【JIKU】吉野・天川・曽爾エリア / 齋藤精一

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1975年神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。03年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのを機に帰国。フリーランスとして活動後、06年株式会社ライゾマティクスを設立。16年社内に設立された3部門の中のひとつ、「アーキテクチャー部門」を率いる。2020年ドバイ万博日本館クリエイティブアドバイザー。2025年大阪・関西万博People’s Living Labクリエイター。

本芸術祭の総合プロデューサーを務める齋藤精一は、本芸術祭参加アーティストの一人として《JIKU #006 YOSHINO》《JIKU #007 SONI》《JIKU #008 TENKAWA》を発表する。
齋藤は地域固有の軸となる歴史や事象、伝説などを光線によって可視化させる『JIKU』シリーズを全国で発表してきた。各地で商業地化や住宅開発が進む中、場所の効率的な利用や埋め立て工事などによってその地に伝わる伝承などが失われつつあるところも少なくない。今回発表する《JIKU #006 YOSHINO》は金峯山寺より大峰山を、《JIKU #007 SONI》は伊勢神宮を背に鎧岳を、そして《JIKU #008 TENKAWA》では熊野本宮大社を投射し、3つのJIKUを通して奥大和から紀伊半島全体を感じることを構想した。齋藤は時代の変化と共に見えにくくなった場所の固有性や物語を照らし、個人の記憶を表出させると同時にその場所の独自性を力強く肯定するのである。

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NIKE ‘house of mamba' LED basketball court in Shanghai / develop with AKQA / 2014 ©︎ NIKE

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©︎日田市水害復興芸術文化事業実行委員会
撮影:田中紀彦、樋渡新一、藤田浩貴

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Power of Scale

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