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私のロミオとの3日間~ミノの初ソロコン2DAYSと握手会~

2月8日(土)と2月9日(日)の2日間、幕張メッセイベントホールで開催されたSHINeeのミノの初ソロコン<MEAN : of my first>に行きました。

そして2月10日(月)にアルバムの特典会の1つである握手会に当選したので参加しました。
この3日間について簡単にレポ(と呼べるかどうかわからないけれど書き綴ったもの)を書きます。


〈2月8日(土)〉
全国的に寒波が来て、雪の影響で新幹線に遅れが出た。
新大阪から新幹線に乗り、途中の岐阜や名古屋の辺りで止まったりのろのろ運転になったりして2時間以上の遅れになり、到着してグッズの会場受取とホテルのチェックインを済ませ、バタバタしたものの何とか無事に会場入りできた。

推しの初ソロコン、2日間アップグレードの席にしてみたが初日は花道が正面のブロックであるものの、私はそのブロックの最後尾。通路を挟んだ後ろの席はアプグレではなく一般席。

アップグレードとは一体……と疑問が頭に浮かびながらも、まあこれも運だし、無事に到着してこの場にいれるだけ幸せだと思い直す。


Would You Mindからのスタート。
ミノが登場した瞬間、私は歓喜した。

10月に日本公演の開催が発表された時から、ずっとこの瞬間を待ち焦がれていた。ずっと会いたくてたまらなかった人が同じ会場の空間にいる。画面の向こうでなく、離れていても生身の人間が視界にいる。
何度ライブに行っても、推しが登場した瞬間のこの高揚感は日常生活では絶対に得られないし、何物にも代えがたい。いつも震えそうなほど嬉しくて胸がいっぱいになる。

オープニングのWould You MindからのAffectionからのCame And Left Meという流れも最高だし、切ない曲も力強い曲もミノの声でミノにしか出せない世界観。

FIREWORKSやCALL BACKのような曲でノリノリになったかと思えば、I’m Homeを歌ってる時に兵役前のペンミや兵役中のことを思い出して胸が苦しくなり、一瞬泣きそうになった。
あれから無事に帰ってきてソロコンまでしてくれるなんて、感謝しかない。

そしてこの日特に印象深かったのはなんと言ってもアンコール中のとある曲だった。

喜びの衝撃で、曲紹介の時のMCのコメントがうろ覚えだけど、次の曲は日本のために準備したとか皆さん好きだと思いますみたいなことを言っていた気がする。

「Romeo and Juliet」
この曲名を言われた瞬間に会場が喜びでざわついた気がするし、私も思わず「ついに……ついに!」と口に出してしまった。
2022年のソロペンミで歌って以来、ずっと披露されなかった日本語ソロ曲が聴ける。

同じ日本語曲のFalling Freeも大好きだけど、Romeo and Julietを久しぶりに歌ってくれるなんて本当に嬉しすぎる。
こういう幸せをネタバレ無しで体験できるのが初日のいいところでもあるよね。

「同じ空の下 愛し合える幸せ 共に感じよう」「どんな時だって君が必要 その手を離さないと決めたんだ」という歌詞がより胸に刺さった。
私は一生ミノペンだと改めて誓った。


〈2月9日(日)〉
初日は1人だったけれど、2日目は友達に同行させてもらった。

アプグレ席で前から3列目、10席くらい隣が花道という状況。
近い、めちゃくちゃ近いし見やすい。
こんな素晴らしい席を当ててくれた友達に感謝しかない。

もちろんオープニングから前日より近くてさらにドキドキしたし、なんと言ってもWaterfallの最後でステージの上に横たわる演出がより神秘的に美しく見えた。
少し高く上がったステージから伸びる右足とミノの美しい声が印象的で、まさに歌詞の通り「꿈이 아니라고 해줘(夢じゃないと言って)」と思うほどうっとりしながらその世界観に浸った。

