見出し画像

他人を変えるのは不可能

一緒に仕事をしているメンバーで、「主語を省いて喋る」同期がいました。ある程度、言っていることは理解できるのですが、聞いたコチラが「何のことだろう」と考えなくてはならないのは、迷惑というか時間を取られてしまいます。

おそらく同じ仕事をしているんだから、「それぐらいわかるだろう」という感覚なのでしょうか。でも同期の場合はクライアントとの打ち合わせでも、同じように話し始めるので、結局、別の誰かがフォローのための説明をするため、話が見えてこなかったり時間がかかりすぎている状況でした。

本人がそれに気がついて、一旦戻って主題を伝えれば良いのですが…。

強く注意したらキレられた。

キレる同期

ある時、仕事のことで相談されたので話を聞いていると、いつものように主題がなく、話がいきなり違う内容になるという感じで話し始めました。自分も急ぎの仕事があったので、同期に「主語がないんだよ。なんの話かさっぱりわからない、いつもそんなだからクライアントも何回も聞き返して来るだよ」など、今まで溜まっていた不満を勢いに任せて言ってしまったんです。

そして最後に「もう主語のない話は聞かないから」と、強めに言い放ってしまったのです。

すると上司から自分が呼び出しをくらい、◯◯からだっくんに怒鳴られたというクレームが入りました。そして◯◯は、この癖を直したいということで悩んでいて、助けてほしいと訴えてきたというのです。

それだったら、そうと相談してくれればいいと思っていましたが、気づけなかった自分も悪かったとも思い、本人に謝罪と癖を治す方法をいっしょに考えてようと提案したのです。

そして鴨頭さんの教えを伝えたのですが…

鴨頭さんの動画を紹介したところ…

そこで鴨頭さんがYouTubeにアップロードしている、ものすごい数の動画の中から、一番近い内容の「主語がない会話を改善する方法」という動画を紹介したのです。

鴨頭嘉人
引用:鴨頭嘉人チャンネル

その数日後、再度、上司から呼び出しをくらったのです。

私は「なぜ?」と思いながら、上司のもとへ行くとだっくんが洗脳しようとしているというのです。自分も意味がわからず聞き返すと、鴨頭さんの動画を紹介したことを洗脳と捉え、上司に報告していたのです。

主語がないだけでも面倒なやつなのに、虚言癖か妄想癖があるとなれば「触らぬ神に祟りなし」という思いから、同期とは距離を置くことにしました。

なお、上司には経緯をしっかり伝えたところ、距離を置くのは仕方がないと、◯◯を別のプロジェクトへ転籍させ離れることができたのです。

「これ」より「こんな方法もある」という選択肢を

これも鴨頭さんや他のインフルエンサーもいっていることですが、「他人を変えるのは無理」ということを思い知らされました。

確かに他人の考えを変えることは、説得というよりは無理やり「こう考えろ」的な要因が強く、人から指図されるのが嫌いな人間は余計に「何様のつもりだ」と思ってしまうのでしょう。

これを「洗脳(疑い)事件」と名付け、私の中でも「こうしたらいい」という断定的なアドバイスではなく、「複数の選択肢」を与えるようにしました。

これも言うまでもなく鴨頭さんの教えですね(笑)

こうして何か相談された場合でも、「こうしたらいいよ」とか「これを見たり、読んだりしたらいいよ」ではなく、「こういう動画や本もあるけど、どれがいい?」という風に変えたのです。

そして本人に選ばせるように、意識してアドバイスや相談に乗るようにしています。今回、私もまだまだ未熟というか、鴨頭さんの教えをきちんと学べていないことを知りました。

2022年も、頑張って学ばさせていただきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?