュニケーションを実現。現在までに300万件以上(※2)のアカウントが開設されています。
※1 2020年3月末時点
※2 2019年1月時点
引用:https://www.linebiz.com/jp/entry/
上記は少し古い記事ですね。
LINE公式アカウントの数は、
2020年1月には、1,146万件(LINE社 IR資料参考)にもなっているんですね。
LINEを普段使われる方は、家族や友人との会話だけでなく、
「企業アカウント」と友だちになってクーポンをGETしたり、
お気に入りのブランドの情報を収集に利用することも多いのではないでしょうか。
それでは、本題!
■住宅業界のLINE公式アカウントを大調査
住宅系企業50社を対象に、タイムライン・リッチメニュー・キャンペーン(タイムラインに残っているもののみ)を調査しました。
■調査の前提条件
・ハウスビルダー53件(一部賃貸のアカウント含む 例、住友林業、大東建託、長谷工グループ、クレバリーホーム等)
・友だちの数が30人以上のアカウントである
・2016年1月1日以降に投稿されたタイムラインを調査
・同じキャンペーン内容の投稿は含まない
これらの調査を行った結果見えてきた【住宅業界のコンテンツ作りのポイント】についてご紹介していきます。
①リッチメニューの重要ポイント
リッチメニューはLINEトークルームの入り口とも言える非常に重要なコンテンツです。LINE公式アカウントでは「どんな情報が知れるのか・なにが出来るのか」が一見してわかる内容であると効果的です。
住宅業界では、友だち数が999人以下の小規模アカウントは、そもそもリッチメニューを設定していないアカウントが多く、情報発信量が足りていないと考えられます。
また、友だちの多いアカウントでは、「施工事例・リフォーム事例・内装事例」などの事例へのリンクが貼られている傾向にあり、友だち登録をしている方にとってニーズの高いコンテンツであることがわかります。
SNSへのリンクを設定していたりする企業もありましたが、ユーザーがLINEを通してどんな情報を得たいかを意識すると、「相談窓口」や「お問い合わせ」などの実用的なコンテンツを配置すると友だちの増加やブロック率の低下に繋がると考えられます。
②タイムラインの重要ポイント
タイムラインは、メッセージのように通知されるコンテンツではないので、必要性を感じられないという担当者も多いのではないでしょうか。
住宅業界のアカウントでは、1度も投稿されていないアカウントも多くありました。ただ、「友だち3,000人以上のアカウント」と「友だち1,000人以下のアカウント」は、「数日に1回」以上、タイムラインを投稿していました。
ユーザーが求める情報を上手く発信し続けている企業アカウントに関しては、頻繁にタイムラインをチェックしているユーザーも多く、頻繁にメッセージを送っていないとしても、アクティブであることを伝える為にも有効です。
調査した結果、少し不思議だったのが、友だち数が999人以下のアカウントでも多くタイムラインを頻繁に投稿しているアカウントが多くあり、「友だち数が999~3000人のアカウント」はほとんどタイムライン投稿していないという結果でした。
タイムラインは、ユーザーのニーズに合っていない物であれば頻繁に更新してもあまり友だち増加に繋がらないということかもしれません。。
③キャンペーンの重要ポイント
キャンペーンについて、詳しい内容については【キャンペーン編】を参考に見て頂ければと思います。
キャンペーン全体の傾向としては、【「友だちが1000人以上のアカウント」は70%以上がプレゼントCPを実施している】ということがわかりました。キャンペーンは友だち獲得に直接つながるものも多いので、友だち数とキャンペーンには相関関係があるように思います。
ちなみにキャンペーンの多い時期は、1月と5月。キャンペーンの投稿時間で一番多いのは、21時という結果でした。
住宅業界は家を見て頂いたり、お問い合わせが来て相談をすることが購買に繋がる入口になりますので、キャンペーンを掛け合わせて、「ユーザーに行動を起こさせること」が重要です。
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いかがでしたでしょうか。
住宅業界特有の色んな傾向が見えてきましたね。
もし、LINE公式アカウントのコンテンツを作る機会がございましたら、何度でも見て参考にしてみてくださいね!
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★キャンペーンのピックアップ(おまけ)★
今回調査対象となったLINEアカウントの中で、面白いキャンペーンをピックアップ!
▼展示場に来場してお気に入りの場所を写真に撮って投稿(Instagram)
ヤマダホームズが行っているキャンペーンです。
LINEのタイムラインで、Instagramのフォトコンテストを募集しています。
LINEでは、他のSNS媒体やWEBサイトなどへ横断して使われることも多く、
私たちの中では、「1:N:O(Other)」というような表現をしていたりします。
こちらのキャンペーンでは、その図式がわかりやすく、
LINE(企業)→ユーザー(N)→Instagram(O)の形で使われていますよね。
LINE公式アカウントを運用する際は、是非、
LINEだけで完結するのではなく、上記のように「他の媒体」や「リアル」との連動を意識した広い視点で施策を打っていきましょう!
▼友だちになってすぐにQUOカードプレゼント!
リクシルリーントール金沢が行っているキャンペーンです!
LINEで友だち登録した際に、ウェルカムメッセージでクーポンが表示されるおトク感満載のキャンペーンです。
ただ、WEB上でそのままQUOカードが送られてくるという訳ではなく、
来店した際に、LINEの画面を見せるとQUOカードが貰えるという内容。
よく考えられていますね。
さすがに、家の相談をする場にQUOカードを貰いに来るだけの人は少ないでしょう。
LINEで友だちになっている人は、既に家の購入を検討されている方なので、
店舗にいく為の「あと一歩」を背中押してくれる素敵なキャンペーンになっていますね。
上記のような、LINEからリアルに繋げるような施策に関してもLINEとの相性が良いので、是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。
~あとがき~
この記事を書くにあたって、LINEの友だちが単純に50人増えました。
通知が凄いです。金曜日とかなるとバッチが100超えます。。。
プライベートのメッセージが埋もれて付き合い悪くなったなといわます。。。
キャンペーンなどは、タイムラインに設定されている画像を見ながらタイピングしたので、腕と目が大変でした。
でも、楽しかったです。
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