Prove Itの時にシャヲルが歌ってる様子を優しい眼差しで見つめたり、Something About Uで上の服を脱いで半裸になった時のことを後からMCで「皆さんの目がキラキラ~」とからかってきたり。
ミノの全ての瞬間が愛おしく、一挙手一投足から目が離せない。

アンコールでRomeo and Julietの曲紹介をする時、Juiletの時に手で会場の観客を示してくれた。
単純なオタクなので、ミノのジュリエットにしてもらえたと心の中で浮かれた。あの場にいたシャヲルなら共感してくれると思う。

最後のChoiceでチェミノサランへとみんなで叫び、나도 사랑해(僕も大好き)と笑顔で返してくれるこの幸せ。
ミノがステージから完全に去ってしまった後は寂しく、でも2日間でもらった幸せで胸がいっぱいだった。


〈2月10日(月)〉
握手会の日。
予定は夜からだけど、緊張でほとんど眠れずに朝を迎えた。

年末からだんだん手荒れがひどくなり、数週間前から皮膚科の塗り薬を2種類塗っていたが、何とか当日は無事に手荒れも治っていた。
これなら香料が入っているハンドクリームを使っても大丈夫だと東京の百貨店でJILLSTUARTのハンドクリームを買い、イベントの数時間前に化粧と髪型を仕上げた。

普段は約3000円の色つき日焼け止めでベースメイクを済ませがちなずぼらな女が、この3日間はDiorの1万円超えのBBクリームをブラシで丁寧に塗り、ストレートアイロンで前髪や髪全体をしっかり整えた。
当然、この日が1番気合いが入っていた。

たった数秒でも推しに至近距離で見られてしまうなんて、少しでもましに、0.01ミリでも普段より良く見えるようにしたい。
私は失神することなく無事に帰れるのだろうかと、そんなことばかり考えていた。


握手会の開始より早めに受付時間が設定されていて、その時間に間に合うように会場に向かった。
受付場所がすぐに見つからずに少し迷子になりかけたけど、何とか見つかり無事に時間内に受付を済ませてリストバンドをつけていただき、その場で待機。

握手会参加者のリストバンド


待機中、近くにいたシャヲルさんに話しかけていただいて少し話したことで若干緊張もほぐれた。
時間が来て受付場所の奥にあるスペースに入るようにスタッフの方から案内があり、立ったままそのスペースで待機。
しばらくすると移動するように案内され、椅子のある部屋に移動してリストバンドのアルファベットと数字に従ってそれぞれ着席していく。

ずっとそわそわして、着席して待機している時も水を飲んだり深呼吸しようとしたり、楽しむためのイベントなのにまるで大学入試や仕事の面接かというくらいガチガチに緊張していた。
ここでも隣にいたシャヲルさんが話しかけてくれた。


中央前列の方からキャーという声が上がって壇上から向かって右、つまり上手から手だけが伸び、その手を振ってくる。
紛れもなくミノの手だ。

そしてミノが登場。
本物だ。昨日と一昨日ソロコンで観た人がここにいる。
今日は前髪を全部下ろしている。ふわふわして子犬みたいなかわいさがある。顔が小さい。かっこいい。
目の前にいるのにCGみたいで、夢みたいだと思った。

順番に並ばされ、握手会が始まる。
剥がしの人以外も大勢のスタッフさんに囲まれている。
念のためにハングルで書いた名札を付けてきたけど、前の人の様子を見ると時間の問題で確実に呼んでもらえるか怪しい。
それに私の名前は平凡だけど、最初の文字と次の文字の組み合わせの問題で、外国人には若干発音しにくいんじゃないかと前から思っていた。
口頭で言ってもミノが似た名前と聞き間違えてしまうかもしれないと思った。


もうこの際名前はいい。
無言になったり聞き間違いが起こるのは避けたいと思っていたから、大好きですとだけ伝えることにした。
自分の番が来るまでに「大好きです、大好きです」とあほみたいに頭の中で繰り返した。
そうでないとフリーズして声が出なくなると思った。


