「最高到達点測定器具」の自作
※2021年6月24日更新
最初に一言だけ.
「これ,バレーボーラーなら作るべきです!」
「これ,バレーボーラーなら使うべきです!」
っと思います.もちろん,個人の評価ですが(-_-;)
こいつをセッティングしただけでテンション上がってくるので,気持ちよ~くジャンプできるようですね(笑)
以下本文です.
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※ここで紹介する器具は,380㎝ まで対応します.まあ,世界記録が 384㎝ くらいのようなので十分だと思われます.低い側はいくらでも低く設定できます.
助走からのフルジャンプの最高到達点を測定するのは意外と難しいものです.手に粉付けて壁にタッチでは助走方向に無理があります.それを解決する方法として「ヤードスティック」というものが販売されているようです.
下記は説明動画です.
下記はNBAの体力測定の様子です
ヤードスティックですが,調べてみると結構な価格設定になっています.自作するにも材料代と労力を考えるとためらわれます...っと思っていた時に G-Fun というアルミパーツを組み合わせて家具を自作できちゃう商品を発見しました.ホームセンタ(ホーマック)で発見したのですが,オンラインストアもありますので,全国どこでも手に入れることが出来ます.
取扱店は次から探すことが出来ますが,全パーツを取り揃えている取扱店はない気もするので,どうしても欲しいパーツは通販の方が早いかもしれません.
以降は G-Fun を用いた「自作ヤードスティック」の紹介となります.
自作ヤードスティック(棒が一本バージョン)
下記の動画のようにアルミの棒がクルクル回るバージョンです.
かなりお手軽にできます(笑)
高さ方向には【GFunフレームS 1900mm】を2本を利用します.
この2本を【GFunストレートコネクタS】で連結して 3800mm の高さまで対応できます.
測定しやすいようにペイントマーカーで 10cm ごとにマークを付けます.
クルクル回る部分は,【GFunフレームS 300mm】,【GFunヒンジコネクタS】,【GFun S-N コネクタ】で作ります.
上下方向を調整するために【GFunヒンジコネクタストッパS】を使います.
組付けるとこんな感じになる.
最後に棒を安定して立てるために次のような台を作成します.
必要なパーツは下記になります.
あと,適当な木板(290x140x15),適当な木ネジ.体育館のフロアを傷つけないように板の底には,一応,保護用フェルトを張り付けてます.
大雑把な材料リストは下記のようになります.
合計は 5,136円 くらいですね.本家のヤードスティックに比べてとても安価に仕上がりました(笑)実用上は十二分ですね.
工具は,2mm, 3mm, 4mm の六角レンチ,あと木ネジをねじ込むのに電動ドライバがあると便利かも? 木ネジ以外は,六角レンチで組み付けるだけで完成します.
自作ヤードスティック(棒が複数本バージョン)
気合を入れて,本家のヤードスティックを越えるくらいのものを目指してみました(笑) 下記のようなものです.お金も労力も,それなりに費やしますので,自作を楽しめない人は【棒が1本バージョン】をお勧めします(笑)
ある程度以上の精度で穴が開いた棒が大量に必要であり,そこを思案していたのですが,タミヤのこれを発見しました(笑)
学生実験で常日頃から利用していたので,発見というよりも,「気が付いた」という方が正しいですね(笑) 3㎜ の穴が開いているので,直径 3㎜ ,長さ 1000mm のステンレス棒を購入し,そこに大量に突き刺していきます.スペーサーは,トタン屋根に使われるスポンジをホームセンターにて購入.下記のようなものです.
順次突き刺していくと,下記のように仕上がります.ユニバーサルアームを90本突き刺しています.
3㎜ の棒を上下で支えるために,【アルミフレームS100mm】に 3.5mm の穴あけ加工が必要となります.【アルミフレームS100mm】を取り付けるには【GFunマルチコネクタインナーS】が必要になりますね.
上端は,ステンレス棒が抜け落ちないようにワイヤークリップ(サーキュラークリップ)で止めてあります.下記のようなものです.
https://www.monotaro.com/p/0659/7586/
直径 1.5mm のワイヤを締め上げて止めるものですが,ちょうど,穴径が 3mm となってます.
3800mmの長いポールの頭にこんなもの一式を取り付けると,立てた時に,と~っても不安定です(-_-;) そこで,下記のようなフックを取り付けて,バスケットゴールに引っかけるようにしました.こんな感じ.
フックに使ったのは【GFunポイントコネクタS】です.
バスケットゴールを傷つけないようにスポンジを巻いてます.上部をフックで引っかけて支持してあげることで,とっても安定しました(笑)
おまけですが,指高の計測装置も作っときました.こんなの.
大雑把な材料リストは下記のようになります.
合計で16,129 円くらいですね.コストの大半をユニバーサルアームが占めてますね(-_-;) 1本バージョンの3倍くらいになってしまいましたが,それでも,本家のヤードスティックと比べれば破格です(笑) ただ,こっちは開発&製作にそれなり以上の労力を費やしているのですが,私の人件費は含まれておりません(-_-;)
使い勝手は...,本家のヤードスティックよりもイイ感じなのでは⁉
本家のヤードスティックを触ったこともないのですが,ほとんど不満がありません(笑)
まとめ
【棒が一本バージョン】だとすぐにできるので,まずは,そちらからお試しください.これがあると測定が楽しくなってきます.【棒が複数バージョン】は,作るのに苦労しますが,測定が,さらに楽しくなるのは間違いないです(笑)
お試しあれ.