自分よりも3~4人くらい前になってくると緊張はピークに達した。
泣いても笑っても一度きりで一瞬、あの目に見つめられるともう何も言えなくなりそうだけど、無言は後悔してしまう。
でも欲張っていっぱい喋ろうとして噛んだり、途中で剥がされて中途半端に終わっても絶対後悔する。
とにかく後悔するリスクを減らしたい。


ついに待ち望んだその瞬間がやってきた。
床には赤い線が引かれ、ここからはみ出さないでくださいとスタッフの方に強く言われ、線をはみ出さないように立った。


握手して触れても夢みたいで実感がないというか、男性の手だなとかがっしりしてるとかそんな気もするが、それより何よりもミノの目に吸い込まれそうになった。

でもそれも予想していたし、とにかく握手した瞬間どうにか声を振り絞って「大好きです」と言った。
ここで後悔があるとすれば、笑顔を作れなかったことである。
たぶん泣きそうな顔で必死だったと思うし、頭が真っ白だった。

ミノはこれまでの経験でそんなファンも見慣れているかもしれないけれど、たぶん泣きそうな顔や魂が抜けたような顔を推しに見せていたかと思うと申し訳ない。
ありがと~と優しい声で優しい表情で言ってくれたことは覚えている。

剥がされた直後も、ミノは一人一人に顔の横で両手を振ってバイバイをしてくれる。
放心状態になりかけているところにミノがバイバイをしてくれたので、ハッとして必死で震えそうな手を振り返した。
向こうはテーマパークのキャストのように相手の目をしっかり見て明るく手を振ってくれているのに、私はまるで遠距離恋愛の彼氏が新幹線の駅のホームからお見送りで手を振ってくれるのを寂しげに振り返す人みたいになってしまった。
いやいや、お前はただのファンやねん。貴重な瞬間なのに緊張してフリーズしかけている場合じゃないし、もっとしっかりしてくれ自分。


あっという間に夢のような体験が終わってしまった。
体感時間としては3秒くらいだったと思う。でも人生で最も素晴らしい3秒間だった。

全員の握手が終わってから、スマホでフォトタイムがあった。
会場では撮影禁止でスマホはカバンにしまっておくようにと何度も言われたのであまり期待していなかったが、自分のスマホでミノを撮影することができた。

ここで残念だったのは、私のスマホがiPhone 15ということだ。
後からTwitter(𝕏)に投稿しているヒトの写真を見ても、iPhone 16 proとかproの人はめちゃくちゃきれいに撮れている。
前から2列目だったけれど真ん中ではないのでどうしても距離が遠くなりがちだし、なかなか上手く撮れなかった。

それでも撮影できる時間を作ってくれたことがありがたいし、1秒でも長くミノを見ていられるならもう何でも良かった。

撮影タイムが終わり、ミノが立ち去ってしまうと放心状態になった。
撮影タイムの前か後か記憶が定かでは無いけれど、会場にいる全員に向けて「僕もみんな大好き」とか、みんなの応援のおかげでがんばれるという趣旨のことを言ってくれた。
これからつらい時は、この握手会の日のことを思い出して心の支えにしようと思った。

ミノが私の希望で、ミノがソロ活動でやりたいことは全部やって欲しいと思うし、もちろんSHINeeとしてのグループ活動も信じてずっと待ち続けられる。

ミノは、人生で最も素晴らしい3秒を私にくれた。
握手会の前後にあった、フォトカードお渡し会・サイン会・2shot撮影のイベントと比較して、家族に「握手会だけ何も形に残るものがないね」と言われた。
確かに物質としては何も残らないかもしれないけれど、目には見えなくても心に残る幸せを確かにもらった。
有形無形に関わらず、この日多くの人がミノにプライスレスなものをもらったと思う。

SHINeeを好きになって、ミノペンになって本当に良かった。


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